まずは、出産を知ることから始めよう!出産は苦行ではない「無痛出産」とは?
人生には、ビックイベントがいくつか存在する。
結婚や自宅購入なども挙げられるが、その中の1つが「出産」である。
子供が増えるという非常に嬉しいことだ。
しかし、男性の本音としては、出産の主役は、奥様で夫である自分の仕事は少ないと思い込んでいる人も少なくないはずだ。
実際に、奥様が出産に関する情報収集をし、夫はその話を聞いているだけという方もいるのではないだろうか。
ただ、夫は付き添っていれば、良いという訳には、いかない。
実際、奥様が出産後に愛情が冷めてしまったケースは少なくない。
まずは、出産の情報収集の役割からでも参加する必要がある。
今回は、「出産方法」について、ご紹介する。
ただ、奥様からの話を聞く役割から、一緒に考えるキッカケになれば幸いである。
ご存じですか?出産方法について
出産方法には、大きく2つに分けられることをご存じだろうか?
なお、私の妻は2種類の出産方法を経験し、私は2回とも出産に立ち会った。
そのことを踏まえ、読み進めていただけると幸いだ。
通常出産
1つ目の方法は、通常出産と呼ばれるような自然に発生する陣痛により、子供を産む方法である。
私の一子目が、この出産方法だ。
妻は、陣痛の痛みが長く続き、出産前の鋭い痛みも長時間に及んだ。
そして、陣痛に耐えるために、絶叫せずにはいられない状態であった。
妻のそんな初めて姿を見たら、「驚く」という言葉では済まされない。
無痛出産
無痛出産とは、主に体に麻酔薬を挿入することにより、痛みを和らげることができる方法だ。
他には、ラマーズ法と呼ばれる呼吸方法で痛みを感じさせないようにする出産方法も存在する。
平成20年度に厚生労働科学研究班が実施した「全国の分娩取扱施設における麻酔科診療実態調査」によると、無痛分娩率が2.6%となっている。
この数値から見ても、壮絶な痛みを、和らげられる方法「無痛出産」の、認知度の低さをお分かりいただけるだろう。
なお、日本における初めての無痛出産、あの与謝野晶子が、順天堂大学で受けたと言われている。
我々夫婦の二子目は無痛出産を選んだ。
結論から申しあげると、私の妻の痛みの度合いは、前者の通常出産と全く異なるものであった。
鋭い痛みを感じるのは子供が、出てくる瞬間だけであった。
その前段にも、陣痛が定期的に襲ってはくるものの、麻酔のおかげもあり、あまり痛みを感じないようであった。
無痛出産は、さらに母体の体力の低下を和らげることも大きな効果の一つだろう。
実際、妻の出産後の体力回復も早かった。
無痛出産は、計画分娩が一般的である。
そのおかげで、私も計画的に会社の業務を調整し、仕事への影響を最小限に抑え、安心して妻の出産の立ち会いをすることができた。
妻に、問いてみた。
「もう1度出産する機会に恵まれたら、どちらを選ぶか?」と質問したところ、彼女は「無痛出産」と即座に答えた。
無痛出産にかかる費用は?
夫として気になることといえば、出産にかかる費用もあるだろう。
目安としては、通常出産に加えて、10万円程度と見ておけばいいだろう。
この10万円が、高いか安いかは、読者次第ではあるが、大切な奥様が受ける猛烈な痛みをお金で和らげることができるのであれば
おわりに
今回は、出産の痛みを和らげるための方法である「無痛出産」を経験を踏まえ、紹介した。
すべての病院で、無痛出産が可能ではない。
そのため、無痛出産を選択する場合には、無痛出産を取り扱っている病院やクリニックを探す必要がある。
麻酔を打つことのリスクを調べ、奥様と話し合うことも必要だ。
まずは、あなたが夫として、「出産」を他人事だとは思わないことである。
男には、痛みが伴わないため、それほど必死になっていない方もいるかもしれない。
そして、今回ご紹介をした出産方法のように、産後も、育児において様々な選択が迫られる。
まずは、会話をすることから始めては、いかがだろうか。
そのためには、知ることがスタート地点だ。