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人たらしの天才・豊臣秀吉に学ぶ「人脈づくり」に役立つ4つのセンス

農民の生まれにして天下統一を果たした豊臣秀吉。家柄もなく人脈ゼロの彼が、いかにしてスピード出世していったのか、それは秀吉が持つポテンシャルの高さに他ならない。

気配りの良さと頭の回転の速さから「人たらし」の天才と呼ばれていた秀吉だが、重要な場面での情報収集や周囲の度肝を抜く行動力など、天に愛される才覚の持ち主でもあった。

なかでも、秀吉の人脈を築くセンスには目を見張るものがあり、加藤清正や福島正則といった武力者や、石田三成や黒田長政など知的能力ある人材を何人も配下につけている。

やがて一大勢力を築き上げ、信長の亡きあとを継ぐ覇者として天下統一を果たすのだ。

この能力は、現代のビジネスシーンでも活かせるスキルではないだろうか。
そこで今回は、人たらしの天才と呼ばれた秀吉から、人脈をつくるセンスを学んでみたいと思う。

人を褒める天才

事あるごとに人を褒めるのが上手だった秀吉。おだてて喜ばし、自分のフィールドに持ち込むのが得意だった彼は、人脈がない状態から有望な人材を次々と増やしていく。

褒めることで個人の能力を発揮させ、それぞれの役目に活かすことで自信をつけさせた。たとえば、嫌な仕事を引き受けた部下を褒め、仕事が終わったあとも褒めるという徹底ぶり。

褒められた相手は、「秀吉とは仕事がやり易い」と心を開きやすくなるわけだ。人は褒められると嬉しい習性がある。さらに、それが良い結果につながれば深く記憶に残る。

しかし、ただ単に褒めるのではなく、場面に応じて気配りしながら相手が喜ぶツボを上手に刺激することが重要。つまり、相手の立場になって一先ず考えないといけない。

そうやって上手く褒めて気分を良くさせることで相手のモチベーションアップをはかり、なおかつ自分の印象を周囲に残すことができる人物だったと言える。

好き嫌いで仕事をしない

人がやりたがらない仕事に、あえて立候補し、積極的に取り掛かった秀吉。
たとえば下積み時代、こんなエピソードがある。

ある日、上司の命令で大きな石を動かすよう指示された家来たち。どう考えても簡単には動かせない巨石ということもあり、家来たちは仕事に取り掛かるのをためらってしまう。

ここはチャンスとばかりに秀吉は立候補するが、一人で大きな石を動かせるはずもなく周囲に協力を求めるが誰も手を貸してはくれない。

黙々と一人で作業に取り掛かったが、数日が経っても石はビクとも動かない。それでも秀吉は諦めることなく、昼夜をかけて取り組んだ。

はじめはバカにしていた周りの人も必死に取り組む秀吉の姿を見て、一人、二人と協力し始めていく。そして、石を動かすことに成功した。

このとき、秀吉は悟ったと言う。「始めから頭で考えたり頼ったりするのではなく、まずは自分が動く。そうすることで周りを動かすことができる」と知ったのだ。

人が面倒だと思うこと、嫌がること、出来ないと思うことに率先して取り組んだ秀吉は、積極的に行動を起こして数々の功績を上げている。

危険な状況でも信長に城を建てろと言われれば知恵を絞って短期間で城を完成させたり、信長の逃げ道を確保するために6千人の敵兵を相手に数人で立ち向かったり、まさに死を覚悟で任務を成功させているのだ。

この出来事は「墨俣一夜城」や「金ヶ崎の退き口」として周囲に知れ渡り、秀吉の出世に大きな影響を与えた。そのほかにも下積み時代には様々な功績を打ち立てている。

ポイント1 相手の立場になって考える

農民の生まれという大きいハンデがあった彼は、あえて人が好まない仕事を積極的にこなしてきた。
すると、相手の立場になって物事を考えるというスキルも備わっていく。

部下に仕事を頼むときや同僚の協力を得るときなど、まずは「どう相手が思うか」を考え、自分の経験と照らし合わせながら気配りをもって接していたわけだ。

誰よりも下積みに苦労し、いろんな仕事をこなしてきたことで相手の立場になって考えることができるようになり、褒めて喜ばせることで人の心を動かしてきた秀吉。

何かを成し遂げたあと褒められたときの優越感を誰よりも感じてきた秀吉だからこそ、褒めて喜ぶツボを知っていたに違いない。

ポイント2 自分の立場を弱く見せる

秀吉は、自分から率先して危険な仕事や面倒くさい雑務に取り掛かることで信長から高い評価を受けていたと言っても大げさではない。

上司に対しては常にペコペコと頭を下げながら敬意を払って可愛がられ、部下には「お前が必要だ」と小さなことでも気遣いを怠らなかった。

あえて自分の立場を弱く見せて協力を求めるという姿勢が人脈づくりにつながっている。
決して上から目線で偉そうな態度を取るのではなく、あらゆる場面で下手に回った

どういう印象を与えるかを考え、相手に応じて気配りの仕方を使い分けてきた秀吉。
どんなときでも気遣いを忘れない気持ちが人との距離を近づける近道なのかもしれない。

ポイント3 コミュニケーション能力が高い

秀吉は、何かあると手紙を書いて自分の気持ちや考えを伝えていた。「内容がわかりやすくて状況が把握できる」と信長も絶賛していたほど。

また、手紙だけではなく会話でも「伝える能力」が高かったことがわかる。説明上手というわけではなく、相手のイメージをコントロールしながら対話するのが得意だった。

報告するタイミングを見極め、伝えたい情報を整理してから解りやすくまとめ、相手が状況を把握しやすいように表現を工夫しているのが秀吉の優れたところ。

さらに、手紙でも会話でも、まずは必ず相手を褒めていた。感情を上手に表現しながら相手がイメージしやすいような言い回しで伝える、それが秀吉のコミュニケーション能力だ。

ポイント4 カラートークが上手い

秀吉のコミュニケーション能力で最も優れたいたのがカラートーク。
相手にイメージさせたり想像させたりする話し方のスキルで、言葉に色をもたせる話法のこと。

カラートークを上手に使って相手のイメージをコントロールし、感情を揺さぶっていた。たとえば、営業マンが自社の商品をアピールする際もカラートークは欠かせない。

『当社の商品を使えば〇〇の効果があります。御社のお役に立つこと間違いなしです』

『当社の商品には〇〇の効果があり、〇〇や〇〇を改善できます。すでに1万人のユーザーから喜びの声をいただいており、御社の素晴らしい販売コンセプトに相応しい商品だと自信をもっておススメします』

どちらが相手に良い印象を与えるセールスかは一目瞭然。
より具体的にイメージしやすいように伝えることで、相手の興味をひきつけやすくなる。

人脈づくりにおいても、相手に有益な情報を与えるというのは重要なポイント。
自分にとって得になる人材とは関係を保っておこうと考えるからだ。

人たらしを極めれば宝になる

人たらしと呼ばれた秀吉だが、徹底的な気配りや気遣いがなければ成立しない。
ただ他人の機嫌を取るだけでは八方美人になるだけで逆効果である。

まずは相手を慎重に観察し、どういったアプローチで距離を縮めるかが必要。それが秀吉の場合、自分の立場を弱く見せ、相手の立場になって考えながら洞察していた。

そして、誰かにやらせるのではなく、実際に自分で動いて嫌な仕事や雑務を率先して行うことで周囲の信頼を得ていたと言える。

秀吉の人脈づくりは、どんな相手でもオールマイティに繋がろうとはしていない。自分にとって有益となる人材を見極め、狙ったターゲットを口説くという考えだ。

普段から機嫌をとり、気を配って嫌な顔をせず積極的に雑務もこなし、重要な場面で「こんな僕に力を貸してほしい」と言える状況を日頃からつくっていたと考察できる。

つまり、秀吉から学ぶ人脈づくりのセンスとは、「君の力になろう」と相手に思わせる行動や印象を与えることが重要になると言えるだろう。

とくにビジネスでは人脈が大きな財産となる。いわば、人たらしも極めれば、宝を築くスキルになるというわけだ。中途半端ではなく、徹底した人たらしが秀吉という人間。

ビジネスにも大いに役立つ人たらしの極意、参考にしてみてはいかがだろうか。

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