今日の晩酌は薬膳酒で決まり?…疲れ、ストレス解消に、《薬膳酒習慣》のススメ
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あなたは、週にどれくらいのペースでお酒を飲むだろうか?
「酒は百薬の長」と言われ、一日のねぎらいやストレス解消に、毎晩欠かせない人も多いだろう。
だが、そんな楽しみも、不調があれば一番にドクターストップがかかるのもお酒である。
そこで、注目されているのが「薬膳酒」だ。
薬膳と聞けば、薬のようで気がすすまない…酒を飲んだ気がしない…と思うかもしれない。
だが、薬膳酒は、カラダに良いから飲む、のではない。
あくまで、美味しくお酒を楽しんだ結果、カラダに良い…ならばどうだろう。
お酒の飲み方も、逆転の発想をすれば一石二鳥だ。
今回は、薬膳酒の魅力をご紹介したい。
薬膳酒の効果
薬膳は、中国の漢方由来ではあるが、特別な生薬(漢方素材)を使うということではない。
季節や体調に合わせた食材を取り入れて、体調を整えるということだ。
そもそも、お酒の歴史を紐解けば、一部は薬として用いられたことが分かる。
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もちろん、過ぎれば毒だが、適量はカラダに良いというのは古来からのこと。
よって、薬膳酒は、“お酒に溶けだした食材の栄養を取り入れる”と考えればよい。
多忙な日々、病気ではないが、何となく調子が悪いということがよくあるだろう。
東洋医学で言う「未病」に対して、薬膳はとても有効だという。
疲労回復、消化促進、血流の改善など、カラダの基本バランスを整えるとされている。
すでに女性の間ではお墨付きだが、お酒好きなら、利用しない手はないだろう。
体調や気分に合わせてチョイス
手軽な食材による薬膳酒の一例を挙げてみよう。
・シソ(消化促進、咳の緩和、イライラ)
・ローリエ(消化促進、血圧を下げる、抗菌)
・レモン(風邪の予防、解毒作用、老化防止)
・クコ(滋養強壮、眼精疲労、老化防止)
・ウコン(解毒、肝機能改善、二日酔い)
・ショウガ(咳の緩和、肩こり、冷え性)
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身近なものでも食材は限りない。
ショウガとレモンを組み合わせるなど、色色なバリエーションを楽しめる。
何種類か作っておくと面白い。ホームパーティーにも最適だ。
自家製薬膳酒の作り方
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薬膳酒は、余計な添加物は入れず、食材をアルコールに漬けて、一定期間置くだけでできる。
作り方はとてもカンタン。
1. 広口の密閉びんを用意
保存用のガラスの瓶は、空気に触れないような密閉瓶を用意する。
100円ショップでも購入可能だが、しっかり密閉できるタイプのものを使う。
必ず熱湯で煮沸消毒し、水気を切っておく。
2. 好きなお酒で
アルコール度数が35度以上のホワイトリカー(無色透明の酒)を用意。
乾燥食材の場合は25度程度でもよいが、アルコール度数が低いと腐敗しやすいため注意。
焼酎、ウォッカをはじめ、ホワイトリカー以外のウイスキーやブランデーなどでもよい。
お酒の種類が変われば、味わいも香りも変わって楽しめる。
好みのお酒で試してみよう。
3. 材料・保管期間
野菜、くだもの、ドライフルーツ、シナモンやミントなどのハーブなど、基本は何でも薬膳酒にできる。
氷砂糖などで糖分を加えるとコクが出るが、入れなくてもよい。
最低2~3週間以上は漬け込み、味見をしながら熟成期間を延ばすとよい。
薬酒バーでさらに奥深く
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薬膳酒は、専門店としてバーもある。
種類も非常に豊富で、珍しいものも楽しめる。
あなたの気分や体調に合わせて、色々なブレンドもしてくれるだろう。
自家製薬膳酒の幅が広がるヒントも得られそうだ。
さて、彼女と2件目はどこに行こうか。
そんな時、薬膳酒を出す店に誘ってみるのはどうだろう。
コンセプトも喜ばれるし、お酒が強くない女性でも楽しめる。
もちろん、飲みすぎには注意して。
http://yakusyu.net/
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営業時間 :平日19:00~23:30
土日18:00~23:30
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