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あなたの“眠り”大丈夫? 人生をより良くするために見直したい!最適な寝具選び。

より良い人生を送りたい。
そう願い、仕事や勉強に励む方がほとんどだと思う。
しかし、少し立ち止まって考えてみてほしい。
人生は、果たして起きている時間だけだろうか。
寝ている時間も、人生の大切な一部ではないだろうか。
 
睡眠を疎かにしてしまうと、外は晴れているのに、心や体調が曇り空のようにどんよりしてしまう。
忘れがちだが、睡眠は“より良い人生”に直結しているのだ。
今回は、“質の良い睡眠の見直し術”をご紹介しよう。

寝具と眠りの関係性とは?

人はなぜ眠るのか。
まずは、生理現象のひとつ“睡眠”の原点から説明しよう。

私たちが眠る1番の理由は“大脳”を休めるためだと言われている。
人の大脳は他の生物よりも優れたものだが、長時間使い続けることはできない。
しかも、人が活動している間、大脳は休むことなく働いている。
大脳に休息を与えるためには、睡眠が不可欠なのだ。
また、睡眠時には成長促進・疲労回復を担うホルモンや免疫物質をつくる副腎皮質ホルモン(ルチゾール)の分泌も促される。
健康体を維持し、常にベストパフォーマンスを発揮するために、必要な生理現象というわけだ。

そこで重要となるのが、睡眠の質である。
たくさん寝たのに、起きたら身体がダルい……そんな経験のある方もいると思うが、それは質の悪い睡眠をとったばかりに、大脳に上手く休息を与えることができなかったからだ。

では、どうすれば質の良い“睡眠”をとれるのか。
寝る前にブルーライトを浴びない、2時間前にお風呂に入るなど、方法は色々あるが、最も重要なのは“自分に合った質の良い寝具を選ぶこと”だ。

考えてみてほしい。
多く見積もって“8時間”、自分が横たわる場所である。
それなのに、ペラペラの敷布団や固い枕を使っていたら、大脳どころか身体が休まるわけがない。
良質な睡眠は、良質な寝具から。
この常識を念頭に置いておこう。

適切な寝具選び:敷布団編

まずは、寝床の基盤となる敷布団(マットレス)の選び方から見ていこう。
私たちの姿勢は、後頭部~首・胸、胸~腰にかけて、背骨が“S字カーブ”を描いている。
良質な睡眠をとるためには、背骨の曲がり幅を短くする必要がある。
自然な立ち姿勢の約半分の曲がり幅が理想なのだが、それを作り出すのが敷布団の役割なのだ。
選ぶ上でのポイントは2つ。

1.程よい“硬さ”を選ぶ。

敷布団が柔らかすぎると、腰・胸が深く沈んでしまい、背骨S字カーブの隙間が大きくなる。
寝返りが多くなって睡眠を阻害する上に、腰痛の原因にもなってしまう。
逆に硬すぎると、骨があたって痛みを感じたり、血流が妨げられるため、熟睡できなくなる。
ちょうど良いS字カーブを生むために、程よい硬さが必要なのだ。

2.体圧分散の効果があるものを選ぶ。

上を向いて寝ている分にはまだ良いのだが、寝返りをして横を向いたときが問題。
「身体を横にして寝る」ということは、体重が片方に寄ってしまうということ。
その不快感を避けるために寝返りの回数が多くなり、結果的に熟睡できなくなる。
そのため、体重が適度に分散する“体圧分散力”の高い敷布団が理想だ。

敷布団選びの難しいところは、実際に横たわってみないと分からないこと。
決して安い買い物ではない。
専門店に行けば展示品があるので、必ず試すようにしよう。

適切な寝具選び:枕編

敷布団と並ぶほど枕は大切だ。
特に重要なのが枕の高さ。
朝起きたとき、肩・首が凝っていたり、頭痛がするのなら、それは枕が合っていないからかもしれない。
枕の役割は、「敷布団と後頭部~首にかけての隙間を埋め、立ち姿勢に近い体勢を保つこと」。
自分の体型に合った高さの枕は、快眠に不可欠なのだ。

選び方のポイントは“角度”。
敷布団を直線として、首の角度が“約5度”になるのが理想だ。
一般的には、頭を枕に乗せたとき、頸部の隙間が1~6cmになれば良いとされている。
しかし、それは人それぞれ。
あなたの身長や体重、敷布団の硬さなどで、枕の高さは変わってくる。
そのため、先述した敷布団と同じく、専門店で試す他ない。
1番の理想は、枕と敷布団を同じお店で購入すること。
そのほうが選び方を間違えないし、店員もオススメがしやすい。
また、程よい弾力性と吸湿性・放湿性があるものを選ぼう。

枕だけでなく、寝具は消耗品と捉えてほしい。
身体を横たわらせるたびに、弾力性や反発性は徐々に失われていく。
最近、首・肩・腰が凝るようになってきたな、と感じたなら寝具を確かめてみよう。
新品のときと比べて薄くなっていたら、買い替えどきである。

適切な寝具選び:毛布・掛け布団編

快眠に必要なのは、睡眠をとりまく環境と言われている。
雑音がしたり、外の光が強かったりすると、熟睡どころか眠りに入ることすらできない。

なかでも重要なのは、温度と湿度。
快適とされる寝床内の環境は、温度:33度、湿度:50%。
人の平均体温は36度、皮膚表面温度は31.5度とされているため、適温・適湿である。
この理想の環境をつくるために、毛布や掛け布団が必要となるわけだ。
選ぶ上でのポイントは、軽くて保湿力・吸湿性に優れていること。
分厚すぎると重くて寝苦しいし、薄すぎると意味がない。
夜はまだ肌寒い、春・秋の温度を基準にして、ちょうど良い温もりを感じられるものを選ぶといいだろう。

それでも真冬は寒い。
そんなときは、電器毛布であらかじめ寝床内を温めておくと良い。
しかし、布団に入ったあとには必ず電源をOFFにすること。
深部体温が下がらず、身体がちゃんと休まらない。
逆に真夏は、“接触冷感”を売りにした、ひんやり冷たいシーツを使おう。
四季の移り変わりに応じて、寝床環境を整えることが、質の良い眠りに不可欠なのだ。

おわりに

人は、一生の3分の1~4分の1を睡眠に費やすと言われている。
80歳まで生きたとしたら、20年は寝ているということだ。
そう考えると、なんとも勿体無い気がしてならないが、しょうがない。

だったら、少しでも、睡眠という名の人生をより幸せに生きようじゃないか。
なんだか身体の調子が悪い。寝ても寝ても寝足りない。
そんな方は、寝具と真正面から向き合ってみてほしい。

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