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【医師監修】仕事もSEXもやる気ダウン↓おっさん化を自覚したら“男”の更年期対策を!

会社にはいって8年くらいは無理が利いていた。終電までの残業も、仲間飲み会ハシゴ酒も一晩寝ればリカバリー可能だった。
ああ、なのに今の俺は疲れが取れず、集中力なんてものはどっかに吹っ飛んでいる。やる気もイマイチ。

上司がこっそり胃薬を飲んでいるのを見て「わかるわかる」と頷いている。
こんな”おっさん化”を感じて不安にかられる時はないか?

朝、だるくて起きにくい。休日が待ち遠しい。なのに休日も部屋の中でぐったりしている。朝起きた時に勃起しているいわゆる朝立ちもとんとご無沙汰。
彼女とSEXしたいという衝動も沸いてこない。というか、外に遊びに出るのも億劫。
こんな状態が続いている場合は、更年期障害の前倒し状態かもしれない。

更年期障害は45歳から55歳くらいの女性に見られる独特の症状だ。
閉経前後に女性ホルモンが急激に減少し、倦怠感やイライラ、不安感の症状を引き起こす人がいる。顔がほてったり、肩こり・腰痛というあきらかにわかる症状もある。
最近は、男性にも更年期障害があるという学説がある。

男性ホルモンに詳しい久末伸一先生に説明を受けた。

男性の場合は、「LOH症候群」と言われ男性ホルモンのテストステロンが減少して起こる。
40歳過ぎると緩やかにテストステロンが減ってゆくのだ。
「なら大丈夫、まだ30代だし!」と軽く見てはいけない。
テストステロンは20歳を過ぎると徐々に分泌量は減り、過度なストレスを受けるとグイっと下がる。
若い若い・・という自信があっても、仕事、人間関係、借金、女性問題で大きな悩みが勃発するとそれが引き金になって、きびきびと動けなくなる可能性があるのだ。
会社で致命的なミスをした、大嫌いな課長に毎日いびられている、貸した金が戻ってこない、くそっぱら立つ同僚に女をとられた…。
ストレスの受け方は人に寄って違う。それくらいへっちゃら・・と思っても実は”硝子のハート”の俺。
気づかないうちに複数のストレスを背負い込んでしまっていたら、男性ホルモン分泌に支障をきたす可能性があるのだ。

男性更年期障害について知るべきコトとは?

男性ホルモンが減ると下記症状が現れる。知っておいて損はない。

メンタル面

落ち込みやすくなる
不安感を感じる
集中力低下
眠りが浅い、寝付きにくい
朝起きるのが辛い
集中力低下
ヤル気がでない
周囲にあたるシーンが増えた
忘れっぽくなる
外出したくない

ボディ面

筋力低下
汗をかきやすい
頭痛が多くなる
顔が時々ほてる
トイレが近くなる

男性面

女性に興味がなくなる
SEXに興味がなくなる
早朝勃起がない
勃起力が低下する

さあ!どうだろうか?
30代や40代前半なのにまさに”おっさん化”。

ストレスだけのせいではないかもしれない。
次回、久末伸一先生の教えをもとにセルフチェックの方法を伝えることにする。

監修 久末伸一医師
2013年より順天堂大学医学部附属病院順天堂医院で「メンズヘルス外来」を担当。同科は、腎泌尿器疾患・男性機能疾患全般について24時間救急医療に対応。ダ・ビンチを用いたロボット支援前立腺摘除術も導入し、根治性と機能温存を高める治療も始めた。現、千葉西総合病院泌尿器科。
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