ドラえもんがポッケから出すのは「アナタの心」のタイムマシーン!?…「藤子・F・不二雄ミュージアム」
国民的アニメ、「ドラえもん」。
1969年に連載をスタートして以来、読者を着実に増やし、1973年にアニメ化。
1979年には2回目のアニメ化を果たし、今日に至るまで放送は続き、国内外に大勢のファンを抱えるまでに成長した。
アナタも幼少の頃、ご飯に箸を伸ばすことも忘れ、TVに噛り付いて見ていたはずだ。
内容が面白いのはもちろん、その話一つひとつには夢と希望が詰まっていて多くの子供たちを魅了し続けている。
ときには、実生活における忠告・教訓めいたエピソードもあるが、どこか優しく見守られているようで、素直に見入ったものだ。
あれからどれだけの時間が経っただろうか?
大人になり「ドラえもん」を見なくなった人は多いと思う。
当時とは考え方も変わり、素直な気持ちで「ドラえもん」とは向き合えなくなっているかもしれない。
大人になったから今だからこそ、ドラえもんに再会してみよう。
ドラえもんをはじめとする藤子・F・不二雄が、生み出した人気キャラクターたちに再会できる「藤子・F・不二雄ミュージアム」。
駅を降りれば、藤子・F・不二雄ワールドに
JR・小田急電鉄が乗り入れする「登戸駅」から向かうのがオススメだ。
シャトルバスは、バスの外観だけでなく、車内も特別仕様だ。
つり革や降車ボタンまで、ドラえもん一色だ。
このこだわりは、子供たちの喜ぶ顔を想像してのことだろう。
その計らいと期待感で、道中ですら大人も自然とテンションが上がる。
さぁ、いよいよ「藤子・F・不二雄」の世界へ
展示室には、「ドラえもん」をはじめとする貴重な原画が数多く飾られている。
カラー原画は必見!
水彩画で描かれた独特の色合いは、ドラえもんの持つ優しい世界感が、より際立って感じ取れる。
「おはなしデンワ」という音声ナビを使って補足情報を聞ける作品もある。
藤子F先生の創作活動のこぼれ話を一緒に楽しめるのだ。
ちなみに、「おはなしデンワ」は大人用と子供用に分かれている。
大人用は、よりディープ秘話を楽しむことができる。是非活用して欲しい。
きれいなジャイアンが、あなたを驚かす!
「きこりの泉」から姿を現す、きれいなジャイアン!
子供の遊び心をくすぐるギミック、まるで子供のような悪戯心。
「してやったり!」と笑う藤子Fの笑顔が浮かぶ。
自由気ままに過ごす「はらっぱ」で、キャラと出会う
藤子・F・不二雄キャラたちが、アナタのことを今か今かと待っている屋上。
のんびり昼寝するパーマン1号と、こちらに気づいて手を振るパーマン2号。
ベンチに腰掛けるコロ助。ペロリと出した舌が愛らしい。
お待たせ! ドラえもん!
土管とセットなので、あの空き地の情景が思い浮かぶ。
「どこでもドアを通る」という子供の頃の夢が、目の前にある。
扉の向こう側に一歩踏み出せば、違う景色が見えそうだ。
ピー助とのび太、ドラえもん。
その圧倒的な大きさは、迫力満点!
長編ドラえもん第1作『のび太の恐竜』の感動が蘇る。
各所に「粋」な遊び心が満載
「アニメは見たことあるけど、漫画は読んだことない…」そんな方にオススメなのが「ライブラリースペース」だ。
アニメとはまた違った、趣を楽しめる。
「ミュージアムカフェ」にも遊び心が、満載。
藤子・F・不二雄作品にちなんだメニューが並ぶ。
例えば、ドラえもん色のノンアルコールブルーカクテル「ドラえもんブルー」。
巨大ガチャ現る
「子供じゃあるまいし…ガチャガチャかよ」と馬鹿にすることなかれ。
このガチャガチャ、一味違うのだ。
とにかくデカい!
その巨大さに圧倒され、「引かなければ…」と、妙な使命感すら湧いてくる。
ガチャガチャを回し、童心に返った土産にどうだろう。
おわりに
アナタも、思うことがあるだろう。
あぁ、どこでもドアがあったら…。ドラえもんがいてくれたら…。
ドラえもんをはじめとするキャラクターに出会い、楽しみ、童心に返る。
ここは、アナタの幼少から大人への成長の過程をココロの中で旅するタイムマシーン。
大人のアナタに、ドラえもんがポッケから出すのは「タイムマシーン」だ。
ドラえもんは、大人になったアナタも温かく迎え入れてくれるだろう。
住所:〒214-0023 神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号
開館時間:10:00~18:00
休館日:毎週火曜日、年末年始
お問い合わせダイヤル:0570-055-245(9:30~18:00)
公式URL:http://fujiko-museum.com/