タスクの合間に、気持ち切り替えてる？ 簡単に実践できるセルフマインドコントロール３つの方法

勤務時間は、1日8時間以上。
そのなかで、朝から晩まで同じ仕事を行っている人は少ないと思う。
おそらく、いくつかのタスクをひとつひとつ終わらせているはずだ。

そこで、お聞きしたい。
あなたはタスクとタスクの区切りを付けているだろうか。
なかには休憩も挟まずにぶっ続けで仕事をこなしている人もいると思うが、それは集中力の持続時間や効率面であまりよろしくない。

1つのタスクを終えたら、心をリフレッシュさせて気持ちを次のタスクへと切り替える。
その習慣を取り入れることで、より効率的に仕事をこなしていけるはずだ。
そこで今回は、オフィスでも簡単に実行できる、気持ちを切り替える方法を3つご紹介しよう。

その1：水で手を洗う

なにを当たり前のことを……と思われるかもしれない。
しかし、手を洗う動作は気持ちを切り替える最も手軽な手法といえる。

タスクが一区切りついたら、まずはオフィスの席を出てトイレに向かう。
この時点で、頭の中は仕事からトイレへとシフトしているはずだ。
そして、手に石鹸を付けて、綺麗に、丁寧に、出来るだけ時間をかけて洗っていく。
洗顔と比べれば心許ないが、肌に水を触れさせることは少なからず気持ちが良いものだ。
手に付いた水気を丁寧に拭き取り、鏡を見て襟を正して席に戻る。
そうすれば、朝出勤したときと同じくらい、フレッシュな気持ちでタスクに取り組めるだろう。

さらに効果を高めたければ、香りつきのマイ石鹸を持参しよう。
ローズ、カモミール、ラベンダーなど、最近では肌に優しいお洒落なハンドソープが各メーカーから販売されている。
女性気質すぎないか？と思われるかもしれないが、人間にとって印象深い”香り”を取り入れることで、すんなりと気持ちを切り替えられるはず。
リラックス効果も相まって、タスクとタスクの合間のひと時が、あなたのお気に入りの時間になるだろう。

その2：資料をシュレッダーにかける

現在、あなたのデスクはどんな状態だろうか。
資料や筆記用具が散乱し、場合によっては参考書などが山積みになっている……
そんなカオスな状態で、果たしてより良い仕事を進められるだろうか。

時折、「デスクはその人となりを写す鏡だ」と言われる。
綺麗でスッキリとした状態だと、段取りがよくて仕事を進めるのが上手い人物。
物が散乱して何処になにがあるかわからない状態だと、余裕を持って仕事ができない人物。
もちろん、断定できることではないが、デスクの上が綺麗に越したことはないはずだ。

そこで、タスクを終えた時間を活用しよう。
まずは、無駄な資料をシュレッダーにかけることから。
シュレッダーの仕様にもよるが、手元の紙が綺麗になくなっていく様は気持ちが良い。
ちょっとしたストレス解消にもなるだろう。
気持ちの切り替え用として、あえて10枚、20枚の資料をストックしておくのもひとつの手かもしれない。

最近、ペーパーレスを推奨する企業も増えてきた。
資料を全て電子化し、デスクの上にはPCディスプレイとマウス、キーボードだけ。
もちろん、そこまで意識する必要はないが、実現できれば周りからのあなたを見る目が変わってくるだろう。

その3：名言を読む、ストックする

1人につき、1台のPCが貸与される。
それが普通となった現代、仕事中でも容易にネットサーフィンができる。
もちろん、何時間も続けるのはサボりに他ならないが、タスクを終えて、次のタスクに取り組む数分の間だけなら許されるはずだ。

そのときにオススメしたいのが、”名言に触れる”こと。
最近では、「名言 まとめ」と調べれば、名言を丁寧にまとめて紹介してくれているHPがズラリとヒットする。
そこで、「仕事」「努力」「成長」「働き方」などの名言に目を通し、自分の気持ちを奮い立たせて次のタスクに移るのだ。

チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ

by 本田宗一郎

何事もゆき詰まれば、まず、自分のものの見方を変えることである。案外、人は無意識の中にも一つの見方に執して、他の見方のあることを忘れがちである

by 松下幸之助

これらのような、仕事に直結しそうな名言。
オススメは、本田宗一郎や松下幸之助、スティーブ・ジョブズなどの経営者だ。
また、広告コピーもなかなか心にくる言葉が多いので見逃せない。

年賀状は、贈り物だと思う
たった一枚の、小さくて、うすい紙。
それが年賀状です。
そこには何も入らない。
指輪も、セーターも、シャンパンも入らない。
でも、そこには、あなたを入れられる。
あなたの気持ちを、あなたの言葉を、あなたの表現を入れることができる。
だから年賀状はすばらしい。
そう思いませんか。
大切な人のもとへ。
一年で、いちばん初めに届けられるプレゼント。

by 岩崎俊一（コピーライター）

こんな言葉を、広告を、生み出せる。
人の心を熱くできるような仕事を自分も志したい。
広告コピーの名作をみれば、きっとあなたのモチベーションが上がるはずだ。

さて、これらのような名言と出会ったとき。
余裕があれば、メモ帳やスケジュール帳に書き写しておこう。
出来れば手書きが望ましい。
タスクを終える毎に、1つの名言を書き写す。
それを1年続ければ、自分だけのの名言集の出来上がり。
今後のあなたを支える、大切な財産となるはずだ。

おわりに

頭を空っぽにする、気持ちを切り替える。
新鮮な状態をキープすることは、仕事の質を上げるのに不可欠だ。
特に仕事が山積みの状態であれば尚更。
全部を一気にやってしまおう！と意気込んでも、必ず失速する。
今回ご紹介した気持ちの切り替え方法ができなくても、席を立ってオフィスを出て、とりあえず深呼吸するだけでも違ってくるはずだ。
是非、自分のワーキングスタイルを見直してみてもらいたい。