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実は大衆娯楽!…伝統芸能「歌舞伎」の魅力・歴史を知って堪能

「日本の伝統芸能と言えば?」と質問されれば、多くの方が「歌舞伎」と答えるはずだ。

しかし、実際に観たことがある人は少ないのではないだろうか。
「高尚な芸術な気がして…」と、敬遠してしまう人も多いと思う。

だが、ちょっと待って欲しい。
本来、歌舞伎は大衆娯楽だ。
お高く留まった貴族の文化ではなく、“粋”な江戸っ子、庶民のための芝居なのだ。
映画同様、ちょいと立ち寄って気軽に観られる娯楽なのだ。

今回は、そんな歌舞伎の魅力の一端を皆様にお伝えしたいと思う。
さぁ、小粋に歌舞くとしようじゃあないか!

そもそも歌舞伎とは?

我が国が、誇る伝統芸能の一つ「歌舞伎」。
世界遺産(無形文化遺産)として、世界からその文化的価値が認められている。

そんな歌舞伎、特徴を上げれば腐るほどある。
例えば、キリリと際立つ隈取り、豪奢な衣装、オーバーリアクション、抑揚ある独特な言い回し…
とにかく派手で、観客を飽きさせない。

これが、まごうことなき“庶民のための芝居”である証拠だ。
歌舞伎は、昔から観る側の気を惹くことを最大の目標としてきたのだ。
何故なら大衆娯楽、エンターテイメントだから。
歌舞伎が、ちょっと身近なモノに思えてきたのではないだろうか。

歌舞伎の歴史…役者が全員男の理由知ってた?

遡ること約400年前…。
慶長8年(1603年)に、自称出雲大社の巫女「出雲の阿国」が奇抜な恰好で踊り、それが流行ったのが歌舞伎の起源と云われている。

その人気にあやかり、他の女性も男装等をして「女歌舞伎」をするようになったが、遊女的な側面があったことから禁止に。
代わりに若衆(美少年)が女役を演じる「若衆歌舞伎」が流行になったが、これも男色が問題となり禁止に。

その後、女性も若衆も抜きにした歌舞伎が幕府に許可され、「野郎歌舞伎」として流行った。
「女形」もこの頃生まれ、現在の歌舞伎のスタイルが構築された。
そんな理由から、歌舞伎役者は全員男性なのだ。

まずは、知っておきたい歌舞伎観劇ルール

予備知識がなくても大丈夫?

何の問題はない。
独特の台詞回しがあるのは一部だけ。
基本的に現代口語で演目は進む。
気になる人や初心者は、別途料金が掛かるがイヤホンガイドを利用するのもオススメ。
現代社会にないモノや普段使わない表現があると、補足説明してくれる。

掛け声「〇〇屋!」は、やるべき?

結論から言うと、やらなくて良い。
いや、やらない方が良い。
ただ、観客の掛け声も含めて楽しんでいただきたい。

掛け声をかけるのは「大向う(おおむこう)」と呼ばれる、熟練の観客たちだ。
演目を熟知していないと、掛け声のタイミングを間違えてしまう。
ちなみに掛け声の種類は様々で、「〇〇屋」(役者の屋号)、「〇〇代目」(名跡の代数)、「〇〇町」(役者の住んでいる町名)。

おわりに

歌舞伎を少しでも身近に感じていただけたなら、ひいては「行ってみようかな…」と感じていただいたら幸いだ。
日本が誇る大衆娯楽「歌舞伎」。
実際のところ、こんな気軽に楽しめる世界遺産は他にないと思う。

せっかく日本人として生まれ、日本に暮らすのであれば、
これを堪能しないのはもったいないのだ。

お座敷遊びしかり、日本の伝統芸能の間口は決して狭くはないのだ。
この機会に是非“粋”な日本を体感して欲しい。

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