千年の恋も冷める?…あなたの“イビキ”は大丈夫?まずはチェック!
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睡眠中・・・それは自分のことを最も知らない時間。
何の悪気もなく無意識で無防備。
パートナーがいれば、お互い安らぎの時間のはず。
だが、密かに男性のイビキに悩んでいる女性が非常に多い。
眠れなかった朝、一緒に寝るのが苦痛になり、次また会いたいとは思わない・・・。
許せる範囲を超えたひどいイビキは、「ウシガエル」と揶揄されるほど。
それが横に寝ていれば、恋が冷めるどころか、恐怖だとさえ言う。
そんなイビキ、あなたは大丈夫だろうか?
なぜイビキは起こる?
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イビキは、鼻から声帯までの空気の通り道である「上気道」が狭くなることで起きる。
気道が狭くなると、空気が通る際の抵抗が大きくなり、ノドや鼻の粘膜が振動して音が鳴る。
これがイビキの正体。原理はトランペットなどと同じだ。
通常、気道が極端に狭くなることはないため、健康体であれば、寝息は静かで音はない。
イビキは、身体的な特徴や生活習慣で起きやすくなるのだ。
イビキをかきやすい人は?
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ひどいイビキは、圧倒的に30代からの男性に多い。
以下はイビキをかきやすい人の特徴とされる。
・首が短くて太い
・鼻炎など鼻づまりが多い
・口蓋垂(のどちんこ)が大きい
・アゴが小さい
・飲酒量が多い・寝酒が習慣
・疲労・ストレスが多い
イビキは、風邪による鼻づまり、お酒の飲みすぎ、疲労で起こることはある。
これら一時的なイビキなら心配は要らない。
近年、アゴが小さい若い女性にもイビキが増えていると言われるが、女性の場合はショックが大きい分、対策が早い。
だが男性の場合、大イビキはお父さんの象徴のごとく、指摘されても軽視していることが多いのだ。
イビキは、健康のサイン?
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たかがイビキだと思うが、イビキがひどくなると死亡率は約4倍に上昇するとされる。
「睡眠時無呼吸症候群」をご存じだろうか。
重症患者では、睡眠中に何度も呼吸が止まり、1分以上も息をしないことを繰り返す。
寝るたびに脳も体も疲労し、日中、強い眠気に襲われたり、集中力や記憶力の低下が現れる。
それが続けば、やがて思わぬ交通事故や労働災害などを招くことは、想像に難くない。
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イビキをかいている時、体も脳も酸素不足の状態である。
大イビキに無呼吸を伴っていれば、心臓への負担も大きくなり、高血圧・心臓病・糖尿病・脳卒中などを合併することも多いのだ。
朝起きた時、ノドがひどく乾いている、熟睡感がない、頭痛がするなどがあれば、イビキを疑おう。
イビキを解消する6つのポイント
1.自分のイビキを知る
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シンプルに、イビキをしているかどうか、自分から彼女や奥様に聞いてみよう。
もしひどいイビキだと言われれば、それを自覚する必要がある。
手っ取り早い方法は、スマホで動画撮影してもらうこと。
あなた一人でも、イビキを録音・測定するアプリなどでも確認できる。
今後に備え、イビキをかいているかどうかを知っておいて損はない。
2.減量
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大イビキは圧倒的に肥満体形の人に多い。
のどや首周りに余分な脂肪がついていると、気道が圧迫されて狭くなる。
体重増加に伴いイビキは悪化する。肥満がもたらす有益性は無いと言って過言ではない。
ヘルシーな食事と軽い運動を心がけよう。
3.横向きに寝る・枕の高さを変える
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仰向けに寝ると、舌がのどに落ちて気道を圧迫するため、いびきをかきやすくなる。
横向きで寝る習慣をつけよう。
枕の高さも重要。
首が曲がるような状態も、気道を塞いでいびきを悪化させる。
タオルなどで首が曲がらないよう調節するか、ちょうどよい高さの枕に交換しよう。
4.寝酒を控える・量を減らす
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アルコールはもともと筋肉を弛緩させるため、ノドの筋肉がさらに緩まり舌が落ちやすくなる。
寝酒は寝つきは良くするが、質のいい睡眠は得られない。
できれば寝酒は控えるのがベストだが、やめられないなら、せめて量を減らそう。
5.イビキ防止グッズの利用
イビキは口呼吸をしている人に多い。
鼻呼吸を促進する鼻腔拡張テープやマウスピースなど、色々なグッズがある。
効果には個人差があるが、まずは応急処置として試してみよう。
6.医師へ相談
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鼻炎や蓄のう症など、鼻の疾患がある場合や、大イビキで無呼吸を伴う場合、自力での改善は難しい。
耳鼻咽喉科や呼吸器内科などへ、早めの受診をオススメする。
イビキによる弊害は、決して自分だけの問題ではないのだ。
対策が遅れると危険であることは先に述べた通りだ。
おわりに
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イビキの弊害は、健康面はもちろん、心理面への影響も非常に大きい。
うるささによる不眠で、イライラやストレスが溜まる。
やがて寝室を分けることになり、セックスレスへと発展。
決して人間的な非などなくとも、イビキがサヨナラの原因になることは少なくないのだ。
睡眠は毎日、それも一生のこと。
自身とパートナーのためにも、まずは、あなたのイビキ状況を知ることだ。