たまには足を伸ばしてリラックス・・・平日銭湯のススメ
あなたは、普段 お風呂派、シャワー派だろうか?
水道代、ガス代がもったいない。時間がもったいないと、シャワーで済ませてしまうという方も少なくないだろう。
お風呂派の方でも、自家風呂で思う存分、足が伸ばせるという人も多くないはずだ。
足を伸ばして入浴となると、休日にスーパー銭湯に行くのも1つの手だろう。
だが、サウナ、ジャグジー、さまざまな種類の設備があるスーパー銭湯を、平日の貴重な時間に費やすのはもったいない。
そこで、「平日銭湯」を選択にいれてみるのはどうだろう?
風呂の効果を改めて知る
入浴は身体の汚れを落とすだけでなく、特にお風呂(湯船につかる)ことは、シャワーでは得られないメリットがある。
1.温熱作用
カラダが温まることにより、血管が広がって血流が良くなるため、筋肉のコリがほぐれる。
新陳代謝も高まり、疲れの元となる乳酸などの不要物の排泄を促すため、疲労回復につながる。
ぬるめの38~40℃は、体温が緩やに上がり、冷めにくく、熟睡を促す。
41~42℃の少々熱めは、脳や体の働きを活発にするとされ、シャキッとさせるには良い。
2.水圧作用
水中では、水圧(静水圧)により、血液やリンパの循環を良くするとされる。
脚にかかる圧力がたまった血液を心臓に送りやすくし、脚のむくみの解消に役立つ。
内臓も刺激し、呼吸の回数も増えるため心肺機能がアップしたり、腎臓の働きも活発になるため尿などの老廃物も出やすくなる。
湯船に浸かるだけで体液の流れをスムーズにするなど、自然なマッサージ作用が得られるとされる。
3.浮力作用
水中では浮力によって、体重は地上の約9~10分の1になると言われる。
普段は、重力に抗って体を支えている筋肉(抗重力筋)によって姿勢を維持している。
特に「首・肩・背中・腰・太もも・ふくらはぎ」などの筋肉や関節は、常に緊張しているが、湯船に浮くことで重力から解放される。
筋肉が弛緩すると、脳も緊張から解かれるため、大きなリラックス効果が得られる。
入浴にはこれらのメリットがある。
ストレス・疲れを日常的に感じている方は、特にお風呂習慣を取り入れてみてはいかがだろうか?
帰宅途中に銭湯へ
自家風呂の増加で、銭湯利用者は減少したとはいえ、都内でも銭湯はまだまだ根強い人気がある。
スーパー銭湯と比較し、料金も安いために手軽だ。
1.【目黒】光明泉
これが銭湯?と思うくらい、露天風呂も備えた贅沢な銭湯。
ちょっとした休憩や、会社帰りに利用されている。
都会のオアシスとして、やすらぎのひと時を。
住所:東京都目黒区上目黒1-6-1
TEL:03-3463-9793
営業時間:15:00〜25:00(最終入場24:30)
定休日:不定休
入浴料:460円
HP:http://kohmeisen.com/
2.【青山】清水湯
原宿や渋谷にもほど近い南青山に、サウナ、高濃度炭酸泉、シルク風呂などがあるオシャレ銭湯。
表参道デート前にも使ってみては?
住所:東京都港区南青山3-12-3
TEL:03-3401-4404
営業時間:12:00〜24:00(最終入場23:30)
土・日・祝日 12:00〜23:00(最終入場22:30)
定休日:金曜日
入浴料:480円
HP:http://shimizuyu.jp/
3.【高円寺】小杉湯
昭和8年創業。古き良き伝統的な佇まい。
ノスタルジーで心も体も癒される。
名物の「ミルク風呂」をはじめ、日替わりの薬湯も楽しめる。
住所:東京都杉並区高円寺北3-32-2
TEL:03‐3337‐6198
営業時間:15:30~25:45
定休日:木曜日
入浴料:460円
HP:http://www13.plala.or.jp/Kosugiyu/
おわりに
手軽にリラックスできる銭湯だが、あくまで公共の場。
最低限のマナーは大切だ。
施設を汚したり、スペースを独占したりしないこと。
湯船に入る前には「掛け湯」をして入り、湯船の中にタオルを入れたり、脱衣所を濡れた体のまま歩くなどに注意したい。
解放感の中、迷惑行為などでトラブルにらないよう、気持ち良く過ごそう。
カラダにもココロにも働きかけるお風呂の効果。
日頃、フル回転している頭とカラダを癒すには、ゆったり足を伸ばせる銭湯もアリだろう。
自宅、職場近くの銭湯を探してみよう。
思いがけなく「一人時間」を満喫できる場所のひとつになるはずだ。