気軽にグイっと!続々登場、今、人気の「日本酒バル」とは?
バルと日本酒
バーと言えば想像はつきやすいが、バルと聞くといまいちぴんとこない。
そんな方も多いのではないだろうか。
なんとなく、ガヤガヤとした大衆居酒屋な様なものだというイメージはあるが、どういうものかと聞かれてしまうと迷ってしまう。
バルとは、食堂とバーが一緒になったような形態のお店で、食事とお酒を一緒に楽しむことが出来る。
もともとはスペインやイタリアなどの南ヨーロッパが原点のお店なのでなんとなく陽気なニュアンスを持った言葉でもある。
一人でしんみりというよりは、気の知れた仲間や近くにいる人と会話や雰囲気を共有しながらオープンに楽しむコンセプトのお店が多いようだ。
こういう話をすると、食事は洋食でワインやビールと合わせて飲むというのをイメージしてしまうことだろう。勿論、そのようなコンセプトのお店も少なくないが、今回お勧めしたいのは日本酒に合わせて食事を楽しむ日本酒バルである。
日本酒バルの魅力
日本酒には「地酒」という呼び方があるくらいにその土地の色が強く出るものが多い。
東北の日本酒と九州の日本酒ではその雰囲気もかなり異なることだろう。
その「場所」を「酒」というものが体現しているのが日本酒というものなのだ。
つまり、本数が多いということはそれだけその「場所」を知れるといっても過言ではない。
貴方の出身地のお酒を探すも良いし、お気に入りの一本を探して旅気分に浸るのも悪くはないだろう。
また、「日本酒はどうも好きじゃない」という方は、店員さんに「日本酒があまり好きじゃない、飲みやすいものはありますか?」と遠慮なくたずねてしまおう。
きっと、良いものを勧めてくれるはずだ。「これならいける!」という一本が見つかるかもしれない。
都内で楽しめる日本酒バル
渋谷:サカノチカ
109で有名な道玄坂を登り、井の頭線西口改札のすぐ近く。
日本酒を一杯「480円」から楽しめるのは魅力だ。
カウンターも用意されており、一人で飲むのもデートで飲むのも悪くないお店である。
なんといっても嬉しいのは、「無濾過純米酒」があること。本来、日本酒というのは、熟成させる段階で風味が悪くなるのを防ぐために濾過をする。
しかし、酒本来の「風味」を大切にするため、あえて濾過しないのが無濾過純米酒だ。
熟成させることが出来ないので、早い段階で飲まなければならない貴重な日本酒。
そんな、作り手のこだわりを感じられる銘柄をサカノチカで味わってみてほしい。
電話番号:03-3496-7077
営業時間:
火・水・木・土/17:00〜24:00
金/17:00〜26:00
日/15:00〜24:00
定休日:HP参照
http://sakanochica.com/
新宿:八咫
名古屋で展開している日本酒バルだが、渋谷と新宿にも店舗を展開。
日本酒が苦手でも、気軽に飲める店として話題になっている。
この店の看板メニューは「60分利き酒コース」だ。<1杯あたり50ml以下、同じ種類は1度まで>、という制限があるものの、その気になれば店内にある全てのお酒が飲める。
もちろん、日本酒バルをうたっているだけあって、種類はとても豊富。
「日本酒の良さに、いまいちピンとこない」と思っている方こそ、利き酒コースで自分だけの一杯を見つけてほしい。
60分後、あなたの見ているお酒の世界がグンッと広がっているはずだ。
電話番号:03-5341-4365
営業時間:平日/15:00〜23:00 土日祝日/14:00〜22:30
定休日:年中無休
http://junmaishu.net
一般的にクローズドな店は、少し入り辛いが、一度入ってしまえば安心できる感じでお酒を楽しめる。
一人飲みの時こそ、クローズドな店をチョイスすると良いだろう。
逆に、1軒目や気の知れた友人などと楽しんで飲む場合はオープンな店だと話も盛り上がるはずだ。
このようなことに注目して店舗を選んでみるのも面白いかもしれない。
大きな棚や冷蔵ケースの中に、一升瓶が並んでいる姿は圧巻である。
並んだラベルの美しさや、ライトを反射して光る、一升瓶の輝きもディスプレイの一つとして楽しみつつ、さまざまな地方からやってきた日本酒と、つまみとの取り合わせを堪能してはいかがだろうか。