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強い苦味が男の“渋み”を生む! 集中力と目覚めを促すエスプレッソの魅力とは?

コーヒーの旨味をギュッと濃縮した『エスプレッソ』。
上品なスーツでビシッとキメたビジネスマンが、立ち飲みバールでエスプレッソをくいっと胃に流し込み、気持ち改め仕事場に赴く。
日本ではあまり見かけられないが、エスプレッソの本場・イタリアでは日常的な光景である。
素早く提供される上に、強い苦味が胃に刺激を与えるため、忙しいビジネスマンにピッタリの気付けドリンクなのだ。
今回は、そんなエスプレッソの魅力に迫ってみよう。

そもそも、エスプレッソとは?

エスプレッソの生まれはどこだろう?
もしかすると、多くの人が北米・シアトルを思い浮かべるかもしれない。
その要因は“スターバックスコーヒー”にあると思うが、実は間違い。
もともと、エスプレッソの発祥はイタリアだ。
その文化は今も色褪せることなく、イタリアにあるコーヒー店の売り上げの6割がエスプレッソと言われるほど。
イタリアで生まれたエスプレッソが北米で普及し、日本にも定着したという流れである。
 
そもそも、エスプレッソはイタリア語。
急行・特急という意味の言葉で、抽出時間がドリップコーヒーに比べて格段に速いことが語源とされる。
使用するのは、7~8gの新鮮な深煎り極細挽きのコーヒー豆。
それを専用のエスプレッソ・マシーンの蒸気圧を利用して抽出する。
要する時間は16~25秒。
ドリップコーヒーだと少なくとも5分は掛かることを考えれば、その抽出スピードをお分かりいただけると思う。
イタリアの粋な男性は、エスプレッソを素早く飲んで、すぐさま仕事場へと向かうのが習慣なのだ。

エスプレッソの嗜み方とアレンジメニューの数々。

スターバックスを利用する人はご存知かと思うが、エスプレッソを使ったドリンクはとても豊富だ。
旨味とコクをギュッと濃縮されているので、甘いシロップと混ぜてもコーヒーの味が消えない。
ここからは、『デミタスカップ』『モーニングカップ』の2つのコーヒーカップに分けて、代表的なアレンジ方法をご紹介しよう。

デミタスカップ

主にエスプレッソ用に使われる小さなコーヒーカップ。

ソロ/ドッピオ/リストレット
これらはエスプレッソの“単位”
と捉えてもいい。
ソロは、約30ccのエスプレッソ。
ドッピオは、その2倍の豆を使う60cc。
リストレットは、15ccで最初に抽出される濃い部分のみを楽しむ。
いずれもストレートでくいっと胃に流し込む。
または、ブランシュガーをたっぷりと入れて、大人のデザート感覚で。
小柄な『デミタススプーン』で、ザラメのジャリジャリとした感触を楽しもう。

マキアート

マキアート=染み付いたという名前の通り、エスプレッソの上に『フォームドミルク(蒸気で泡立てた牛乳)』を乗せる。ストレートのエスプレッソより、味がまろやか。

コンパナ

エスプレッソの上にホイップクリームを乗せたデザート的なメニュー。
ホイップクリームの甘さと濃厚さが、エスプレッソの強い苦味と絶妙にマッチする。

モーニングカップ

カプチーノなどのミルクと合わせたドリンクに使われる。
8oz(約230cc)のてっぷりとしたコーヒーカップ。
スターバックスコーヒーで言うところの“ショートサイズ”と同じくらいの量が入る。

カフェラテ

イタリアでは、『カフェラッテ』と表記されることが多い。
エスプレッソと『スチームミルク(蒸気で温めた牛乳)』を混ぜ、最後にフォームドミルクを乗せる。
エスプレッソに使う豆の質はさることながら、スチームミルク・フォームミルクの出来栄え次第で見た目も味も大きく変わる。

カプチーノ

カフェラテよりも、フォームドミルクが多いのが特徴。
ミルクの甘みとエスプレッソの苦味のバランスが丁度良く、砂糖を使わなくても飲める。
上からシナモンパウダーを振りかけるのがポイント。

ちなみに、フォームドミルクが通常より多いカプチーノのことを『ドライカプチーノ』、少ないものを『ウェットカプチーノ』と呼ぶ。
バリスタが常駐するカフェに訪れた際には、ぜひ試してみてほしい。

アメリカーノ

アメリカ生まれのアメリカーノは、エスプレッソを『お湯』で割ったもの。
エスプレッソの旨味をそのまま味わえる上に、通常のコーヒーに比べてスッキリと飲みやすい。
どちらかというと麦茶のような感覚を味わえるので、味の濃いコーヒーが嫌いな人にオススメだ。

ちなみに、カフェラテとカフェオレの違いはご存知だろうか?
スターバックスコーヒーなどで購入できる『カフェラテ』は、エスプレッソを牛乳で割ったもの。
『カフェオレ』は、普通のドリップコーヒーを牛乳で割ったものだ。
お店によってはどちらか片方しか販売していない場合があるので、注文する際には気をつけよう。

本格バリスタが活躍するオススメのカフェ&バール。

エスプレッソと切っても切りはなせない『バリスタ』。
コーヒーの知識を幅広く熟知し、最高のサービス力と卓越した技術力を兼ね備えたプロフェッショナルだ。
磨き上げた腕を競い合う『ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ』や『ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ』など大規模な大会が開かれており、日本でも人気の職業のひとつとして挙げられる。
ここでは、有名なバリスタの淹れるエスプレッソを味わえるカフェをご紹介しよう。

CAFEERA(カフェラ)

本場・ミラノスタイルを取り入れたイタリアンバール。
なかでも『大丸神戸店』は、ヨーロッパの街角に佇む洋館のようなゴージャスな雰囲気。
テラス席もあるので、暖かい時期には心地よい風を感じながらエスプレッソを楽しむことができる。
同店には、『ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ2007』で女性初の優勝を果たしたバリスタが勤めているのもポイント。
サービスのクオリティも高く、正しく大人のカフェと言えるだろう。

■大丸神戸店
住所:〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町40大丸神戸店1F
電話:078-392-7227
営業時間:平日 9:45~21:00 / 土日祝 9:45~21:00
定休日:施設休館日に準ずる
http://www.ufs.co.jp/brand/cfr/

BAR DEL SOLE(デルソーレ)

日本で初めて「本物のイタリアエスプレッソが飲めるお店」に認定。
イタリア本国の『エスプレッソ協会』お墨付きの本格エスプレッソを味わうことができる。
オーナーは、イタリアン・カフェの技術者・ジェラート職人として、日本の草分け的な存在であるバリスタ・横山千尋。ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップで幾度も優勝した経験のある実力者だ。
その技術力を受け継ぐバリスタたちが、一流のホスピタリティでもてなしてくれる。
都内と大阪に店舗を展開しているが、いずれもオフィス街の近くに構えている。
イタリア人みたく、ふらっと立ち寄って、エスプレッソを気付け薬の代わりに嗜んでみては?

■六本木本店
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-8-14 Patata六本木1F
電話:03-3401-3521
営業時間:
月~木曜日/11:00~24:00(L.O.23:00)
金・土曜日 /11:00~翌2:00(L.O.1:30)
日・祝日/11:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:毎月第1日曜日
http://www.delsole.st/store/roppongi/
■大阪ステーションシティ店
住所:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 JR大阪駅5F 時空の広場
電話:06-6485-7897
営業時間:8:00~23:00
定休日:HP参照
http://www.delsole.st/store/osakastation/

おわりに

一流のバリスタは、その日の天候や客の体調・気分によって、エスプレッソの味をコントロールする。
そんなカフェに通うことは、逸品の時計や鞄を持つのと同じように、あなたのステータスとなるだろう。
上質なエスプレッソを嗜む、粋な男の世界に。
あなたも足を踏み入れてはどうだろうか。

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