一定周期でやってくる！？ 誤魔化せない”チャーハン欲”はプロの味で満たすべし。

ラーメン食べたい！
そんなときは、激戦区の場所を探せば美味しいお店が簡単に見つかる。

しかし、なぜだろうか。
同じ中華でも「炒飯」となれば、途端に話が難しくなる。
ラーメン屋さんに足を運べば、時々セットメニューで炒飯を見かけるが、どうも味が今ひとつ……。
かといって、高価な中華料理専門店に行くのも、何だか違う気がする。

そこで、今回は店主こだわりの美味い炒飯が食べられる店をピックアップ。
あなたの炒飯欲を満たしてくれるどころか、気がつけば何度も足を運ぶ、常連の一人となっているだろう。

【自由が丘】寿福

Quiet Lifeさん(@quietlife_info)が投稿した写真 – 2016 5月 27 9:19午後 PDT

東急東横線「自由が丘駅」から徒歩10分ほど。
繁華街から少々離れた場所にある『寿福』は、近所にあったら週に何度訪れるか分からないほど、美味しい中華を提供してくれる。
あっさり or こってり、その2つで大きく区分される炒飯だが、同店のものはその中間、何とも言えない絶妙な味加減なのだ。
しかも、具材は正統派の焼豚を使っており、焦げた醤油のコクがたまらない。
色んなお店の炒飯を食べ歩いても、結局は戻って来たくなる……
そんなふうに思わざるを得ない、ほっこりとした味わいが魅力なのだ。
実際、来店する客層のなかには近所の家族連れがちらほら。
温かい雰囲気のもと、絶品・炒飯を思いっきり頬張って頂きたい。

【荻窪】中華徳大

@nobumichuが投稿した写真 – 2016 6月 13 5:17午前 PDT

昭和49年に創業した老舗中華料理店。
全てのメニューが絶品でリーズナブルだが、『中華徳大』に来て炒飯は外せない。
同店の特徴は、炒飯の上に「これでもか！」というほどの具材が乗ること。
例えば、ほうれん草を混ぜ込んだ炒飯の上に甘辛く煮込まれた豚肉がトッピングされる”ほうれん草焼飯”はインパクト大。
また、あっさりテイストの炒飯の上に特大のふわふわ卵焼きが乗せられた”らんらん焼飯”は、特に人気のメニューである。
炒飯欲を満たしてくれるどころか、「もう少し欲しい」という食いしん坊欲まで満たしてくれるのが中華特大だ。

【神楽坂】幸せのはし

Hayato Yokotaさん(@yokochie)が投稿した写真 – 2015 1月 28 3:16午前 PST

家庭でつくる炒飯。
その具材といえば、ソーセージが定番だった人も多いのではないだろうか。
そんな昔懐かしい、しかし定番だからこそ美味い炒飯を提供してくれる『幸せのはし』。
パラパラに炒められた絶品炒飯は、ソーセージ＆ニンニクの芽入りの本格派。
なのに、ランチ定食は790円とリーズナブルな価格設定が嬉しい。
あっさりとした味わいだからこそ、何度も通いつめたくなる一品である。

おわりに

最後に、雑学ネタを少々。
中華料理店に行くと、“焼き飯”、”チャーハン（炒飯）”のどちらかがメニューに載っている。
そこには、どのような違いがあるのだろうか。

焼き飯は、お好み焼き、焼きそばなど、鉄板料理が多い関西地方の料理で、鉄板でご飯を焼く料理として提供されることがある。
一方、チャーハン（炒飯）は、中国から日本に伝わった中華料理で、卵を後から入れる焼き飯に対し、卵を先に入れてからご飯を炒めるのがチャーハンとされている。

とはいえ、両者に明確な区分がないのが実際。
お店によれば、塩味のものをチャーハン、醬油味のものを焼き飯とすることもあるようだ。
焼き飯、ないし、チャーハンを頬張るとき、そんな雑学を思い出しながら食べるのも一興。
覚えておいて損はないはずである。