本と己と対話する時間を。 BOOK AND BED TOKYOで浸る最高の読書タイム。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-1.jpg)
2015年11月5日のOPEN以来、連日満室状態!
話題沸騰中の泊まれる本屋『BOOK AND BED TOKYO』に宿泊してみた。
お洒落な内装・インテリア、読書に特化した落ち着いた雰囲気。
そしてなにより、今もなお増え続けているバラエティ豊かな良書が並ぶ。
まさに、至極の一人時間を過ごすことができるだろう。
部屋の内装、宿泊プラン、各種サービスとともに、書籍にも注目。
読書好きなあなたの心をくすぐろうと思う。
BOOK AND BED TOKYOについて。
まずは、同店について簡単に紹介しておこう。
ロケーションは、「池袋駅」から徒歩2〜3分。
JRを利用するなら”西口”、地下鉄を利用するなら”C8出口”が最寄りとなる。
飲食店やカラオケなどが並ぶ繁華街。
一瞬、「本当にここにあるのか?」と疑うが、看板があるので探してみてほしい。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-2.jpg)
エレベーターで7階へ。
迎えてくれるのは、優しい木目調の受付スタンドだ。
呼び鈴を「チンッ!」と鳴らすと、スタッフが顔を出してくれる。
身分証明書を提示し、簡単な説明を受けたらいよいよ本の世界へ旅立とう。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-3.jpg)
木目仕上げの本棚に、様々な書籍がずらり。
その向かい側にはふかふかのソファがあり、ゆっくりくつろぐことができる。
最近、ブックカフェが流行しているが、それよりももっと集中してくつろげる環境だ。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-4.jpg)
窓側の席は人気。
すでに数人が独占しており、空いてもすぐに埋まってしまうくらい。
大きな窓から、池袋の街を見下ろすことができる。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-5.jpg)
お洒落な洗面所は、清潔感も抜群。
向かい側に共用のシャワースペースがあり、24時間利用できる。
ただ、ドライヤーは24:00〜翌7:00までは使用不可なので注意したい。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-6.jpg)
肝心のベッドルーム。
部屋のタイプは、大きく分けて2つ。
本棚のなかに埋まっている「BOOKSHELF」とドミトリータイプの「BUNK」。
上記写真は、BUNKの「COMPACT(¥3,500)」で一番小さな部屋。
シングルベッドのサイズ(80×200㎝)だが、不思議と窮屈感はなく快適だった。
ちなみに、夜間はどうしても物音やイビキが鳴り響く。
しかし、無料の”耳栓”が付いているので是非とも利用してほしい。
本当に、全くといっていいほど、何も聞こえなくなる。熟睡できるはずだ。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-7.jpg)
個人的にオススメしたいのは、本棚向かいにあるソファの端っこ。
ちょうど良い高さの台があり、それが机代わりになる。
読書を通じて良い言葉に出会ったらノートに書き写してみたり、感想を綴ってみれば、より充実した時間となるだろう。
興味深い書籍に魅了される。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-8.jpg)
メインディシュの書籍紹介といこう。
同店の選書を担当したのは、渋谷にある『SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS』。
今まで読んだことも見たこともないような、珍しい書籍も並んでいる。
まず紹介したいのが、『世界を変えた』シリーズ。
図鑑のような構成で、動物、植物、食物、鉱石、機械など、それぞれの詳細や歴史が説かれている。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-10.jpg)
今回は、「ハンバーガー」をピックアップ。
アメリカ生まれの料理だが、正確な”発祥の地”は分かっていないそうだ。
しかし、1830年代頃から「ハンバーグステーキ」なるものが存在していたとのこと。
しかも、それを最初に作ったのはドイツ人移民だった……。
などなど、そんなトリビア的なことが盛りだくさんなので読みふけってしまうだろう。
次にオススメしたいのが、『糸井重里』シリーズ。
知らない人はいないであろう、有名なコピーライターの一人だ。
自身のサイト『ほぼ日』やTwitterで綴られた言葉や詩がまとめられている。
知っていることの少なさを、
恥ずかしがるのではなく、
なにがわるい、と開き直るのでもなく、
まっすぐわかっているようになりたいと思います。
ほんとうに、まっすぐに、
知っていることの少なさを知ることができたら、
重いからだが宙に浮くくらい、軽くなれるでしょう。
軽くなりたいです。
糸井重里の真珠の言葉。
ただただ身を任せ、後に残る余韻に浸って頂きたい。
未知なるものに魅せられる。
それは、子供に限った話ではなく、大人になったからこそ思い馳せたくなるもの。
穏やかに流れる夜の時間に、ゆっくりと宇宙について考えてみてはどうだろう。
同店には宇宙関連書籍がたくさんあるので、全て読破できれば知識人となれるはずだ。
私たちの目に映る天体は、すべて過去の姿です。
太陽は8分20秒ほど前の太陽、月は127秒前の月なのです。
(中略)
地球には、遠い宇宙から近い宇宙まで、または遥か昔の宇宙から現在の宇宙まで、様々な天体からの光が届いています。
その輝きは時間と空間によって編まれた宇宙の地図なのです。
星々の切り取った写真は、脳神経のそれと似ている。
宇宙は人間が作り出したイメージが具現化したものだ。
そんな説を唱えている学者もいたが、あながち間違っていないのかもしれない。
活字に疲れたら、漫画で一休み。
ベッドに持ち込んで、寝る前に読むのにちょうど良いかもしれない。
漫画喫茶やネットカフェのように、新・旧の漫画が並べられているのではなく、ぐっと読み込めるような、読み終えたあとに何かを感じられるような、そんな漫画がいくつか本棚に収められている。
もう何年も漫画を読んでいない人も、物は試しに手にとってみてはいかがだろうか。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-15.jpg)
おわりに
チェックインは16:00〜、チェックアウトは11:00。
そこで脳裏に浮かび上がるのが、「池袋のどこで夕食と朝食をとるか」という問題だ。
その点は、同店のスタッフに気軽に尋ねてみるのがいい。
池袋の良店を知り尽くした彼ら・彼女らから、オススメのお店を紹介してもらおう。
下記の2店は、いずれも徒歩5分圏内にある。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-16.jpg)
まず、夕食にオススメなのが洋食屋『キッチン チェック』。
本格&ボリューミーなのに、1食900円〜ととても安いのがうれしい。
上写真のオムライスは900円で、サラダ・ポテトサラダ付き。
人気のハンバーグはライス付きで1,000円。
そのほかにも、他店では1,500円越えが当たり前の洋食メニューがずらり。
この店目当てに、また池袋に訪れたくなった。
住所: 東京都豊島区西池袋1-37-12 ロサ会館 1F
電話:03-3985-1926
営業時間:11:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:無休
参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13003941/
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-17.jpg)
朝食にオススメなのは、『みつわベーカリー』。
月曜〜土曜は深夜2:00まで開店しており、焼きたてパンも提供。
夜の間に購入しておけば、BOOK AND BED TOKYOにあるトースターで温められる。
ホットコーヒー(別途:150円)と合わせれば、立派なモーニングセットだ。
住所:東京都豊島区池袋2-16-14
電話:03-3971-5669
営業時間:月~土/8:00~2:00 日・祝/9:00~1:00
定休日:不定休
参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13029802/
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/07/453-18.jpg)
集中できる時間・場所がなければ、読書はなかなか捗らない。
本を通じて何を想い、どう自分の心に反映させるのか。
BOOK AND BED TOKYOは、そんな己との対話の時間も提供してくれる。
2016年の秋には、京都にも出店予定。
至福の読書時間はもちろん、豊かな一人時間を心ゆくまで堪能して頂きたい。