コツさえつかめば簡単!北欧家具のコーディネート術 基本の3ステップ
「北欧家具」と聞くと、なぜか敷居が高く感じてしまう人はいないだろうか。
“見た目はシンプルだけど、とても高価で、日本の部屋に合わせるのがちょっと難しそう”というイメージが先行している。
でもそう怯えることはない。実は、コツさえつかめば北欧家具は日本の家と相性がバツグンなのだ。
本記事では、あなたの部屋を見事に北欧風に作り変えてしまう3つのステップを紹介する。
これさえ押さえておけば、簡単にお洒落で本格的な北欧風のインテリアデザインが叶うはずだ。
1. 基本は「白」と「黒」と「茶」
北欧デザインの本質は「シンプルさ」にある。
その究極の形が白黒である。
しかし、白をひとつとっても真っ白だったり、シルバー気味だったり、グレーがかっていたりと千差万別。
そのグラデーションこそがシンプルさの中に洒落を感じさせる。
そして、白と黒には「木」の温かみが不思議と映える。
厳密に言うと、北欧家具とは北欧の木材を使用してデザインされた家具のことを指すのだが、まさに
その木へのこだわりこそが北欧らしさだと言える。
この木の温かみが、部屋全体に落ち着いた雰囲気をもたらす。
木の温かみ……そう、日本の家も、北欧の家も、もともと木材をふんだんに取り入れ、自然との調和を大事にしてきたという点ではルーツは同じ。
シンプルかつ色味を抑えた日本の家と、モノトーンを基調とする北欧家具の相性は抜群なのだ。
北欧家具を選ぶときは、「白」「黒」と「茶」を基調とし、3色のバランスを取れば、あなたのアパートやマンションにも不思議としっくりくるはずだ。
2. アクセントカラーで遊び心を!
白と黒と茶だけではシンプルすぎると感じてしまう人も中に入るだろう。
そんんな時に使いたいのが、赤や青や緑といった差し色のアイテム。
もちろん椅子やカーテンといった大きめの家具に差し色を使うのもいいけれど、一番のオススメはクッションに使うアクセントカラー。
クッションひとつで、部屋に漂う空気感はまったく変わる。
北欧家具を選ぶ時には、シンプルさの中に自分なりのオリジナリティーを発揮してみて欲しい。
3. 小物使いで一歩先の上級者へ
差し色の工夫ともうひとつ忘れてはならないのが、「小物使い」である。
一概に小物と言っても、インテリアから机の上に添えるフルーツまで「小物」と言える。
たとえば、暖かい色合いのラグマットやソファーに置いた膝掛け、テーブルクロスなどのファブリックで指し色を加えてみてはどうだろうか。
指し色は大型家具ではなく、このように季節によって取り替え可能なアイテムで取り入れるのがいい。
飽きても替えがきくし、気分によって複数のアイテムを使い分けるのも良い。
しかし、差し色や小物を使いすぎには注意したい。それでは北欧らしい「シンプルさ」が台無しになり、小物がアクセントにならなくなってしまう。
もし北欧らしい空間を演出したければ、あれもこれもと欲張らず、自分のお気に入りの小物だけを添えたいところ。
いかがだろうか。
この3つを押さえるだけで、あなたも簡単に北欧テイストのシンプルかつお洒落な部屋を作れる。
ぐっとハードルが下がったのではないだろうか?
北欧家具の選び方は、まず大枠のイメージを決めて、そこに遊び心を入れるのが王道であり、それさえ押さえて選べば間違いがいない。かと言って、決してこの通りコーディネートする必要はない。
まずはこの型を真似してみて、少し慣れてきたら、あなただけの「北欧風」を突き詰めてみてはいかがだろうか?