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「徳がある人」になるために…知っておきたい3つの「トク」の違い。

あなたは、日頃、頼られる人だろうか?
周りにいる人は、どんな風にあなたを必要としているだろうか?
逆に、あなた自身にとって必要な人とは、なぜその人を必要だと思うのだろう?

「必要な人」とは、いなくては困る人ということだ。
それは少なくとも、何かしら良いことをもたらしてくれるからであることは確かだろう。
人が人を必要としたり頼る時、その理由のひとつには、3つの「トク」があるからだと言われる。
あなたはそのどれなのか、気付いているだろうか?
今回は、人の根底にある「トク」について考えてみたい。

3つの「トク」の違いを知る

1.「得」がある人

「得」という字は、得意、損得、獲得、習得、得策など、手に入れる、利益を得るなどの意味に使われる。
仕事であれば、売上に貢献してくれたり人脈が広いなど、成果を出してくれる人。
付き合って、メリットがある人だ。

相手がこれを求めている限り、あなたが相手にとって「得がある」ことを伝えていく必要がある。
新しいテクニックなどを習得するスキルアップは、相手に得をもたらす努力とも言える。
ビジネス上において、まず必要とされる尺度といっても過言ではないだろう。

2.「特」がある人

人は誰もが「特別感」を求める。
常に大勢の中の一人ではなく、「あの人は特別」と思われたいものである。
「特」という字は、特技、特徴、特有、独特、特権、特約など、他のものと区別できる、優れているという意味に使われる。

「特がある」とは、誰もが持たないあなた自身の体験からくるものだ。
あなたに身についていることが、相手にとってオンリーワンである時、あなたを手放したくなくなるだろう。

3.「徳」がある人

「徳」とは、その人の身に備わった品性を意味する。
「人徳」「徳を積む」「徳が高い」などと使われる。
「徳がある」とは、儲けなど目に見えることだけでなく、思わぬ恵みや恩恵を受けること。
あなたのあらゆる行動に付随し、自然と良い結果をもたらすものを言う。

「徳を積む」という行為は、決して大それたことを指すものではない。
人との関わりや社会にとって、人が喜んだりプラスになることだ。
だが、明るみに出ないことの方が多く、むしろ黙ってやるものである。

「徳」とは、天性の素質というものではなく、“後から努力して身につけるべきもの”だとされる。
それが「習慣化」されると、自分は意識せずとも、周りはちゃんと知っているものとなる。
「徳」は、先に述べた「得」や「特」とは別の次元の「トク」を示すものとなる。

「人徳のある人」その意味とは?

「人徳のある人」は、類語として「器の大きい」「優れた人格の」「度量のある」などが挙げられる。
人は往々にして、これらに憧れる。
ビジネスだけでなく、恋愛においても大きな魅力の尺度となるだろう。

「人徳のある人」は、決して、聖人君子のような人ではない。
人として当たり前の、約束を守る、謝る、感謝する、思いやり、笑顔など・・・
一見大したことではないように見えることだが、それらを“当たり前”にしている人は、人間関係において最も大切な【信頼】を積み重ねているのである。

どんなにスキルや人脈があろうと、信頼がなければ、いつか関係は破綻するものだ。
「人徳のある人」は、状況や人によって、あからさまに態度を変えたりなどしない。
それができるのは“人は一人で生きているのではない”という、人の大切さを熟知しているからであろう。

「人徳のある人」とは、【この人のためなら】と思わせる人である。
また、困ったり迷ったときに、一番に「相談したい人」でもある。

そばにいたい、会いたい、と思われるため、頼まなくとも人望が厚くなる。
それは時に「奇跡」さえ起こすことも往々にしてあるのだ。

論語「徳不孤 必有隣」から「人徳のある」意味を読む

「徳」は、ビジネスの経典ともいわれる「論語」にも頻繁に登場する。
今回は、その一つをご紹介する。

徳は孤ならず、必ず隣あり
思いやりや信用など、徳の高い人は、決して孤立することは無い。
必ず、よき理解者や、協力者があらわれるものだ。

これは、「人徳のある人」とは?… の明快な答えの1つと言えよう。
孤立とは、人間関係が離れ、助けもなく一人になることである。
辛く苦しい状況になったときこそ、普段が出るのだ。

良き協力者が現れるというのは、何もせずとも誰かが助けてくれるということではない。
何かあったとき、人は「徳のある人」を「放っておけない」ということである。

先に述べた「得」と「特」も大切だが、もし「損得」や「特別」ばかり重視した生き方をしていると、必ずどこかで行きづまる時が来るだろう。
「徳を積む」ことは、限界のない貯金と同じである。
目に見えない「徳」の威力を、信じてみてはいかがだろうか。

あなたの中に、その答えが

もしあなたが窮地に立たされたとき、そばに誰がいるだろうか?
いざという時にあなたを案じ、助けてくれる人は誰だろうか?

肝に銘じるべきは、あなたを助けてくれる人がいるからと言って、自分に人徳があるからだなどと、思い上がってははならない。
あなたを助けてくれた人こそが、「器の大きい」「徳のある人」なのだ。

きっと、あなたにも、理屈なく応援や手助けしたくなる人がいるだろう。
あなたが「徳のある人」を目指すなら、その人にこそ「徳」のヒントが隠されているはずだ。
何故、自分がその人を手助けたくなるのか。
理由を探ってみれば、「徳」への道しるべを示してくれるだろう。

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