飲み物だけじゃない!実は奥深い「自動販売機」の世界へ
「あぁ、喉乾いた…」
そんな時、周囲を見回してみれば大抵どこかにあるのが、自動販売機。
我々の生活に根付きソコにあるのが、もはや“普通”となっている。
普段、気にも留めない自動販売機をピックアップ。
今回は、自動販売機の歴史を踏まえつつ、珍しい自動販売機の紹介もしていく。
自動販売機の歴史…紀元前215年のエジプト
自動販売機は、現代もしくは近代のモノ。そう考えている人は多いと思う。
しかし、それは大きな間違いだ!
自動販売機のルーツは、遥か紀元前215年のエジプトに遡るのだ。
自動販売機は、元を辿れば聖水の販売機。
エジプトのアレキサンドリア寺院に設置されたモノで、コインを入れるとテコの原理で内部の皿が傾き、水が出てくるようになっていたらしい。
一方、日本最初の飲料自動販売機は、明治から大正時代にかけて製造販売された酒自販機。
戦前、意外と古くから我が国にも存在していたのだ。
その後、高度経済成長期に自販機ブームが到来!
日本で初めて冷却装置を搭載した自販機が生まれたり、70年代にはハンバーガー・ラーメン・弁当など食べ物の自販機も登場したりした。
しかし、それらはコンビニの台頭と共に姿を消し、今ではレトロ自販機として一部の愛好家たちから熱烈な支持を集めている。
レトロ自販機の聖地「群馬県」
1.丸美屋自販機コーナー
15mほどの小さな自販機小屋にズラリと11台の自販機が並ぶ姿は壮観!
そのうち4台がレトロ自販機で、人気の麺類やトーストを押さえている。
住所:群馬県みどり市東町花輪1973
定休日:無休
2.自販機食堂
レトロ自販機御三家、麺類、トースト、ハンバーガーが揃ったお店。
ココだけでしか味わえないオリジナルメニューもあり、ファンが毎日大勢訪れている。
住所:群馬県伊勢崎市冨塚町293-3 パレス本丸1F
3.ドライブイン七輿
こちらも御三家が並ぶ。
その中でも継ぎ足しタレで味わうチャーシューは絶品だ。
ドラマや映画のロケにも多数使われている、レトロ自販機のメッカだ。
住所:群馬県藤岡市上落合853
あなたの身近にも?ユニーク自動販売機
1.“蜂の子といなご”の自販機
東京・井之頭公園にある、蜂の子といなごの自販機。
「ここで食べる方はお店でヨウジをもらって下さい」と張り紙がしてある。
是非トライしていただきたい。
2.“あごだし”の自販機
こちらは、関西・九州地方の一部に設置してある“あごだし”の自販機。
なんと焼いたトビウオが一匹まるまる入っているのだ。
なかなかの絶品らしく、ファンの間では有名だ。
旅行ついでに探してみては、いかがだろうか?
おわりに
意外と奥深い自動販売機の世界。
紀元前からの長い歴史。
今や希少価値となったレトロ自販機、謎の自販機も…。
普段、気にも留めない自動販売機。
これを機に、珍しい商品を探すのも一興かもしれない。