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<オトナの旬食手帳> あなたはどの“カニ”がお好き? 春を迎える前に食べておきたい“カニ”の魅力に迫る。

年末年始“カニ”を食べられなかった……
と、後悔している方もなかにはいるのではないだろうか。
諦めるのはまだ早い。
カニの食べ頃は11~3月の寒い時期。
忘年会や新年会で食べ損ねた方も、まだまだ間に合う。
何も知らずにカニ料理を食べても美味しいのは間違いない。
だが、オススメは雑学・知識を頭に入れた上で楽しむこと。より一層美味しく感じるはずだ。
今回は、これからカニ料理を食べようと目論んでいる方に“カニ”の魅力をご紹介しよう。

世界には、約6,000種のカニがいる!

カニの種類は非常に多い。
カニ漁が盛んな漁港は全国にあり、1位:北海道、2位:島根県、3位:兵庫県、4位:鳥取県と続く。
日本では約1,200種類のカニが確認されているが、食用とされるのはごく一部。
代表的な種類といえば、あなたもご存知の『タラバガニ』『ズワイガニ』『毛ガニ』だ。

タラバガニ(1kg:4,000~10,000円)

主な漁港は、北海道。
同じ海域でタラが多く獲れることから、その名が付いた
(なお、漢字で表記すると『鱈場蟹』)。

①足を広げた大きさが1m以上になる。
②引き締まった身は食べ応え十分。
③他のカニよりも値段が高め。
④英語名で『Red King Crab』で”King”の単語が使われている。

これらの理由から『カニの王様』と称されている。
淡白であっさりとした味わい、身の多さとプリプリとした食感が魅力で、カニ鍋として食すのがオススメである。
ちなみに、タラバガニはヤドカリの仲間。
その証拠に片側の足の数が4本しかない。
足が5本ないとカニ科に当てはまらないのだ。

雑学として覚えておくと話のタネになるだろう。

ズワイガニ(1kg:4,000~6,000円)

産地・品質によって、その呼び名は様々。
なかでも、日本で獲れる最高級品質のズワイガニを『本ズワイガニ』と呼ぶ。
各地でブランド化されており、島根県・鳥取県・兵庫県で獲れるものを『松葉ガニ』、福井県は『越前ガニ』として、高値で取引されている。
タラバガニに見た目が似ているが、甲羅が小さく、ツルツルしているのが特徴。
身の量は少ないものの、旨味が濃厚でとても甘いので、お刺身として食するのがオススメである。
カニ味噌も絶品で、甲羅をじっくりと焼いて、日本酒の肴として、ちまちま食べたい。

毛ガニ(1kg:3,000~8,000円)

北海道、茨城県、島根県など、幅広く分布している。
足が短く、ずんぐりとした体型、足も含めて短い剛毛で覆われていることから、この名が付いた(北海道では『オオクリガニ』と呼ばれる)。
毛ガニに関しては、食べ頃が地域によって異なる。
春~夏にかけてはオホーツク産、秋は釧路、冬は十勝、と様々で、1年中楽しめる。
低い海水温と少ない運動量、プランクトンや海藻で栄養を蓄えた毛ガニは、身もカニ味噌もぎっしり詰まっており、繊細で上品な味わいを楽しめる。
シンプルに茹でガニとして食べるのがオススメだ。

栄養価バツグン! カニはお口に美味しく、身体にも美味しい。

なんとなく、食べると太りそうなイメージの“カニ”。
しかし、実は高タンパク低脂肪。
『ビタミンB2』が含まれており、動脈硬化・心筋梗塞の要因とされる過酸化脂質を分解する働きや脂質の代謝の促進にも期待できるため、ダイエットを志す方にピッタリである。
また『タウリン』が血中の悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを増やすので、生活習慣病の予防にも役立つ。

そのほか、良質なタンパク質である『アルギニン』を多く含み、疲労回復、滋養強壮、免疫力向上にも有効。
さらに、亜鉛が皮膚や粘膜の健康維持にも役立つため、風邪の予防にも効果的である。
ちなみに、カニが持つ天然の赤い色素『アスタキサンチン』は、強い抗酸化作用を持つ。老化の原因となる活性酵素を抑えたり、眼精疲労を改善することから、サプリメントとしても利用されている。

最近では、甲羅に含まれる『キチン・キトサン』が抗がん作用に効果があると期待されている。
これらのように、カニは天然の栄養食といっても過言ではないだろう。
そのため、健康面を考えるのであれば、野菜と一緒に栄養素を無駄なく摂れる“カニ鍋”が1番。
もちろん、食べ過ぎると元も子もないので、食べ放題などはあまりオススメしない。
例え高価あっても、新鮮で質の良いカニを少しずつ嗜もう。

沈黙は美味しい証! オススメのカニ料理専門店。

Crab SAKABA“CARAT”

六本木駅から徒歩1分と好アクセス。
料亭や居酒屋のイメージが強いカニ料理専門店だが、ここは「楽しく美味しく気軽に蟹を!」をコンセプトに、カジュアルにカニ料理を楽しむことができる。
北海道から直接仕入れている毛ガニやズワイガニをはじめ、アワビ、フグ、ウニなど、新鮮な高級食材を使った料理が魅力。
24時間OPENしているので、2軒目使いにもオススメである。

住所:〒106-0032 東京都港区六本木6丁目1-6
電話:03-5413-3689
営業時間:0:00~24:00
定休日:なし
http://carat-roppongi.com/

かに道楽

カニ料理を楽しめるお店といえば?
その問いに、真っ先に思いつくのが『かに道楽』の方も多いのではないだろうか。
目標は、店頭に掲げられた巨大なカニの模型。
大阪の道頓堀に本店を構え、関西・関東・浜松・中国・四国に店舗を展開している。
北海道オホーツク海で獲れたカニを活かしたまま、各店舗へと直送。
カニ料理に精通した料理人が、絶妙な手さばきで調理する。
看板メニューは『かにすき鍋』。
どこでカニを食べようかと迷った時は、お近くの『かに道楽』に足を運べば間違いない。

・道頓堀本店
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-6-18
電話:06-6211-8975
営業時間:11:00~23:00
定休日:なし

・新宿本店
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-20 テアトルビル7・8F
電話:03-3352-0096
営業時間:11:30~23:00
定休日:大晦日
https://douraku.co.jp/

間人温泉 炭平

京都・丹後町にある間人漁港。
その間人漁港で、水揚げされたマツバガニを『間人ガニ(たいざがに)』と呼ぶ。
漁獲量が極めて少ないことから、『幻のカニ』とも称されており、鮮度・品質・味の高さが最高級と言われている。
市場にあまり流通していないので、間人ガニを楽しむのなら、丹後半島にある温泉旅館に足を運ぼう。
なかでも、明治元年創業の老舗『炭平』では、新鮮な間人ガニの調理方法を、刺身・しゃぶしゃぶ・炭火焼き・甲羅焼き・チリ鍋の中から選べる粋なプランがある。
2014年にリニューアルオープンしたばかりで、老舗に関わらず内装が綺麗なのもポイント。
上質なサービスと温泉に癒されつつ、贅沢なカニ料理に舌鼓してほしい。

〒627-0201 京都府京丹後市丹後町間人
電話:0120-42-0680
受付時間:9:00~22:00
http://www.sumihei.com/

おわりに

牛肉や豚肉よりも、割高になりがちなカニ。
なかなか手を出しづらいが、“カニ食べずして冬は越せない”と割り切って食べてほしい。
カニ料理専門店で食べるのが難しいのであれば、築地市場をはじめとした漁港に近い全国の新鮮食材市場で購入してもいいだろう。
店員に頼めば、その場で捌いてくれるはずだ。
お気に入りの日本酒を嗜みながら、静かに“カニ”を楽しんでみてはいかがだろうか。

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