好きなモノ・コト・ヒトを応援しよう!オンラインでコンテンツを育てる時代
コンテンツにお金を払っていますか?
無料でアクセスできる音楽や映像やテキストが、インターネット上にはあふれている現在。
お金を払わなくとも時間をつぶす程度の楽しみは十分に得られてしまう。
しかし、私たちが無料でそれらを楽しめるということは、それらコンテンツの作り手の手元にはお金が入らないということだ。
これでは、作り手の活動自体がますます難しくなっていく。
では優れたコンテンツの作り手に、少しでもその対価としてお金を届ける方法があれば?
プロフェッショナルの作り手は作品の質を高めたり、いろんなアイデアに挑戦できるようになり、また、アマチュアのクリエイターはより多くの時間を制作に割け、彼らがプロになる後押しをすることができる。
コピーできない「体験」を提供している有料コンテンツ
お金を払うなら コピーすることができないオリジナルな「体験」を味わいたいもの。
例えばライブの強いバンドや握手会を提供しているアイドルは音楽不況にも負けていない。
オリジナルの体験には「お金払うだけの価値がある」ということだ。
もちろんコンテンツの作り手側もそのことはよく分かっている。
そんなわけで、最近はコピーすることのできない「体験」を楽しむことができるコンテンツがより盛んになってきた。
様々な体験型コンテンツが登場する中でも、最近話題となっているのがオンラインサロン・シナプス。
サロンを主催するのがホリエモンや岡田監督をはじめとしたコンテンツの作り手(知識や経験、独特の切り口などのコンテンツを持っている人間)で、彼らと参加者が双方向性にコミュニケーション交流ができるのが特徴だ。
そして参加者自身もサロン(コミュニティ)の一員としてサロンのコンテンツ・文化の創造に寄与できるので、まさにコピーできない唯一無二の体験を味わうことができる仕組みとなっている。
またコンテンツの作り手の新しいマネタイズの方法(コンテンツの受け手からすれば応援する方法)と注目され、すでに多種多様なジャンルの担い手が数多くサロンの主催者としてコンテンツを提供しているのであなたの興味のある主催者やジャンルがきっと見つかるはずだ。
クラウドファンディングでコンテンツの作り手を応援する
さらに直接的にコンテンツの作り手を応援するための方法の1つがクラウドファンディングだ。
寄付を募ってコンテンツを作り上げるというやり方自体は古くからあるが、それがインターネットと結びついてクラウドファンディングという仕組みとなり、多種多様な取り組みが可能になった。
寄付や支援と言っても、その金額に応じてオリジナルグッズやコンテンツの作り手と直接交流する機会が提供されるなど、有料コンテンツを購入していると言えるようなケースも多い。
ファンが制作段階からコンテンツに関われるようになっただけでなく、資金調達が容易になったクリエイターはより自由なコンテンツ制作が可能になった。
日本でも2011年頃に最初にクラウドファンディングプラットフォームができて以来、発展を続け、様々な特徴あるプラットフォームが登場している。
自分の好きなものをよりたくさん、より数多く体験するためには、自らが「支援者」としてクリエイターに対価を払い、コンテンツを育ててゆく意識が必要になる。
そっちのほうが、クリエイターとの距離感もぐっと縮まるし、作品づくりに自らコミットしているという実感が持てて楽しい。
自分の好きなもの、良いと思うものが世に出たり、盛んになるのはやはり嬉しい。
無料のものを漫然と消費するのではなく、あえて積極的に支え育てることが大人の嗜み。
あなたも好きなコンテンツを育てるために、ひと肌脱いでみてはいかがだろうか。