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黄金色の丘に魅せられる……フランス人の誇りとする『ブルゴーニュ地方』とは?

フランス東部に位置する『ブルゴーニュ地方』。
ワインの名産地として有名だが、魅力はそれだけに止まらない。

様々な特産品や郷土料理が豊富で、日本人に馴染みのあるものも多々ある。
豊かな気候と土地で培われた歴史、育まれた食文化は、まさしくフランス人の誇り。
「オレはブルゴーニュに住んでいる」と言えば、みんなから羨ましがられるほどだ。
今回は、そんなブルゴーニュ地方についての魅力に迫ろう。

黄金に輝く丘がある、ブルゴーニュ地方。

しばしば、六角形の国と表されるフランス。
そのなかの東部に位置するのが、ブルゴーニュ地方だ。

ブルターニュ地方は、4つの県に分けられる。
『ヨーヌ県』、『ソーヌ・エ・ロワール県』、『ニエーヴル県』の3つには、それぞれ河川の名前が当てられているが、残りひとつ、『コート・ドール県』だけは特別。
フランス語で、「黄金の丘」と命名されているのだ。

コート・ドール県には、ブルゴーニュの名産・ブドウ畑がある。
ブドウの収穫を終え、葉が紅葉し始める秋。
太陽の光を浴びることで、ブドウ畑はまるで黄金を散りばめたかのような光景へと輝きだす。
その感動から、「黄金の丘」と名付けられた。

また、数々の著名なブルゴーニュワインを生産していることも、名前の由来だと語られている。
いずれにせよ、ひとつだけ県名を特別にするとは、なんとも粋な計らいだ。
それほどまでに、フランス人はワインを誇りに感じているのだろう。
夏を終え、気持ちよい風が吹く時期に、あなたも訪ねてみてはいかがだろうか。

ワインが発展したのは、僧侶のおかげ?

ブルゴーニュ地方はもともと、独立した『ブルゴーニュ公国』。
全盛期の14~15世紀頃は、フランス王国をしのぐほどの勢力を持っており、ベルギーやオランダまで、領土を拡大していたそうだ。
その後、1477年にフランス王国によって吸収。
当地は、名門中の名門である『コンデ族』が任命される。
豊かな大地に恵まれたブルゴーニュは、フランス王国にとって決して手放せない領地だったのだ。
運河を築いたり、大学を設立したり、力のあったコンデ族により、産業・農業・文化は着実に発展していく。

しかし、農業分野において、発展に貢献したのはお役所の人たちだけではない。

クリューニ修道会、シトー派修道会など、ブルゴーニュ地方にはもともと数多くの修道院が築かれており、その影響力も強かった。
そして、「僧侶たちは食道楽だった」と語られるほど、農業技術や農産加工品の質向上に努めていたそうだ。
広大な農地を持つ修道院がなければ、ブルゴーニュのワインやチーズはここまで発展していなかったかもしれない

最初のヨーロッパ建築として名高い『ロマネスク建築』の修道院が、今もなお、小さな村に残っている。
有名な観光地もいいが、あえて地方に行くほうがフランスらしさを感じられるかもしれない。
旅行の日程に余裕があれば、ゆっくりと散歩でもしてみたいものである。

ワインだけじゃない、自慢の食品たち。

ブルゴーニュ地方の特産品は、ワインだけではない。
挙げたしたらキリがないので、今回は是非とも味わってほしい3品を紹介しよう。

エポワス

Époisses de Bourgogne #エポワスチーズ #うまし

Haruhiko Takahashiさん(@haruhiko)が投稿した写真 –

フランス産・ウォッシュチーズの代表格「エポワス」。
生まれは、ブルゴーニュ地方の『エポワス』という小さな村。
シトー派修道会の僧侶たちによって、造られ始めたと言われている。
塩水とマール(ブルゴーニュ産ワイン)のカスで丹念に洗い、ライ麦の藁の上で1ヶ月以上寝かすのが特徴。
チーズの皮はブルゴーニュのブランデーで磨かられることで、キラキラと輝いている。
濃厚かつ力強い味わいで、トロリとした味わいがワイン好きにたまらない一品だ。

エスカルゴ

フランス名物のエスカルゴ。
ブルゴーニュ地方では、バターと刻んだパセリ、ニンニクを詰めて、オーブンで焼くのが伝統だ。
焼きあがったあとのエスカルゴは、パセリの彩り豊かな緑色が映える。
また、ビストロによってレシピが異なり、なかには赤ワインや白ワインで味付けしたものもある。
ブルゴーニュ地方の郷土料理には、白ワインを加えた魚のスープで煮込むザリガニ料理も有名。
合わせて味わってみたい。

シャロレー牛

ブルゴーニュ地方の牧場で、最も見かけることが多い。
フランス産の肉は脂身が少なくて好き嫌いが分かれるが、シャロレー牛だけは別だ。
ナイフを使わなくても、フォークで切れてしまうほどの柔らかい肉質が特徴。
なかでも、ソーヌ・エ・ロワール県にあるブリヨネ地域で育ったものは上質。
牧場は広大で、土が湿っているため、餌となる牧草がよく育つのだ。
ブルゴーニュ地方の最高級のシャロレー牛を追い求め、足を運んでみてはいかがだろうか。

都内で楽しめるブルゴーニュ

1.オステルリースズキ

都会の中の小さな隠れ家のようでいて、肩肘張らずにブルゴーニュ地方の郷土料理を楽しむことができる。

住所:〒107-0052 東京都港区赤坂5-4-17 前田ビルB1
電話:03-3585-6080
営業時間:11:30~14:00(L.O.14:00)18:00~22:00(L.O.22:00)
定休日:日曜日・祝日
http://www.hos-suzuki.com/

2.Maison de la Bourgogne

ブルゴーニュ地方出身のオーナーが「日本とフランスの文化の架け橋に」をコンセプトに神楽坂に店を構えるMaison de la Bourgogne
テラス席も用意されているので、神楽坂の風を感じながら、ブルゴーニュワイン・郷土料理を楽しむことができる。

住所:東京都新宿区神楽坂3-6-5 VIA神楽坂1F
定休日:無休
[月~金]
11:30~14:30(L.O)
18:00~22:00(食事L.O) 24:00閉店
金曜日はAM3:00まで営業
[土・日・祝]
11:30~14:30(L.O)
14:30~17:00(Tea Time)
[土]
18:00~22:00(食事L.O)24:00閉店

おわりに

ブルゴーニュ地方の歴史と文化。
それらを少しでも知っているだけで、ブルゴーニュ産のワインや郷土料理は一味もふた味も違ったものになるだろう。
ここで学んだことを頭の片隅に置きつつ、食事とワインを楽しんでもらいたい。

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