実は損してる! … 下戸のあなたにこそ味わってほしい大人の食「酒の肴」
あなたは、酒を嗜みますか?
お酒が、カラダに合わない。
酒席がつまらない。
お酒は、強制されて飲むものでもない。
しかし、大人の食の楽しみの多くは、酒ありきだ。
食の楽しみが、酒が飲めないことで狭まっているのなら勿体ない話だ。
実際に、大人になって味覚では旨さの感じ方も違ってくる。
酒を飲めなくても楽しめる居酒屋メニューを自宅で楽しんでみては、どうだろう。
1.麦味噌で頂く!鉄板メニュー「もつ煮」
牛や豚の内臓を味噌で、煮込むだけの料理。
博多っ子のソウルフードと言われる由縁がわかるB級グルメの王様だ。
豚か牛の茹モツ 200グラム
大根 4分の1本
ニンジン 2分の1本
こんにゃく 小1枚
にんにく 2かけ
生姜チューブ 3センチくらい
ネギ 少々
麦味噌 大さじ4
顆状だし 小さじ1
砂糖、みりん、醤油、酒 少々
1 モツは一口大に切り、大根とニンジンはイチョウ切り。こんにゃくとにんにくは野菜の大きさに合わせて適当な大きさに切る。
2 材料全てを鍋に入れ、水は材料が浸るくらい入れて強火で煮る。
3 蓋をして強火で沸騰するまで煮込み、沸騰してから弱火で30分。
4 火を止め、一度冷まし、旨味を染み渡らせる。仕上げに小口ねぎを散らして完成。
一度冷まして味を浸透させることによって、居酒屋の味に、より一層近づく。
白飯と合わせても良し、中華麺やうどんを入れて自分特製の麺料理を堪能するのも乙である。
2.目から鱗間違いなし「なめろう」
なめろうは、房総半島沿岸に伝わる漁師の郷土料理。
作ったら、すぐに食べることが粋だ。
アジ(お刺身用) 大2尾分
みょうが 2個
ネギ(白い部分) 1本
大葉 5枚
生姜チューブ 3センチくらい
味噌 大さじ2
醤油 少々
1 ねぎ、みょうが、大葉をみじん切りにし、アジをたたいたものと生姜を和えて、更にたたく。
2 たたきに味噌を加え、更にたたき、醤油を少々。
3 粘り気が出るまでたたいたら完成。
そのままで良し、海苔に挟んでも良し、炊きたての白飯にのせても良し。
様々な美味しさに、目から鱗間違いなし。
3.雪国の御馳走「ほたての味噌焼き」
青森県の郷土料理。
ほたて貝を皿にして作ることも多い。
家庭それぞれの味があるので、おふくろの味でもある。
ほたて 大4つ
卵 3つ
ネギ 2分の1本
味噌 大さじ3
バター 小さじ1
万能ネギ 少々
1 ほたてを半分にスライスし、ネギを小口切りにする。
2 フライパンに水2分の1カップと味噌を入れて溶かし、中火で沸騰させる。
3 沸騰したらほたてとネギを入れ、ネギがしなってきたら溶き卵を投入。
4 半熟になったら火を止め、バターと小口きりにしたネギを散らして完成。
これは丼がオススメ。
ほたてのエキスを余すところなくご飯で受け止め、半熟の卵とバターのハーモニーは、なぜ全国区のメニューじゃないのかと考えてしまうほど旨い。
4.漁師系居酒屋メニュー「イカのぽっぽ焼き」
スルメイカ 1杯
味噌 大さじ2
料理酒 少々
1 イカの足を引っ張り頭から抜き、ワタと頭部分とゲソを分け、目の部分と堅い部分を取り除く。
2 ワタと味噌を混ぜ、ゲソを入れて和える。
3 頭部分にゲソを入れ、爪楊枝で留める。
4 アルミホイルで包み、オーブンで10分ほど焼いて完成。
意外とアンチョビ感覚でパスタに和えても美味しい。
パスタで冒険をして、口一杯にその美味しさを堪能して頂きたい。
おわりに
酒の肴といえども、意外と簡単に本格的な味を楽しめる居酒屋グルメ。
居酒屋メニューは、大人食の宝庫なのだ。
まずは自宅で作ってみて友人を招くのも粋だ。
きっと友人は、お礼に美味しい居酒屋を紹介してくれるだろう。
大人の味を知って、人生をもっと楽しく。
意外と飲んべえの気持ちがわかるかもしれない。