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完全なる”円”に癒しを感じる。 和の空間からみる、幻想的な丸窓の絶景。

寺院や仏閣など、昔の日本建築では丸い窓を用いることがあった。
そこからは、四季折々の風景が広がり、まるで一枚絵のような和の芸術作品を見ることができる。
そして、角のない、永遠に形を変えない円が、私達に癒しの効果をもたらしてくれるのだ。
静かな和の空間のもと、じっと景色を眺める。
丸窓のある日本建築で、そんな贅沢な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

【神奈川】明月院

MIZUHOさん(@stumzh_0901)が投稿した写真

鎌倉の観光名所のひとつ。
梅雨の時期には色とりどりの紫陽花や花菖蒲が咲き誇ることでも有名だ。
丸窓から見えるのは、夏は青々と茂った木々、秋は真っ赤に染まった紅葉を見ることができる。
開創されたと考えられている応永元年(1394)から、いったいどれほどの人達がこの景色に魅了されたのだろうか。

■明月院
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
拝観時間: 9:00~16:00(6月8:30~17:00)

【京都】雲龍院

takumi.nさん(@05takumi30)が投稿した写真

京都市・東山区、泉涌寺を奥へ進むと見えてくる寺院。
JR東海のCMでも取り上げられ、『雲龍院』の丸窓は全国に知れ渡った。
創建されたのは、南北朝時代の1372年。
後光厳天皇の勅願によって建てられて以来、小松天皇や称光天皇など、皇室の帰依を受けながら発展してきた。
この寺院の魅力は丸窓だけでなく、“色紙の窓”と呼ばれる4枚の四角い窓も有名。
少し斜めから眺めると、4つの窓からそれぞれ違う景色が見られる。
左から椿、灯篭、楓、松。
まるで4枚の写真が飾られているような、フォトジェニックな風景が広がるのだ。
訪れた際には、見逃さずに確かめておきたい。

Instagram kyotoさん(@helvetica)が投稿した写真

■雲龍院
住所:京都府京都市東山区泉涌寺山内町3
参拝時間:9:00〜16:30受付終了(17:00閉門)

【京都】源光庵

Yuichiさん(@infinite_joy)が投稿した写真

寺院・仏閣が多い京都は、丸窓も多い。
新緑、紅葉の季節に見事な自然美をみせる『源光庵』。
左側には丸い窓=悟りの窓、右側には四角い窓=迷いの窓があるのが特徴だ。
前者は禅における悟りの境地を意味し、後者は人生における苦しみを意味する。
それぞれの窓からは景色だけでなく、あなたの心境を映し出す鏡となるだろう。

■源光庵
住所:京都市北区鷹峯北鷹峯町47
拝観・開館時間 9:00~17:00

おわりに

仏教の世界において、円は大切な意味を秘めている。
角がなく、いつまでも永遠と丸い容姿から、完全・円満の象徴とされているのだ。
お寺に保管されている貴重な資料や掛け軸にしばしば円を見かけられるが、それほどまでに重要な記号なのだろう。
今回ご紹介した丸窓からは、四季折々の風景を楽しめる。
真意は定かではないが、あえて円の形にくり抜いたのには、仏教的な意味も含まれているのかもしれない。
静かに自然に身を委ね、そんな歴史に想いを寄せてみるのも粋ではないだろうか。

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