遠くの非日常よりも近くの非日常を…ぶらり街歩きのススメ。
休日には、どこかに出かけたい。
温泉か、テーマパークか、海の見えるところ…旅行先は、多種多様。
確かに、旅行は日頃感じることができない感動や新しい出会いを与えてくれる。
日常の煩わしさから抜け出し、気分展開することは誰もが望む休日の過ごし方ではないだろうか?
しかしながら、実際は労力・費用を考えると、旅行や遠出を毎週というわけにはいかないのが実情だ。
近場を自分の足で歩いてみるだけでも、新たな発見、予期せぬ「非日常」に出会うことは多々ある。
あなたの住む近場は、知り尽くしているだろうか?
知った気にはなっていないだろうか?
今回は「ぶらり街歩き」をスポットに当ててみた。
1.身の回りの“新鮮”を探す。
通勤・通学で使用する電車・車は、高速で通り過ぎてしまっているため、見過ごしているものは少なくないはずだ。
そこで、休日に普段降りない駅から自宅まで歩いてみるのはどうだろうか?
知らないお店、裏路地、道に咲く花…。
これらは、あなたの身近にも新鮮さが溢れていること教えてくれるはずだ。
平日に、ふらっと立ち寄りたくなる場所が見つかるかも…
2.“身体感覚”で街を知る
交通の発達によって、出発地から目的地まで高速度で移動することによって、両者の連続性は失われてしまった。
せわしなく移動を続ける私たちは、“その間”に何があるのか考えてみることもない。
しかしながら、自分の足で歩いて移動してみることで意外な発見がある。
例えば、東京の街は谷や丘が織り成して連続した形状をしていることが分かるだろう。
東京は均質な空間ではなく、河川による堆積と侵食の歴史が生み出した複雑性に富んだ都市なのだ。
それは地図を見ていても、実感することはできない。
3.歩くことは“運動”。
忙しく働く毎日で運動の時間を確保することは難しいもの。
歩くことは、最も手軽にできる運動だ。
体重60キロほどの男性で小一時間ゆっくりと歩けば、約200キロカロリー燃焼の運動となる。
程よい疲れは、歩いて土地を自分のものにしたのだと言う達成感を抱かせてくれる。
足の痛みなど、リアルな身体感覚とともに土地の記憶もあなたに、しっかりと残っていくだろう。
普段の仕事での疲れの多くは、ストレス疲れの方が多いことだろう。
日常と異なる体力的な疲れは、心地良い眠りを誘ってくれるはずだ。
4.アイデアは、歩行中に生まれる
アイデアは、移動中、そしてリラックスして一人でいる時に生まれるといわれている。
休日には、少し気を抜いて、ぼーっとを歩いてみることで、ふっとアイデアが湧き出ることはあるはずだ。
さいごに
いかがだっただろうか。
遠くにしかないと思った非日常は、自分の足で歩いてみることで、見出すことができる。
普段とは違った視点で周りの風景を見てみることをお勧めしたい。
きっとあなたの仕事、価値観、ストレスが変わっていくことだろう。
この記事を通して、あなたの次の土日が、有意義な休日になれば幸いだ。