【週末行ける海外】本場アジア、美食の台湾。活気を五感で感じる街「高雄」へ
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突然、予定のない週末ができた。
海外でも行こうか・・・フト頭をよぎる。
しかし突然、週末行ける海外はあるだろうか?
近場の台湾なら、数日だけでも、行けるのではないだろうか?
航空券を探してみたが、台北行きは既に超満員。
しかし、高雄という見慣れない街へののチケットは、空席があり、格安だった。
その価格は、台北行きの半額。
テレビや雑誌でよく知っている台北に行くより、知識のない高雄は、“なんでも見てやろう”の精神で面白いかもしれないそんな直感で、渡航を決意した。
高雄は、台北から約300キロ、北回帰線を越えてさらに南、熱帯にある街だ。
近距離アジア、美食の台湾、南国、あまり知らない街。
それらの要素に、筆者は惹かれた。
いざ!熱帯の街へ
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京成電鉄に乗り込み、まずは成田空港を目指す。
私の隣には、ベージュのコートに黒いカバン、これから仕事に向かうと思われる女性が座っている。
彼女の視線の先にある予定帳には、タスクや予定の付箋が、ビッシリ貼られている。
そんな彼女に対し、私は、半袖旅行パッキング。
私の視線は、予定も目的もない熱帯の方へと向けられている。
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今回利用したチャイナエアラインで、往路約4時間の空旅だ。
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高雄は、台湾南部にある港町。
認知度は低いが、人口は首都台北を凌ぎ、277万人を超える大都会だ。
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そろそろ、着陸しようかという時刻、機内から見えてきた高雄の街は、夕方の帰宅ラッシュ時間帯。
縦列する車のライトが、都市の熱気と脈動を感じさせる。
たった4時間で、眼下に、熱帯の街が、広がっているのだ。
空港から約15分で、街の中心に着く。
高雄は、空港が中心街に近く、観光の利便性においても、素晴らしい。
実は、チェックインのためホテルに向かう際、地下鉄で降りる駅を間違え、道に迷っていた。
そんな折、お兄さんに道を尋ねると「俺の車で乗せて行ってやるよ!」という入国手続き、早々に旅行者に優しい国と感じることができた。
そんなトラブルさえも、旅の楽しさの一つだ。
さあ、夜の繁華街へ
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夕食がてら、屋台街「六合国際観光夜市」へ出かける。
観光客と地元客でごった返し、常に、熱気と油の匂いが充満している。
夜中の2時頃まで、その熱気は続く。
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歩行者天国となった道路の両脇に、数百メートルに渡り、食べもの屋台が並ぶ。
多くは、揚げ物屋が中心だ。
その一部を紹介しよう。
屋台飯の肉まん
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チャーハン
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肉圓
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サツマイモで作った皮の中に、豚肉団子が入っている。
「臭豆腐」の油揚げ
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発酵した豆腐を塩漬けさせたのが、臭豆腐。
想像通り、匂いは強烈だが、揚げてあるためか、まるでフライドポテトのようで旨い。
鶏の足の揚げ物
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味と食感は軟骨である。
ビールが、進むのは、言うまでもない。
家鴨肉の揚げ物
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家鴨の血を固めて作った餅のようなもの。
濃い味のおかげで、さらに酒がすすむ。
フルーツ牛乳屋さん
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揚げ物、少し飲みすぎた酒の〆に、とてもいい。
高雄の熱気を“五感”で感じる六合国際観光夜市
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六合国際観光夜市は、名前に“観光”と銘打っているが、決して観光客だけが訪れている場所ではない。
連日、夕方から深夜まで地元の人々で賑わっている。
パチパチと油がはねる音、香ばしい匂い、商う人びとの熱気
家族の団欒、観光客の好奇心が、そこにはある。
そんな活気を、視・聴・嗅・触で感じ歩く。
さらに小皿料理で舌をする。
台湾の夜市は、台湾料理はもちろん、中国大陸の各地の名物料理も楽しむことができる。
是非、あなたも週末、“フト旅行にでも行こうか”と頭をよぎったら、五感を刺激する街、高雄・六合国際観光夜市に訪れてみては、どうだろう。
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