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女性の50%以上が厳しくチェック?! 押さえておきたい“お箸”の礼儀作法。

「お箸の持ち方、間違ってない?」

……子どもの頃ならまだしも、こう、大人になって注意されたらちょっと恥ずかしい。
いや、むしろ、注意してくれるだけマシだ。
不恰好なお箸の持ち方、使い方に、じつは心の中でガッカリされていたと分かったら、その時のショックは計り知れない。
実際、『マインドソナー』が行った調査によると、「箸が苦手な恋人に幻滅する女性」は5割以上(※)。
プライベートでも、仕事でも、食事中のふとした瞬間にあなたの信用が失われる可能性があるのだ。
今回は、あまり知られていないお箸の歴史を紐解くと共に、持ち方・使い方・礼儀作法を説明する。
改めて、ちゃんとお箸と向き合おう。

出典: ※マインドソナー(2015)
『パートナーが箸をきちんと持てなかったら幻滅する人』
https://mind-sonar.com/target/Wd538cf88-4c84-4af7-9db0-ecc6dd3fd813

聖徳太子から続くお箸の礼儀作法。その役割りは“命と命”を繋ぐもの。

中国には約3,500年前からお箸を使う文化があった。
一方、3世紀頃に編まれた『魏志倭人伝』には、日本ではまだ“手づかみ”で食事をしていたと記されている。
その後、4世紀~7世紀に小野妹子ら遣隋使が中国に渡り、箸食文化を日本に持ち帰ったというわけだ。
『古事記』や『日本書紀』には、“箸”に関する記述が登場し、実際、奈良県の平城京跡からは木を削った2本の箸が数多く出土している。

聖徳太子が、日本で初めて箸食制度を朝廷の儀式で採用したのもこの頃。
日本人のお箸の礼儀作法を生んだのは聖徳太子と言っても過言ではない。
ちなみに、奈良県にある『正倉院』には、当時、神事に使われていたピンセット型のお箸が現存している。
今でも観覧が可能なので、奈良県に旅行で訪れた際にはお箸のルーツに触れてみてはいかがだろうか。

お箸の語源についてもここで触れておこう。
そもそも、“はし”という日本語には、“向こうとこちら、2つの世界を繋ぐ道具”という意味を持っている。
端と端を繋ぐ“橋”や地上と高所を繋ぐ“柱”と同じように、食べ物と人の口を繋ぐ道具として“箸”がある。
2本の削られた木の棒に“箸”という名前を付けたのには、“他の命と自分の命を繋ぐ道具”という意味が込められているわけだ。
雑学のひとつとして覚えておいて損はない。

正しいお箸の取り方・持ち方・置き方。

お箸の取り方は4ステップ。

いつも右手(左手)で掴んで、なんとなく定位置に手を移動させている人が多いと思う。
しかし、お箸の作法は、その“取り方”から始まっているのだ。

1.右手で箸置きから箸を取る。
2.左手を箸の下から添えて、箸を受ける。
3.お箸の下側で両手が揃う位置まで、右手を滑らす。
4.そのまま、右手で正しい箸の持ち方をつくる。

ポイントは、3つ目のステップ。
正しい取り方を知らない人は、両手を箸の下で揃える、という動作を省略しがちだと思う。
また、左利きの場合は、上記の手を逆にする。
例えば、2つ目のステップでは、左手にお箸を持っているはずなので、右手を箸の下から添えることになる。

お箸の正しい持ち方。

さて、問題は持ち方だ。
まずは2本あるうちの1本を鉛筆のように持ってみよう。
手の形をキープしたまま、お箸と親指の間に、もう1本のお箸を差し込む。

とりあえず、それで正しい持ち方になる。
先ほど差し込んだ1本は動かさず、鉛筆のように持ったほうを親指・人差し指・中指の3本で動かす。
言葉で説明しても分かりにくいかもしれないし、始めは上手く掴めないだろう。
しかし、食事時に時々でいいから正しい持ち方を意識していれば、次第に手が覚えてくれる。
気長に、無理なく馴染ませていこう。

お箸の正しい置き方の手順。

こちらは、お箸の取り方の逆の手順で進めればいい。左利きの場合は、手を逆にしよう。

1.右手を箸の下から受ける。
2.左手を箸の下から添える。
3.右手を箸の中央まで滑らせる。
4.右手で箸置きに静かに置く。

ちなみに、箸置きがない場合。
懐石料理などの場合は、折敷(おしき)と呼ばれる足のない御膳が出るので、その端っこを利用すればいい。
折敷さえもない場合は、箸袋を折って箸置きを作る。
数回折り曲げて細長い長方形を作り、両端を内側に折り込んで側面を三角形にして置く。
とはいえ、一般的な『千代』の形に折れると一目置かれるはず。
こっそり練習して置くといいだろう。

意外と知らない!お箸の使い方・礼儀作法。

箸いっぱいのおかずを口に入れて、ご飯をかっこむ。
そんな食べっぷりも男らしくていいが、畏まった場所で食事をする際の作法も知っておこう。
キメるときは、しっかりキメる。それが粋な男というものだ。

意外に知られていないが、お箸には使い方がある。
箸先1.5~3cmのところを使い、お箸をあまり汚さずに食べるのが正しい。

昔から「箸先五分、長くて一寸」と言われている。五分とは1寸の半分(約1.5cm)、一寸とは1尺の10分の1(約3cm)だ。
ちなみに、大きい食べ物が増えた現在では、4cm程度まではOKとされている。
箸先で拾い上げる食べ物は少しずつ。
懐石料理などが出る料亭では、特に謙虚に美しく食べることを意識しよう。

お箸の礼儀作法には色々とある。
探り箸、差し箸、なぶり箸など、無意識でやってしまう人が多いと思うが、そもそも、お箸の礼儀作法がなぜあるのかご存知だろうか。
それは、「感謝をする心」「大事にする心」が根底にあるから。
例えば、
『撥ね箸(はねばし):嫌いなものを箸でのけること』は、食べ物と作り手への感謝の意がない。
『なぶり橋』:箸に付いた食べ物を口で舐めとること」は、不快感を生み、同席する相手を大切にしていない。

「なぜ、お箸の礼儀作法があるのか?」その点を意識すれば、作法を守らないことに気持ち悪さを感じるはずだ。

おわりに

いくら仕事ができても、お箸の持ち方ひとつでイメージが悪くなる。
大人として、日本人として、お箸の扱い方はしっかりと把握しておきたい。

もちろん、いつも畏まって食事をしていたら肩が凝る。
要所要所で使い分けられればいい。とはいえ、いざというときに対応できるよう、日頃から意識しておく必要はあるだろう。
ぜひ、これを機に実践してみてほしい。

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