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頼りがいのあるヒトになる!「救命処置」「応急手当」のノウハウと訓練機会

突然 自分の家族や恋人が目の前で倒れたら・・・
あなたは何ができるだろう?

心臓発作、地震や台風などの災害、交通事故、アウトドアや海外旅行中のアクシデント、いつ訪れるかわからない「いざというとき」。
愛する人を守るため、救える命を手放さないため、適切な「救命処置」「応急手当」の知識を身に着けよう。

一般人も実践できる「一次救命処置」は「命をつなぐ8分間」

医療が高度に発達した日本に住んでいると何かあれば救急車がすぐにかけつけ、治療してくれると思いがちだが 実際は通報があってから救急車が現場にかけつけるまで平均8分ほどかかる。
この8分は重い。老若男女を問わず起こうりうる「心肺停止」の場合、救急車が来るまで何の処置もできなければ、生存率は停止後4分で20%、8分で10を切ってしまう。
しかし、「気道の確保」「人工呼吸」「胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)」からなる心肺蘇生法と自動体外式除細動器「AED」の使用を主とした「一次救命処置」によって被救助者の生存確率は2倍にもなる。
処置は早ければ早いほど効果が高く心肺停止直後では4倍以上の効果がある。
そして何より大切なことは、「一次救命処置」は私たち一般人でも行うことが可能だということだ。
以下で紹介するサイトを通じてその方法を学んでほしい。

【日本赤十字社】一次救命処置(BLS)~心肺蘇生とAED~


倒れている人をみたら 心肺蘇生の手順(東京消防庁 救急アドバイス)

0.周囲を確認して救助者自身の安全を確保し、二次事故、二次災害を防止する
1.肩をたたきながら声をかける
2.反応がなかったら、大声で助けを求め(一人で解決しようとしない)、
 (まず)119番通報と(協力者がいれば)AED搬送を依頼 

  協力者がいない場合、AEDが付近にありその場所を知っているなら取りに行く
3.呼吸を確認する
4.普段どおりの呼吸がなかったら、すぐに胸骨圧迫を30回行う
  (胸骨圧迫は「強く」「速く」「絶え間なく」
「強く」:胸が5㎝以上沈むまで 「速く」:1分間に100回以上のテンポ 「絶え間なく」:胸部圧迫は激しい活動。疲労による圧迫不足を防ぐため可能なら交代で行う)
5.胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行う
  (人口呼吸の知識がない場合や抵抗感がある場合は人口呼吸をせず胸骨圧迫を継続)
6.AEDが到着したら まず電源を入れる
7.電極パットを胸に貼る
8.電気ショックの必要性は、AEDが判断する(心電図解析中は傷病者に触れない)
9.(誰も傷病者に触れていないことを確認して)ショックボタンを押す

引用:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/life01-2.html
※太字化は筆者による。

「応急手当に関するQ&A」横浜市消防局 

一次救命措置の手順、関連する疑問への回答がわかりやすくまとまっている。

 

ちょっとした知識の有無が生死を分けることも

「出血」も心肺停止と並んで生命の危険をもたらすものだ。
(人間には体重1kg当たり80㎖の血液があり、一時にその3分の1以上を失うと生命の危機となる。)
そしてここでも救急車が来る前に私たちでできることがある。
その最も基本的で確実な方法が直接圧迫止血。
「出血している傷口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて、しばらく圧迫する
といういたってシンプルな方法だ。
理解・実践も非常に容易であるが、出血症状の95%に対応できると言われている。
簡易な知識の有無が、生死や後遺症の有無を左右するということを良く覚えておきたい。

参考:日本赤十字社
直接圧迫止血ほか止血方法:
http://www.jrc.or.jp/activity/study/safety/bleed/

普段の生活でも応急手当は役に立つ

日常生活においても応急手当の知識は役に立つ。
出血、打撲、火傷、熱中症など日常でも起こる怪我や病気も、傷跡が残るケースやひどい場合には死亡につながるケースもあり甘く見ると痛い目に合う。
素早く適切な応急手当をすることが、リスクを最小限にし、その後のスムーズな回復や治療につながる。
日本赤十字社のホームページにて、様々な病気や怪我、(子ども・老人の)事故への応急手当の方法を一覧しておこう。
また、アウトドア活動や海外旅行を楽しむ前にも改めて応急手当の方法の確認しておこう。
病院から離れた自然の中や日本とは勝手の違う海外では自分や同行者を守るために当人の準備が大切だ。

日本赤十字社のホームページ
http://www.jrc.or.jp/activity/study/safety/

 

「救命処置」「応急手当」の実践に必要な知識と経験、実は身近で得られる。

心肺蘇生やAEDなどの応急手当は、知識と経験の両方がなければ、いきなりその場で実践することは困難だ。
しかし、その知識と経験を得られる場所は、実は非常に身近なところにある。
「赤十字」と「消防署」だ。
両者とも さらなるスキルの向上が可能な指導者養成コース講習を用意しているだけでなく、各講習(や検定)に受講証や認定証を発行しているため、講習修了後の自分のスキルがどの程度であるか自他ともに確認できるようになっている。
また費用もテキスト代などの実費のみであり、民間で受ける一般のその他の講習と比べて非常に安い。

全国各地の消防署

各地の消防本部・消防署にて土日を中心に月1回程度の間隔で実施。
消防署によって実施日が異なるため付近の複数の消防署の日程を合わせることで、自分のスケジュールとのすり合わせはしやすい。
「普通救命講習」(3時間、1400円)心肺蘇生法、AEDの使用法、止血法などを
「上級救命講習」(8時間、2,600円)では普通救命講習の内容に加えて傷病者の管理法(搬送方法など)や外傷の手当などの応急手当を学ぶ。
また消防署では、時間の取りにくいビジネスマン向けに、胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDの使い方を修得することを目標とした90分「救命入門コース」など短時間講習も提供している。

日本赤十字社

全国47都道府県の赤十字社支部や赤十字病院にて土日を中心に月に1回程度の間隔で実施。
「基礎講習」(5時間1,500円)では手当の基本や一次救命処置。
「救急員養成演習」では急病、けが、きずの手当て、骨折の手当、搬送、救護を学ぶ。(受講には「基礎講習」の修了が必要。12時間1,700円)

日本赤十字社(都道府県別)講習リンク先一覧
http://www.jrc.or.jp/search/study-link/index.html

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「救急処置」や「応急手当」を身に着けるまでのハードルは高くない。
頼りになる大人であるためには最低限必要な教養と思って是非挑戦して欲しい。
「命を救う」知識とスキルはあなたの周囲の大切な人を守るだけでなく、あなたに本物の自信を授けてくれるはずだ。 

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