ジュワッと広がる脂の甘さ。 味に繊細な鯖を美味しく食べられる専門店 3選。

新鮮な魚はとにかく美味い。
しかし、それをこれほどまで顕著に感じる魚は、”鯖”のほかにない気がする。
少しでも気を抜けば風味が悪くなる、扱いの難しい鯖。
生臭さの残る鯖の味噌煮を食べて以来、しばらく敬遠していた人もいるのではないだろうか。
そんな繊細な魚だからこそ、料理人の腕によりをかけた逸品を頂きたいところ。
そこで今回は、東京都内にあるオススメの鯖専門店をご紹介しよう！

【大手町】鯖みやま

のは手下沼さん(@chokota0525)が投稿した写真 – 2016 4月 28 8:34午前 PDT

鉄板焼き『銀座みやま』の姉妹店。
東京駅、大手町駅からアクセス可能な”日本生命 丸の内ガーデンタワー”のなかにある。
看板メニューは、本店でも人気の鯖寿司。
皮目を炙った”鯖炙り棒ずし”は、甘い脂身をさらに香ばしく引き立てる。
東シナ海の海流に乗って、長崎の五島列島沖まで上がってきた鯖を水揚げしており、脂ノリの良さが特徴だ。
鯖寿司以外にも、鯖の燻製、にんにく醤油バター焼きなど、ラインナップが豊富。
一週間を頑張った自分へのご褒美に、オススメである。

【中野】さば銀

SABUさん(@sabu_aka_masato)が投稿した写真 – 2016 5月 28 2:07午前 PDT

JR「中野駅」北口から徒歩2分ほど。
店名にある通り、新鮮で甘みの強い鯖を頂ける居酒屋だ。
炙り鯖、〆鯖、ごま鯖、塩鯖串など、鯖を惜しげもなく使ったメニューがずらり。
なかでもオススメなのが、変わり種の”〆鯖サンド”だ。
白身魚のフライならまだしも、こちらは生の鯖をトーストしたパンに挟む。
生臭さのない新鮮な鯖だからこそ出来るメニューで、鯖の香りとバター・マヨネーズの風味が絶妙にマッチして癖になる美味しさ。
鯖以外のも魚や鶏を使った創作料理が多く、一度行けば常連客の仲間入り間違いなしである。

【恵比寿】SABAR

keikoさん(@km.312)が投稿した写真 – 2015 12月 19 5:43午後 PST

鯖のテーマパークと銘打った、鯖専門店『SABAR』。
関西・関東で店舗を展開しており、最近では「大門駅」の近くにも新店をOPENした。
同店の魅力は、身が柔らかく脂がたっぷりのった”トロサバ”だけを使用すること。
トロサバとは、9〜12月が旬の真鯖のなかでも脂質含量が21％以上のものを指す。
なかでも、青森県の”八戸前沖さば”が有名で、厳選されたトロサバを仕入れているのだ。
提供しているのは、世界各国の料理をアレンジした創作料理。
トロサバとブルーチーズを合わせたタルティーヌ、ピリ辛のタンドリートロサバなど、旨味を最大限に活かしたメニューが並んでいる。
BARと名が付くだけあって、店内は間接照明が暖かいお洒落な雰囲気。
女性とのデート使いにもオススメなので、今週末にでも訪れてはいかがだろうか。

おわりに

安くて美味い魚の代名詞。
江戸時代から一般庶民に親しまれており、塩鯖は”お歳暮”の起源となったほど。
現在では、缶詰、干物、漬け魚など、加工品として私達の食生活を支えてくれている。
“青魚の王様”と称されるほどに栄養価が高く、DHAやEPAなど、血管の流れを良くしたり、コレステロールや中性脂肪の低下を促してくれたり、働く男性に嬉しい効果を見込めるのも見逃せないポイントだ。
是非とも、積極的に食生活に加えて頂きたい。