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讃岐だけじゃない!… 色濃い特色を味わいたい、全国各地のご当地うどん。

ご当地グルメは数知れず。
ラーメンなどを筆頭に全国各地に点在しているが、“うどん”も負けてはいない。
いや、むしろ、昔から日本にあった料理のひとつとして、その歴史がとても深いものも多い。
麺の太細、長短、コシなど、それぞれの特徴を通して、ご当地のこだわりや歴史を垣間見ることができるわけだ。
今回は、そのなかから3箇所のご当地うどんをピックアップ。
ご当地うどんデビューの参考にして頂きたい。

【秋田】稲庭うどん

秋田県南部で作られているご当地うどん。
通常のうどんより平で細く、ひやむぎよりは若干太い。
この絶妙な太さが、蕎麦にも似た喉越しのよさを生んでいる。
最大の特徴は、練る、綯う、潰す、伸ばす、といった行程を全て手作業で行っていること。
この製法が生まれたのは1665年、それ以来稲庭家が代々受け継いできたとされている。
生地作りから出荷まで、なんと4日間も要するのだから驚きだ。
基本的には、乾麺の状態で市場に出回っている。
通販などでも容易に手に入るので、そうめんの代わりに食べてみて頂きたい。

【富山】氷見うどん

時折、日本三大うどんにも数えられるご当地うどん。
最大の特徴は、“手延べ”と”手打ち”の2つの製法を用いていることだ。
前者は、生地が細くなるまで棒状に伸ばす作業を何度も繰り返す。
これにより、喉越しの良さが生まれる。
後者は、通常のうどん作りと同じく、手でこねたり足で踏んだりして生地を伸ばす。
これにより、餅のような弾力ある食感が生まれる。
両者の良いところを惜しげもなく採用したのが、『氷見うどん』というわけだ。
しかし、手間暇が掛かるため、希少性は高い。
北陸新幹線に乗って、本場の氷見うどんを食べに出かけてはいかがだろうか。

【三重】伊勢うどん

出典: flickr:ume-y

伊勢志摩サミットで話題となった、お伊勢さんのご当地うどん。
太くて柔らかい麺に、魚介香る濃いめの”たまり醤油”をからめて頂く。
見た目は真っ黒なタレだが、カツオやサバの旨味が溶け出し、意外にも甘みが強いのが特徴だ。
歴史は古く、江戸時代以前にまで遡る。
この地で農民が食べていた“地味噌”のたまりをつけたうどんを、食べやすく改良したのが『伊勢うどん』の始まり。
忙しい農民の食べ物だから、出来るだけ手間が掛からず、すぐに満腹になれる“太い麺”を採用したとされている。
また、同じような意味合いで、「参詣者に少しでも早く出せるように」という想いも込められているらしい。
世界に知れ渡った伊勢神宮に訪れる前に、パパッと伊勢うどんで昼食を済ますのも旅の醍醐味というわけだ。

おわりに

奈良時代、中国から伝わったとされるうどん。
当時は、“こんとん”と呼ばれる小麦粉を加工して作られた餡入りの団子だった。
そのうち、こんとんを温かい汁位に入れて食べるようになり、
“温飩(おんとん)”と名前を変え、それが転じて“うんとん”、“うどん”と呼ばれるようになったと考えられている。
そのほか、弘法大師(空海)が故郷である讃岐地方にうどん作りの技術を伝えたという説も。
いずれにせよ、大昔から日本の食卓にあがっていたのは間違いないだろう。
今も変わらず、私達の身近にあるうどん。
それぞれのご当地の味わいを、じっくりと食べ比べるのも楽しみのひとつではないだろうか。

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