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今宵の肴は味が良い。 新鮮さが命の”鯵”は漁港で頂くべし!

旬を迎えるのは、春の始まりから夏の終わりにかけて。
新鮮な風味と甘い脂がのった”鯵”は、暑い日の晩酌に欠かせない肴である。
シンプルな刺身、塩焼き、味わいが一層深まるたたき、決して外せないアジフライ。
様々な食べ方・加工品がある鯵だが、より一層の美味しさを楽しむなら漁港の近くに足を運ぶのが間違いない。
そこで今回は、食べ方別にそれぞれのオススメのお店スポットをご紹介。
“味が良いから鯵”と名付けられた真髄を、あなたの舌で確かめてはいかがだろうか。

【沼津】二食感活アジ丼 at いけすや

f kさん(@phenyokun)が投稿した写真

静岡県・沼津市にある内浦漁港。
激しい潮流と水温変化、富士山から流れる清流、それらが織りなす豊かな環境下で育まれた養殖の鯵は天然物に勝る絶品。
養殖を営む”内浦漁協”が直営している『いけすや』で頂くなら、前日に〆た鯵と直前まで泳いでいた鯵の食べ比べができる”二食感活アジ丼”がオススメだ。
前者は時間を置くことで増した旨味を、後者は究極の新鮮さを味わうことができる。
漁港が目の前だからこそ楽しめる逸品。
身が引き締まった、ここでしか体感できない鯵の美味さをご堪能あれ。

住所:静岡県沼津市内浦小海30-103
電話:055-943-2223
営業時間:11:00~15:00
定休日:水曜日
公式URL:http://ikesuya.com/
参考URL:http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22028414/

【築地】アジフライ at とんかつ八千代

MiHAさん(@miha.no.3)が投稿した写真

各メディアで何度も取り上げられている有名店。
メインはとんかつだが、築地漁港から仕入れた鯵のフライが人気メニューである。
何よりも驚くべきなのは、ふっくらとした肉厚とジューシーな旨味。
タルタルソースが添えられているが、一口目は何も付けずに食べて頂きたい。
衣に使われている隠し味の粉チーズがコクを生み、今まで味わったことのない、新しいアジフライと出会うことができる。
お昼までの営業なので、早朝に出かけて朝ごはんがてら楽しんでほしい。

住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場 6号館
電話:03-3547-6762
営業時間:5:00~13:00
定休日:日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)
参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13002386/

【佐世保】鯵の活造り at ささいずみ

長崎県・佐世保市。
真っ先に思いつくのは佐世保バーガーだが、漁港が近いこともあって魚介類は外せない。
オススメのお店は、庶民の料亭『ささいずみ』。
平日・休日問わず、多くの地元客で賑わっている人気居酒屋。
店内には大きな生簀があり、先ほどまでそこで泳いでいた鯵の活造りを頂ける。
〆たばかりなので、ピクピクと所々動くのが新鮮な証。
口いっぱいに甘味が広がるので、最初は是非とも醤油などを付けずに頂いてほしい。
佐世保に立ち寄ったら、島の密度が日本一である観光名所”九十九島”でのシークルーズもオススメだ。

住所:長崎県佐世保市下京町4-4
電話:0956-23-3933
営業時間:11:00~23:00
定休日:月曜日
参考URL:http://tabelog.com/nagasaki/A4202/A420201/42000419/

おわりに

庶民に最も身近な魚といえる、鯵。
比較的安価にも変わらず、料理のバリエーションと味の良さが、長らく親しまれている秘密だ。
ご存知の通り、鯵の語源は”鯵が良いから”。
その意を唱えたのは、江戸時代の6代将軍・徳川家宣に仕えた儒学者、新井白石。
彼の著書『東雅』に「或人の説にアジとは味也。其の味の美をいうなりといへり」と記されており、それが鯵の語源となったそうだ。
今宵は鯵の造りか、鯵のたたきか、それとも、アジフライか。
せっかくなら、漁港まで足を伸ばして絶品の鯵を堪能して頂きたい。

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