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最後の〆に食べたくなる名脇役! 日本の食卓を支え続ける”漬物”の魅力と簡単レシピ。

日本の食卓に欠かせないもの。
炊きたてご飯、味噌汁、焼き海苔、焼き魚……
メイン級の食べ物がずらりと並ぶなか、ひっそりと小皿に隠れている”漬物”は、最後の〆に食べたくなる名脇役。
食事の満足感を助長させてくれる、欠かせない存在ではないだろうか。

今回は、そんな漬物にフォーカスをあててみた。
古くから日本の食卓に馴染んでいた漬物の歴史を紐解くと共に、お酒の肴にもぴったり&料理初心者でも簡単に漬けられるレシピもご紹介しよう。

日本の歴史と歩んだ漬物たち

漬物の種類は多岐にわたる。
各地方の習慣、産物、気候などによって食材や漬け方が変わり、それぞれの土地に適した形で漬物となり、現代にまで受け継がれているのだ。
漬物の歴史は、日本の歴史と共に歩んできたといっても過言ではない。

例えば、”沢庵漬け”。
庶民のおかずとして、最もオーソドックスな漬物だ。
特徴的な黄色は着色料ではなく、漬け込んでいるうちに大根の中にある辛味成分が反応して付けられる。
周辺の農家が漬けた沢庵が、江戸の街でも広く売られていたそうだ。
ちなみに、名前の由来は、江戸品川東海寺開山の沢庵和尚がつくった”たくわえ漬け”が訛ったものとされている。

変わりだと、”津田かぶ漬け”。
島根県に古くから伝わる漬物で、ぬか漬けのひとつ。
滋賀県の日野で栽培される赤かぶを改良して漬けており、地上に出ている部分が紫紅色、下の部分が白く勾玉状になっているのが特徴的。
とにかく甘く、柔らかく、島根では昔からお茶受けとして親しまれていたそうだ。

そのほか、”奈良漬け”は健康に敏感だった徳川家康に重宝され、鹿児島県に古くから伝わるマイナーな“山川漬け”は1年以上も発酵させるなど、漬物の背景にはその土地で暮らしていた人達の生活や歴史をみることができる。
普段から食べている種類はもちろん、旅行先で出会った見たことも聞いたこともない種類も、そこにどのような物語があるのか、調べてみるのも面白いはずだ。

漬物レシピ その1:浅漬け

短時間&簡単に漬けられる”浅漬け”。
すぐに漬けて食べられることから、”一夜漬け”とも呼ばれている。

■材料:
・塩:小1〜2
・出汁昆布:3㎝ほど
・野菜:大根、白菜、ナス、キュウリなど
・容器:ガラス瓶 or タッパー
・水を入れたペッドボトル(250m)
■手順:
1.野菜を適当にカットする(短冊切り、半月切りなど)
2.容器に野菜と塩を入れて軽く混ぜる。
3.出汁昆布と水を入れたペッドボトルを重石として置く。
4.半日〜1日ほど冷蔵庫にいれておけば完成。

驚くほどに簡単である。
容器を用意するのが面倒なら、ポリ袋でつくる方法もある。
ポリ袋に上記と同じ材料を入れ、その上から皿などの重石の代わりになるものを置けばいい。
味にもクセがないので、初心者は浅漬けから始めてみよう。

漬物レシピ その2:ぬか漬け

最もハードルが高いのが”ぬか漬け”だろう。
上記2つの漬け方と違い、まずは”ぬか床”を整えることから始めなければならない。

■手順:
1.市販の生ぬかと塩をぬるま湯を足しながら混ぜていく。
2.容器(タッパーでOK)に椎茸や昆布などの出汁用乾物を引く。
3.その上からぬかを足していき、野菜をのせて、ぬかを被せる。
4.冬場は室内、夏場は冷蔵庫に置き発酵させる。
5.朝・晩に1度ずつ混ぜる(1週間程度続ける)。
6.ぬか床に漬けてから2週間くらいで完成。

かなり簡略化しているが、おおまかな手順を記してみた。
用意するものが多い、スペースが必要……というイメージを抱きがちだが、以外にも簡単に作れるのがお分かり頂けたと思う。

ぬか床で養われる乳酸菌はとても良質。
腸内まで生きて届くといわれており、健康維持に貢献してくれる。
ネット通販などでぬか床を作るキットも売られているので、参考にして頂きたい。

おわりに

もともと、漬物は食品を保存する手段だった。
食物の質を長く保たせるため、塩などを擦り付けて状態を維持していたのだ。
奈良時代、平安時代になると僧侶の精進料理や副食として、広く親しまれるようになる。

そんな漬物だが、もともとは発酵食品のひとつ。
最近では話題性が著しく高まっているが、漬物も健康への好影響が期待できる。
ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいるし、酵素や乳酸菌が腸内の環境を整えて健康体へと導いてくれる。
なにより、野菜の栄養を効率よく摂取できるのは大きな利点といえるだろう。

しかし、食べ過ぎには注意。
塩分を多く含んでいるので、高血圧などの症状にも繋がりかねない。
あくまでも副菜と捉え、少量ずつ美味しく頂こう。

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