今、もう一度メガネを考え直そう。②オトナだからこそ選びたい、全国の信頼できる眼鏡店3選
30代からの信頼できるメガネ店といえば?
前回の記事で、自分にぴったり合った眼鏡を選ぶには、「一生付き合える」ほどの確かな技術とサービスを提供する店を選ぶ事が重要だと述べた。
今回紹介するのは、編集部一押しの3店だ。
どの店も、信頼できる高い技術ときめ細やかなサービスが期待できる。
1.金子眼鏡店
http://www.kaneko-optical.co.jp/jp/ownstore/index.html
福井県鯖江市は百年も前から眼鏡の生産を行っており、世界的にも眼鏡産地としてその名を轟かせている。
その鯖江市に本社を持つ、1958年創業の歴史ある眼鏡店が「金子眼鏡店」。
地元の高い技術を持つ職人と手を組み、伝統的な製法で手間ひまを惜しまずに眼鏡を生産し続けている。
その美しいフォルムや、耐久性、フィット感の高さなどから全国に多くのファンが居る。
この店の一つの売りは「フィッティングへのこだわり」。
眼鏡の知識を有する優秀なフィッターが30分ほどの時間をかけて、付けては外し、温めては曲げてを繰り返し、耳や顔にぴったりとフィットするよう、テンプルを調整してくれる。
量販店ではこうはいかない。
眼鏡の使い心地は、この最初のフィッティングが命。かけ心地は比べてみると瞭然だ。
その「金子眼鏡店」、東京都内にも多数の店舗を出店しているのだが、2015年東京の青山に新店舗をオープンした。
場所は246沿いで、東京メトロ表参道駅からすぐという立地。
店内は3階構成になっており、各フロアごとにコンセプトに合わせて内装が異なる。
一階はショウウィンドウから日差しが差し込み、明るく広々とした環境。
ナチュラルウッドの什器に並ぶ眼鏡をひとつひとつ落ち着いて眺められる。
2階フロアにはシャンデリアが天井に輝き、赤絨毯が敷き詰められ、自分にぴったりの一品を選ぶのに最適な環境だ。
まさに「オトナのための眼鏡店」だ。
注目したいのが、ヴィンテージ製品のみを取りそろえた3階。
レトロな雰囲気の内装や什器が製品の魅力を引き立てている。
「金子眼鏡店」は製造販売しているだけでなく、鯖江に古くから伝わる眼鏡づくりの伝統技術や、日本の眼鏡文化を未来に残してゆくための活動も熱心に行っている。
とくに、大阪の店舗「THE STAGE」は、眼鏡好きにとっての聖地。
眼鏡に関する貴重な資料を保存する資料館や、職人から直接眼鏡づくりの技術を学べるアトリエを併設するなど、かなりの気合いの入れっぷりだ。
メガネを愛する人間なら、大阪に行く機会があれば、ぜひ訪れてみたい。
2.眼鏡のとよふく
http://www.toyofukuoptic.co.jp/
前述した千葉県佐倉市にある「眼鏡のとよふく」。
あまりアクセスが良いとは言えないこの場所にあるこの店が、全国から客足が絶えない超人気店だというから驚きだ。
予約は通常、2週間以上待ち。
一度に2時間以上の時間をかけて視力検査を行い、ベテランの技士が見え方や使い道、普段の仕事の内容までも考慮してあなたに最適の度調整を行ってくれる。
出来上がりまでに2週間かけるという徹底ぶりだが、かけた瞬間の心地よさとクリアな視界は感涙もの。
値段は5万から10万とかなり高級だが、その価値に見合う眼鏡を販売している。
時間とお金に余裕があれば、ぜひ訪れてみたい。
3.白山眼鏡
「金子眼鏡店」とならび、オリジナルのフレームに定評があるのが「白山眼鏡」だ。
1883年、東京・人形町で創業した日本のアイウェアブランド。
基本コンセプトは「デザインしすぎないこと」。
かけた人に自然に馴染み、シンプルながらもその人の魅力を引き立てる飽きのこないデザインにファンが多く、ジョンレノン、奥田民生などの有名人も愛用している。
このように、店によってそれぞれ得意分野や、自信を持っている部分はそれぞれ。
あなたの価値観にあった、長く付き合える店を見つけるために、まずは近くの眼鏡店巡りをしてみては?
きっと眼鏡との付き合い方が変わるはず!