気持ちに余裕がない…… 負の連鎖から抜け出すために実践したい3つの習慣。

最近、気持ちに余裕がない。
そんなときは、悪いことが積み重なってしまうものだ。

……すぐにイライラしてしまう。
……いつも何かに追われている気がする。
……小さなミスを連発するし、自信が失われている。

自分だけでなく、周りにも迷惑をかけてしまう。
そして、余計に気持ちに余裕がなくなってしまう。
なかなか抜け出せない、負の連鎖に悩んでいる人もいるのではないだろうか。

そんなとき、大事なのは”日常”から抜け出すことだ。
例えば、同じ時間に起き、同じ電車に乗り、同じコンビニに寄って、同じ時間にディスクに着く。
規則正しい生活で問題なさそうに思えるが、俯瞰してみれば、負の連鎖に自ら入り込んでいるのと同じだ。
いつも通りの毎日に変化をもたらすことで、縮こまっている本来の自分を立ち上がらせる。
小さなことかもしれないが、それだけで自信に繋がるのだ。
今回は、負の連鎖から脱却するために実践したい習慣を3つご紹介しよう。

習慣その1：朝カフェで気分を高揚させる。

人の少ない、朝カフェ。
美味しいコーヒーを片手に、新聞を読んでいる。
……そんなオレって、カッコイイ！！

自意識過剰、上等。
私達は、自分に酔いしれる時間が少しばかり必要だと思う。
他人に迷惑をかけているわけでもあるまいし、自分で自分を褒め、それが自信に繋がるのなら儲けものだ。
そんな一時を手軽に作れるのが、朝の早い時間帯から営業しているカフェやコーヒースタンドだろう。
オシャレ過ぎて最初は尻込みしてしまうかもしれないが、勇気を出して足を運んでほしい。
気持ちよく差し込む朝の日差し、耳に心地よいBGM、香ばしいコーヒーの香り。
その空間にいるだけで、自分がワンランク成長したと思えるはずだ。

また、「朝カフェに行く」という目的ができるのが大きい。
早起きするだろうし、読書家になれるだろうし、コーヒーにも詳しくなれる。
家庭のある人は、一人時間を持てるのが最も大きいメリットかもしれない。
いつもと違う楽しみ、いつも違う自分に出会うことで、あなたの毎日は劇的に向上するはずだ。
さっそく、自宅・会社・通勤路の近くにある朝カフェを探してみよう。

習慣その2：運動を生活に取り入れてみる。

それが出来れば苦労はしないよ……
そんな声が聞こえてきそうだが、少しばかりお付き合い願いたい。

ご存知の通り、運動は非常に面倒だ。
仕事で疲れているのに、わざわざ時間を作って体に負荷を掛けているのだから。
自ら進んでやろうとは思わないし、出来たとしても三日坊主で終わってしまうだろう。
今まで何度も挫折した経験のある人がほとんどだと思う。

しかし、やはり運動のメリットは大きい。
何よりもまず、簡単に自分に自信を持つことができる。
体重が減らなくても、筋肉がつかなくても、大きな自信はつく。
汗を流す自分を褒め、気持ちに余裕が出る。
それだけで、運動を日常に取り入れる価値はあるのだ。

問題は、どうやって続けるか。
ジムに通うなり、外でランニングするなり、運動の方法は色々あるが、続けられなければ意味がない。
そこでオススメなのが、何らかの”目的・目標”を設けることだ。
例えば、「気軽に甘い菓子を食べられる体になりたい」「若い頃の趣味だった、登山に復帰したい」「サッカーやバスケットボールなど、仲間と一緒に新しく球技を始めたい」「体重を減らし、筋肉をつけて、妻・彼女に惚れ直してもらいたい」
具体的に、かつ実現可能なことであれば何でもいい。
それが、あなたの重い腰を上げ、運動へと駆り立ててくれるだろう。

実践してみたけど、続かなかった……
そんな人は、もう一度、簡単な目的・目標の設定から始めてみよう。
苦しいお腹周りをなんとかしたい、これも立派な運動の動機だ。

習慣その3：お気に入りのBARを探してみる。

もちろん、お酒が飲めないならカフェでもいい。
大事なのは、仕事帰りにフラリと立ち寄れる場所をつくること。
そして、出来ることなら、スタッフと愚痴を話せるくらいの間柄になること。
BAR／カフェを、”負の感情の栓抜き”として利用するのだ。

この習慣は、多くの著名人が取り入れている。
例えば、”生きるように働く人の仕事探し”というテーマで求人情報を公開している『日本仕事百貨』。
その代表を担うナカムラケンタさんも、週6日で中目黒のBARに通っていたそうだ。
カウンターで飲むカクテル、気の良いマスターとの会話、そこで出会った貴重な友達。

BARでお酒を飲むためではなく、そこにいる”人”に会いに行っていた

と、ナカムラさんは語る。
この習慣が、人と人の橋渡しをする、日本仕事百貨のコンセプトへと繋がっていく。

BARに通う目的は、あなた次第。
それに、人と会話するのが苦手なら無理にしなくてもいい。
ポイントは、そのBARに通う目的や魅力を、自分なりに見出すことだと思う。
そんな、仕事帰りの楽しみがあるだけで、あなたの毎日はガラリと様変わりするだろう。

日本仕事百貨
http://shigoto100.com/

おわりに

非日常を日常にする。
正直、最初は面倒くさいし、不安だし、なかなか始められないものだ。
しかし、不思議なことに、2・3回続けると、新しい自分の新しい日常へと昇華する。
人間の適応能力の高さともいうべきか、最初の関門を潜り抜ければ、負の連鎖からはすんなりと抜け出せるのだ。
まずは、簡単に実現可能な習慣から。
騙されたと思って、試してもらいたい。