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ただの油だと思ったら大間違い! あなたの生活を官能的に彩る“本物オリーブオイル”の選び方。

オリーブオイルは健康に良い。
それくらい知ってるよ、と言う人は多いはずだ。
しかし、豊富な種類の中からどれを選べばいいのか、あなたは正しく理解しているだろうか?
一般的な菜種油などは“種”から作られるのに対して、オリーブオイルは“果実”から作られる。
そのため、ピリッとした刺激的な味わい、フルーティな甘い味わいなど、
産地によって風味がまるで違う
のだ。
今回は、お気に入りの1本と出会うために押さえておきたい3つのポイントをご紹介しよう。

その1:オイルの種類で選ぼう!

オリーブオイルは主に2種類に分けられる。それぞれの特徴と使用方法を説明しよう。

エクストラバージオンオリーブオイル

ラベルには『EXVオリーブオイル』と略されて表示されていることが多い。
化学的な処理を一切行わず、オリーブの果実から一度だけ絞って、水分を取り除いたオイル。
生産者の技術・生産地・品種・圧搾法などで香りや風味が変わる。
また、専門検査員による官能分析(外観・香り・味わい)の結果、欠点がないと判断されたものしかEXVオリーブオイルとして販売することができない。

使用方法は、主に香り付け。
油ではなく、“調味料”と捉えた方が適切だ。
果実を絞った果汁なのだから、フレッシュジュースと呼ぶべきかもしれない。
パスタの追いオイルや味噌汁、冷や奴などの料理にオススメ。
加熱用に使う場合は、風味を損ねないように弱火で調理するのがよい。EXVオリーブオイルが持つ独自の香りと風味を楽しもう。

ピュアオイル

ラベルには『オリーブオイル』とだけ表記されていることが多い。
官能分析の結果、欠点があり、食用に向かないと判断されたオリーブオイルを脱臭・脱色して精製。
風味をつける目的でEXVオリーブオイルをブレンドしている。

使用方法は、主に加熱用。
EXVオリーブオイルよりも風味が劣るため、香り付けには向かない。
また、安価なため、揚げ物や強火で炒める料理に使うと良いだろう。

その2:ラベルや瓶の外観をチェックしよう!

輸入食品専門店などに売られているオリーブオイル。
試飲ができない状況下で少しでも質の良い1本を選ぶために、下記の3つのポイントをチェックしてみよう。

ポイント1:瓶の外観をチェック。

透明な瓶はお洒落だけど……?
オリーブオイルは、光に直接当たると劣化してしまう。
そのため、遮光瓶を使用するのが常識。
透明な瓶では青々としたフレッシュな色合いを魅力に感じられるが、実はオイルの色は品質とは関係がない。覚えておこう。

ポイント2:品質表示の酸度をチェック。カギは“%(パーセンテージ)”!

先ほども説明した官能検査によって、オイルの酸化度合いが測られる。
簡単にいえば、鮮度のことだ。
基本的に、“酸度0.8%以下”のEXVオリーブオイルは品質が高い。
イタリア語での表記がほとんどだが、“ACIDIT(酸)”や“%”の文字があれば注目してみよう。
中には酸度表記がないものがあるが、信頼に欠けるため、出来れば避けたほうがいい。

ポイント3:“低温圧搾”の表示をチェック。手摘みか否かも重要!

30度以上の熱をかけない『低温圧搾(コールドプレス)』を取り入れているオリーブオイルがベスト。
最近では手間暇がかかることから“遠心分離機”を使って搾油する生産者も増えているが、摩擦熱が加わるため、本来の香りや風味が飛んでしまうのだ。
“ESTRATTO A FREDDO(低温抽出)”の表示があるものを選ぼう。
また、オリーブの実を機械ではなく手摘みで行っていることもポイント。
“Mano(手)”の文字があるかどうかも合わせてチェックしたい。

その3: 試飲して、お気に入りの1本を見つけよう!

オリーブオイルは生産国や生産地によって香りと風味が異なる。
高品質な1本には出会えるかもしれないが、自分の好みにあった1本を外観だけを見て選ぶのはなかなか難しい。
そこでオススメしたいのが、専門店での試飲。
オリーブオイルに詳しい店員のアドバイスを貰いながら、あなたにピッタリの銘柄を見つけよう。

OLiVO(オリーヴォ)

厳選された最高品質のオリーブオイルを取り扱う専門店。
5大陸・世界47ヶ国の生産者がエントリーするオリーブオイルのインターナショナルガイド『FLOS OLEL』。
その年に最高評価を獲得したBEST20と、“TOP FARM(最高の農園)”の中から選んだオリーブオイルを販売している。
主に東京・神奈川・大阪の百貨店内に出店しており、試飲が可能。鮮度が良い期間内に使い切ってもらうためにも、量り売りを推奨している。

松屋銀座 地下一階 グルマルシェ内
住所:〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1
電話番号:03-3567-1211
営業時間:10:00〜20:00
定休日:松屋銀座に準ずる
http://www.olivo.co.jp/

VOMFASS(ファムファス)

ドイツ語で「樽から=量り売り」という意味の店名。
店舗内の商品は全て味見ができ、自宅用やギフト用など用途に合わせてボトルを選び、その場で欲しいだけの量を購入できる。
最高の品質を追い求めることが、創業者の想い。
そのため、より鮮度の高いオイルを、よりフレッシュな状態で使い切ってもらうことをモットーにしている。
オリーブオイルのほか、ビネガーやワイン、ウィスキーも販売。
オリーブオイルが入った大きな瓶や樽が陳列されており、店内の雰囲気を楽しみながら選べる。
現在は、東京都内を中心に出店中だ。

国立本店
住所:〒186-0004 東京都国立市中1-9-30 国立せきやビル(西友)B1F
電話:042-572-4741
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜日
http://www.vomfass.co.jp/

番外編:オリーブオイル豆知識

その1:オリーブオイルにも“ヌーボー”がある。

あなたはオリーブの収穫時期をご存知だろうか。
生産地によって異なるが、イタリアのトスカーナでは10月〜1月が収穫時期。
その中でも、11月までに“早摘み”されたオリーブでつくられるEXVオリーブオイルのことを『ノヴェッロ・オイル』と呼んでいる。
通常よりもポリフェノール豊富なのが特徴で、ピリッとくる辛さとほのかな苦味がその証し。
1年に1回しか販売されないので、ボジョレ・ヌーボーを購入する際に合わせてチェックしてみてはどうだろうか。

オススメ商品:フルット・ディ・アウトゥンノ
http://www.foodliner.co.jp/

その2:オリーブの実の“色”の違いとは?

先ほども説明した通り、オイルの色は品質に関係がない。
ただ、オリーブの実の色に関しては違いがある。
未熟=薄い黄緑色から、次第に完熟=黒色へと変色していく
未熟なほどポリフェノールが多く含まれ、辛味・苦味が強く、フレッシュな香りが特徴。
逆に完熟するとポリフェノール含有量は減るが、まろやかで甘い風味が特徴のオイルになる。
どの時期のオリーブの実を使用しているかによってオイルの味が変わるため、銘柄選びの際に参考にしてほしい。

おわりに

オリーブオイルの健康効果は凄まじい。
1日小さじ4杯のオリーブオイルで心臓病のリスクが低下したり、がん細胞を死滅させたり。
その真偽は分からないが、イタリア人が陽気で健康的に見えるのは、そのお国柄だけでなく、新鮮なオリーブオイルを日常的に摂取しているからかもしれない。

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少なくとも、毎日がちょっぴりオシャレに、彩り豊かになることは間違いないはず。
あなたもオリーブオイルの品質や味にこだわり、お気に入りの1本を見つけてみては?

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