彼女が笑って許すのは3度まで?”男の股間”問題「今」こそ考える
朝、目覚めた時、股間はどれだけ元気だろうか?
「なんちゅう質問するんだ!セクハラだ」とスルーせず、この三日間のお目覚めタイムを思い出してみよう。
高校時代の目覚めタイムのときに比べ、大人しくなっているはず。
30歳を過ぎた頃から時々、気になり始める『俺の股間』。
お目覚めタイムのモーニングエレクション(=朝勃ちとも言う)は、ED診断のときにドクターから尋ねられる場合がある。
ノンレム睡眠の時に目覚めた場合は勃起していないので心配無用だが、レムだノンレムだと、そんなこといちいち把握できるもんじゃない。
陰茎の海綿体や血管が加齢やストレスで弱っちくなっている!ということは器質性EDの前触れ…を意識しておくのがよい。
私は、なんせセックスレスの悩み相談に長年取り組んでいて、セックスレスの原因にEDが関連することを重々承知。
あまりに真面目に取り組んでいたため、泌尿器科の学会で講演したり、ED診療ガイドライン制作委員に抜擢されたりと、EDに関しては自称”EDアンバサダー”というほど熱心なのである。
もちろん、EDに関する著書も書いた。泌尿器科のドクター方と共に日々勉強し続けている。
彼女や妻とベッドイン時のキンコンカン
モーニングエレクションは大丈夫だけれど、彼女あるいは奥さんとエロチックタイムを過ごそうとするとフニャラララという現象。
これはオジ様と言われる年代に関係ない。若くても経験ある人が多いのでは?
「酒を飲みすぎたからだ」「忙しくて昨夜寝てないからだ」「風邪気味で体調が悪いからだ」というセリフで照れ笑い…
これで何度かはやり過ごせる。
20代、30代前半であれば「まさか俺がEDなんてなるわけないもんね」という根拠がない自信がED否定するのだ。
しかしEDの定義というのをマジで読むとピキっと背筋が冷えるはずだ。
EDは「あなたの陰茎は柔らかすぎて膣内に挿入できませんよ」という一言で終わるものではない。
勃起障害とか勃起不全と表記される。
いくら彼女のおっぱいを撫でても、股間がビクンとも反応しない。
彼女が「はやく・・」とおねだりしてもなかなかキンコンカンにならない!焦りまくる。
あるいは、なんとか挿入しておさまったものの途中で硬度が減少する、男性にとっては耳を塞ぎたくなる厳しい言葉「中折れ」(な・か・お・れと読む)になり、彼女が不完全燃焼のまま不思議そうな顔になるシーンに遭遇。
悪夢だ。
つまり「性交時に十分な勃起やその維持ができずに満足な性行為が行えない」という広範囲の症状がEDなのだ。
ってことは「酒飲みすぎたからできないよ〜」の照れ笑いが3回以上続いた場合「もしかして俺って??」と”俺の股間”に手を当ててよく考える必要性がある。
放置したままオジ様になると辛い未来がやってくる。
私が運営する夫婦仲相談所での妻たちの悩みはこうだ。
「夫とラブラブなのですが、夫はEDみたいで4年も抱いてくれません。寂しくてどうにかなりそうです」
というノンフィクションの相談が続々押し寄せる。夫のEDは妻の心を壊す。
次回から「もしかしてED?」について泌尿器科医の助言を元に楽しく取り組むことにする。