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企業戦士を支えた強い味方。 酒の肴の代表格・枝豆の知られざる魅力に迫る!

居酒屋でまず注文するメニューといえば?
とりあえず、「ビールと枝豆!」と店員さんに叫ぶ人がほとんどではないだろうか。
日本食が世界中で人気を集めている昨今、居酒屋という独特なスタイルのお店も注目され、そこで提供されている様々な創作料理が海外からの旅行者に大ウケしているそうだ。
なかでも、「EDAMAME」はヘルシーかつリーズナブルな料理として脚光を浴びている。
飲兵衛な私達の生活において、枝豆は身近すぎる存在。
それゆえに、その特徴や魅力についてあまり知る機会が少ないのだ。
今回は枝豆にググッと迫り、雑学や豆知識をご紹介。
普段はあまり食べない人も、次に居酒屋を訪れた際は、ついつい「枝豆」と注文してしまうはずだ。

実は、栄養豊富な枝豆の魅力

枝豆は独立した品種。
そう勘違いしている人が多いが、実は大豆が熟す前の”未熟果”を枝豆という。
そのため、”畑の肉”と称される大豆と同じく、その栄養価はとても高い。

良質なたんぱく質はもちろんだが、注目すべきはビタミンB1と大豆に含まれないビタミンB2。
両者は肝臓のアルコール分解を助ける働きがあり、酒との相性は抜群。
昔から枝豆が酒場にあるのは、健康面において理にかなっているといえる。

また、レシチンと呼ばれる栄養素は、コレステロール値の上昇を抑え、生活習慣病の予防にもつながる。
豊富な食物繊維と合わさることで、大腸がんや高血圧、糖尿病のリスクを下げる効果を期待できるのだ。

安い、美味しい、しかも、男性に嬉しい健康効果がたっぷり。
酒の肴にかならず入れておきたい一品である。

枝豆の歴史は意外に深い?

真意は定かではないが、未熟な大豆=枝豆が食されはじめたのは、奈良時代か平安時代といわれている。
中国では4000年前から大豆が栽培されていたことを考えると、あながち間違ってはいないのだろう。

少なくとも、江戸時代には一般庶民の食卓にあがっており、江戸中期に出版された文献によれば、「夏に枝豆売りの姿が見られた」という記述も残っている。
今でこそサヤから外された状態で売られているが、当時は枝についたまま茹で上げていたそう。
素早く簡単に調理できるとして、ファストフードのような感覚で食べられていたようだ。
ちなみに、”枝豆”という名前の由来もここから。
もともとは、庭先やあぜ道で栽培していたので”畦豆(アゼマメ)”と呼ばれていた。
その後、枝付きの状態で販売され、食べられるようになり、
枝付き豆、枝豆と呼び名を変えていったのだ。

現在では、特定の地域でしか栽培されない希少な枝豆もあり、それぞれの味わいに特徴がある。
大粒で濃厚、栗のような甘さに驚く青森県の“毛豆”、栽培・入手が困難な兵庫県の高級ブランド“丹波篠山黒大豆”、収穫量が少なく幻の大豆と呼ばれる千葉県の“小糸在来”など。
機会があれば是非とも食べたいものである。

美味しさの秘訣は茹で加減にあり

夏場になれば簡単に手に入る枝豆。
自宅で晩酌を楽しむためにも、茹でた枝豆くらいは作れるようになりたい。
大して難しい調理でもないが、美味しくなるポイントは茹で加減にある。

1.ハサミでサヤの端をカットする。
2.多めの塩でよくもみ、うぶ毛を落としてしばらく置く。
3.たっぷりのお湯を鍋に沸かし、沸騰したら塩を少量入れる。
4.塩もみした枝豆を洗わずに鍋に入れる。
5.再び沸騰したら4分間茹でて、火を止める。
6.すぐにザルに取り、そのまま自然に冷やす。

購入する枝豆は、緑が鮮やかで、ほどよい膨らみがあるもの。
実が膨れているのは美味しそうに見えるが、香りが薄いので避けたほうがよい。
まず最初のポイントとして、ハサミでサヤの端をカットすること。
この一手間があるだけで、塩味がよく染み込んで格段に美味しさがUPする。
その次に気をつけたいのは茹で時間。
短すぎるのもよくないが、長すぎると旨味がどんどん流れていく。
4分を過ぎたらすぐにザルにとり、あとは粗熱でほどよく火を通していこう。

どんな料理にも当てはまるが、自分で工夫しながら調理した一皿は、店の味とは別の美味しさを秘める。
しかも、安価に、たっぷりとつくれるのが嬉しい。
上記のポイントを意識しながら、あなたも是非トライして頂きたい。

おわりに

青果店売り場に並ぶ枝豆から、夏の風情を感じられる。
その瞬間、あなたの頭ではキンキンに冷えたビールが連想されているはずだ。
“枝豆×ビール”という、最高の組み合わせ。
その始まりは、冷蔵庫にビールが常駐するようになった昭和30年代だと言われている。
昭和40年代に入ると、減反政策の影響で農家が稲作から枝豆の栽培に切り替え、枝豆の出荷量が増大。
これらの条件が相まって、枝豆×ビールのコラボは働くお父さんの定番となったわけだ。
今でこそ様々な酒の肴が登場しているが、やっぱりシンプルな味付けの枝豆に戻ってくる。
どうやら健康面にも良い、気兼ねなく酒が飲めるってなものだ。
今週末に控えた呑み会では、心ゆくまで枝豆を肴に酔いしれて頂きたい。

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