第一印象で決まる?…「第一印象」の法則を知り意識すべき4つのポイント
人の印象は出会って、3~5秒で決まると言われている。
確かに人の印象は、初めて会った時の印象が強く残り、この人はこーゆう人だと決めつけていることは、誰しもがあることだろう。
ただその印象は相手も同じだ。
あなたは、日々、第一印象にどれだけ気を付けているだろうか?
メラビアンの法則を覚えておこう
人の第一印象を決める“情報の割合”というものをご存じだろうか?
第一印象について、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、実験により以下を提唱した。
・視覚(見た目)… 55%
・聴覚(声・話し方)… 38%
・言葉(話の内容) … 7%
「メラビアンの法則」
人の第一印象の大半は、「見た目」で決まるとされている。
見た目とは、「言葉以外の情報すべて」を指すものだ。
見た目に続いて、パーソナリティーを強く表すものが「声」である。
声や話し方は、印象の4割弱を占めるため、対面し、挨拶程度の会話を交わした一連の動作で、印象の9割以上は決まってしまうという。
最も大事だと思いがちな「話の内容」は、第一印象にはほとんど無力である。
見た目など関係ない、は通用しないのだ。
その後を左右する第一印象
“感じのいい人”“話しにくい人”などというジャッジは、数秒で下る。
その印象は、先入観としてインプットされてしまうため、好印象であることはとても大切だ。
悪い印象でも、会う回数を重ねるうちに、第一印象とは違う人だと分かることもある。
思っていた人と違うと、良い方に展開すれば、むしろプラスになることもあるだろう。
だが、第一印象で、言葉にできない違和感や不信感など、嫌な印象を抱いた時、その感覚は尾を引く。
話せば分かってもらえる…と思ったところで、もはや次はない、ということは往々にしてあるのだ。
まさに「一期一会」の大切さであろう。
まずは、4つのポイントを意識することから
第一印象に、「身だしなみ」や「清潔感」が重要であることは、言うまでもない。
それ以外に、相手に見られていることはたくさんある。
自分の普段を想像しながら、改善点をみつけよう。
1.表情
まず会った瞬間、「3秒以内に笑顔を見せる」ことが大切。
ちなみに3秒間カウントしながら、“無表情”でいることを想像すると、その間は結構長い。
不愛想な人に好感を持つことはまずないだろう。
最初に話しにくいオーラが出てしまえば、緊張感が増すことになり、後の話の展開にも影響する。
無表情ではなく、笑顔で接することが大原則だ。
2.視線
真っすぐ目を見ない、視線を横にそらす、目が泳ぐなどは、信用できない人だと思われる。
緊張すると目を合わせられない…という人もいるだろう。
だが、特にビジネスシーンでは、目を見るのが苦手だとは言っていられない。
苦手であれば、相手の眉間の辺りに視線を向けると目が合っているように感じられるという。
見つめ続けたり凝視する必要はない。
時折、視線を下に向けつつ、大事な時にはしっかり目を合わせるのがポイントだ。
3.声・話し方
高い、低い、太い、細いなどの声質や、声の大きさ、話す速度、口調などによって印象は大きく変わる。
好印象の声は、声色に温かみがあり、適度に抑揚のある話し方だと言われる。
声質を変えるのは難しいが、大きさ、速度、トーンは意識で変えることができるだろう。
また、自分では気づかない口癖が、相手には耳障りだということもあるため要注意だ。
相手に好印象を与えるためには、「〇〇過ぎる」話し方にならないことを意識しよう。
姿勢・しぐさ
姿勢やしぐさも「見た目」のうちの一つだ。
立っている姿勢、椅子の座り方、会話の際のジェスチャーひとつも見られているものだ。
腕や足を組む、まばたきが多い、髪や爪をよくいじるなどは、真摯に向き合う気がないと思われる。
いくら作り笑顔をしても、思っていることは、無意識に身体の動きに出るもの。
人が好印象を持つときは、「表情」「話しの内容」「態度」とが一致する事である。
おわりに
印象が重要なのは、ビジネスシーンだけに限らない。
恋愛もしかりだ。
また会いたい、仕事で組みたい、と思うことに、第一印象が大きく影響することは間違いないだろう。
初対面でお互いを深堀りすることはなかなかできないが、印象が良ければ、関係を深めていきたいと思うものだ。
人との出会いが、あなたの人生を豊かにする。
1人1人の出会いを大切にするために、日常の意識に「印象」をプラスしてみようではないか。