至極の晩酌時間を…酒の肴、代表「塩辛道」を極めろ!
仕事を頑張った自分へのご褒美の1杯。
あの一杯を目標に仕事の活力にしている人もいることだろう。
そんな酒のお供に何を選ぶか?
一杯を楽しむには、重要な問題だ。
居酒屋のつきだしの小鉢でも定番メニューとしても人気の一品「塩辛」。
しかし、塩辛を自分で作る人は、あまりいないのではないだろうか。
料理が好きでもない限り、難しそうに思える。
実は、塩辛は意外と簡単に作れるのだ。
スーパーで購入する塩辛とは、一味も二味も違う「塩辛本来の旨さ」を味わおうではありませんか。
さぁ塩辛の扉を開けてみよう。
その先には、至極の晩酌時間が待っているはずだ。
イカの塩辛の基本レシピ
・スルメイカ:1杯
・塩:適量
・みりん:小さじ1
1.イカの胴体とゲソの繋がりを離し、ゲソを引っ張って肝(内臓)を出す
2.スミ袋を破かないように、慎重にゲソと肝を切り離す
3.皿に塩を敷き詰め、肝を置き、上からも塩をまぶす
4.身(胴体)の太い軟骨を抜き取り、皮を剥ぐ。
5.身を良く洗い、キッチンぺーパーで水気を取り、皿に置き、塩を適量かける
6.塩をまぶした肝と身をそれぞれラップし、一晩冷蔵庫に入れる。
(イカをさばくのが面倒であれば、魚屋やスーパーで「塩辛用」とお願いするのも手だ)
1.肝と身は軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気をよく取る
2.身を食べやすいように細切りにする
3.ボウルに肝の中身を絞り出し、みりんを加える。
4.3に細切りにした身を入れて、5%ほどの塩を加えよく混ぜる。
5.しっかりと消毒した保存容器に入れ、冷蔵庫で⒈~2日寝かす
すぐにでも食べられるが、3~4日置くのがコツ。
まろやかになり旨みがアップする。
新鮮でシンプルながら、こっくりとした旨さを知るだろう。
保存料を一切使っていないため、1週間くらいで食べきって頂きたい。
一度やってみると、意外とカンタンだと実感する筈だ。
塩辛はイカだけじゃない!
塩辛は、イカ以外のものでも応用は可能だ。
「タコ」「カツオ」「甘エビ」などの塩辛も、自家製でカンタンにできる。
肝を使わないものは、「塩麹」を使って発酵させる。
タコなら、塩、塩麹、わさびで漬ければ“たこわさ”もできる。
ピリ辛にしたければ「キムチの素」でもいいのだ。
冷蔵庫に、自分で作った塩辛。
それを好きなお酒と共に味わう… なんとも乙なひと時。
赤ちょうちん居酒屋で酒を楽しむ。
そんな美味しさを自宅で味わえるなら、酒もすすむことだろう。
さらに、あなたの塩辛に合う日本酒を探してみると酒の愉しみの幅も広がるはずだ。
酒の肴だけでなく、塩辛はランチでも
塩辛は、酒の肴、ごはんのお供としてはもちろん、色々なアレンジができる。
あなたの作った塩辛で、ランチメニューも作ってみよう。
パスタ、うどん、焼きそばなど、麺類にからめて。
チャーハン、おにぎり、炊き込みご飯に。
トーストやピザに乗せても。
塩辛は、和のテイストだけでなく、チーズやクリームとの相性もよく、アンチョビ感覚でイタリアンなどにもしやすい。
あなたの手作り塩辛で、彼女や奥様も笑顔になるはずだ。
さらに塩辛道を奥へと進む…塩辛専門店
塩辛好きにオススメは、東京秋葉原「駿河屋賀兵衛」。
なんと60種類以上もの塩辛が楽しめる専門店だ。
定番のイカをはじめ、ほたて、あさり、牡蠣、あわび、生しらす、本ずわい蟹など、変わり種も絶品。
昼は定食メニューなどランチも楽しめる。
普段 脇役である塩辛をメインテーマに、飲み会やデートを企画してみてはどうだろう。
普段行き慣れた居酒屋とは、違う話題で話しに花が咲く。
自家製塩辛の幅を広げるヒントにもなるだろう。
奥深い塩辛道を旨い酒と共に前へ進もう。