男だって香りを味方に。知っておきたい香水選びの基本
男の香水選びでは、シーン別にあった香りを選ぶだけではなく、香水の種類による香りの持続時間の違いや、香水をつける場所にも拘りを持ちたい。
そこで、香水の基礎知識から化粧品売り場での注意点まで、気になる香水選びの基本についてご紹介しよう。
シーン別に使い分けたい「香」の基本
ビジネスシーン
ビジネスシーンでは、香水の香りが強いのは敬遠される。
爽やかな香りをほんの少し香る程度がお勧めだ。
ベルガモットやオークモスをベースにしたシプレ系は、フォーマルにもピッタリなものが多く、リフレッシュ効果が期待できる香りもある。
営業などでフレッシュな印象を相手に与えたい場合には、柑橘系の香りが強いシプレ系が合うだろう。
カジュアルシーン
カジュアルシーンにお勧めなのがフゼア系。
男性的でエネルギッシュな香りの中でも特にフレッシュさが強い「フゼア フレッシュ」は、シトラス系と並んでカジュアルシーンにお勧めだ。
デートにつけたいとっておきの香水
セクシーさを感じるオリエンタル系は、エキゾチックなものが多くデートにピッタリ。
甘い香りが多いので、つけすぎないように注意が必要。
夜のデートにお勧めの香りだ。
知っておきたい香水の基礎知識
香りの持続時間
香水の香りは3段階に分かれて変化する。
トップノートはつけてから15分以内の香り、ミドルノートは本来の香水の香りで30分後~数時間程度、そしてラストノートは最後の2時間程度で香水の余韻ともいわれる香りである。
香水には3種類あり、「パルファム」「オードトワレ」そして「オーデコロン」がある。
パルファムは香りが5~12時間程度継続し、オードトワレは2~5時間、そしてオーデコロンは1~2時間程度香りが持続する。
香水をつける際の注意点
トップノートはまだ香水本来の香りが出ていない時間帯で、香りが薄く感じられる。
けれどもこの時に香水を重ねづけしてしまうと、香りがきつくなってしまうのだ。
つまり最初に香水をつけた際に「少し薄い」と感じる程度がベストなのである。
香水をつける場所
一般的に降水は体温が高い場所につけるほど香りが高くなる。
ただし、汗をかく場所につけてしまうと、汗で香水の成分が流れてしまう上に、汗や皮脂の匂いと混じって香りが変質してしまうことも。
その為、首筋や手首などの比較的体温が高く汗をあまりかかない場所につけるのがお勧めだ。
香りは下から上に上る習性があるので、ほのかに香らせたい時には足首やズボンの裾などにつけるのが良い。
ただし香水の中には、直射日光に当たると変質するものがあるので、肌に直接つける場合には、直射日光が当たらない場所につけるように心がけたい。
化粧品売り場で香水を買う
香水を直接嗅がない
香水売り場では、香りを試すために「ムエット」と呼ばれる試香紙が置かれている。
香水を直接嗅いでしまうと、アルコールの香りが鼻を刺激してしまうので、ムエットに吹き付けてアルコールの香りを飛ばしてから香りを確かめることが大切だ。
きちんとテスターを使う
店頭には店頭用の見本として「テスター」が設置されている。
ムエットで気に入った香りは、必ず自分につけて試してみて欲しい。
体温や温度そして体臭に寄って香りが変化するので、ムエットの香りだけで判断するのは危険だ。
30分程度の時間を空けるとミドルノートの香りを確かめることができる。
ラストノートまで確かめたい場合には、他の場所に買い物に行くなどして時間を空ける必要がある。
1日ゆっくりと香りを確かめるには、サンプルボトルを貰うのも良いだろう。
香水を買う際には、時間に余裕をもって化粧品売り場を訪れるように心がけたい。
TPOに応じた“香り”を纏う
香水の選び方の基本をおさえ、シーンにあった香水を選ぶことで、印象を良くするだけではなく、自分の存在を強く相手に印象付けることも可能だ。
香りはなりたい自分を演出してくれる素敵なアイテム。
香水を賢く活用することで、ビジネスやプライベートをより充実させて欲しい。