自分の心を映す鏡となる……余裕な大人を目指すなら陶芸を趣味に
余裕のある格好いい大人の趣味って何だろう?
そう考えたとき、真っ先に浮かんだのが”陶芸”だった。
土に触れ、轆轤を回し、自らの手で形作っていく……その様は、まるで精神統一をしているかのようだ。
時間に追われていたり、気持ちが急いていては集中できない。
心に余裕がある人だからこそできる。
そして、心に余裕を持たせたい人が始めるべき、まさしく大人の趣味の代表格といえる。
今回は、そんな陶芸を通して得られるメリットや気軽に体験できる教室をご紹介しよう。
自分の精神を形作る趣味。
陶芸の魅力とは何か。
それは、下記の3点が挙げられる。
1.土に触れる…リラックス
子供から大人に至るまで、私達の人生は”土”が身近にあったように思える。
子供の頃は土や粘土で遊び、小学校時代に美術の授業で陶芸を経験した人もいるだろう。
もっと掘り下げれば、日本人はもともと農耕民族。
“土に触れる”ことが当たり前の生き物だったわけだ。
明確な理由は分からないが、いずれにせよ、陶芸を行うと心に安らぎがもたらせられる。
陶芸を終えたあと、まるで森林浴をしたかのような、リラックスした自分に驚くことだろう。
2.作る、使う、贈る…喜び
陶芸の良いところは、何らかの目的を持って取り組めること。
そして、その結果が目に見える”形”として、ちゃんと残せること。
「丁度良い湯呑みが無かったから作ってみよう」「自宅で使う食器を妻にプレゼントしよう」といった、目的を定めて陶芸に打ち込めるのだ。
また、陶芸は表現活動のひとつ。
出来上がる陶器の形は100人いれば100通りと言われるほど、自分の個性を存分に表現できる場なのだ。
想いを込めて自らの手で作り、使い、誰かに贈る。
そんな3拍子が揃った趣味は、なかなか無い。
3.精神状態を表せる…心を映す鏡
冒頭でもお伝えした通り、陶芸は精神統一にも似ている。
即ち、自分の心の健康や歪みが、陶器の形として表れるのだ。
精神が乱れていたり、急いていると、思い通りの形にできない。
逆に、「心に余裕がない」と自覚しているのなら、陶芸が精神を落ち着かせるきっかけにもなるだろう。
自分自身と向き合う、つまり、心を映す鏡として、陶芸を活用できるわけだ。
つらつらと述べてきたが、陶芸の1番のメリットは、陶器という目に見える形で還元されることだろう。
しかも、初心者でも気軽に表現活動できる、数少ないクリエイティブな趣味だ。
気負うことなく、まずは気軽に始めてもらいたい。
オススメの陶芸教室 3選!
【白金】白金陶芸教室
1日体験をはじめ、ギフト製作、タイル作り、急須作りなど、様々なコースがある。
なかでも、土鍋を自分で作れるコースは必見(\7,000~)。
不恰好になるかもしれないが、手作りの温もりを感じながら、家族みんなで鍋を囲めるのは嬉しい。
1日体験では、お茶碗、ビアカップ、お皿、お湯呑み、どんぶりなどを作成可能。
「確実に満足のいく作品を作れる」ことをモットーにしているため、安心して参加しよう。
電話:03-6318-5858
営業時間:金、土、日曜日 10:00~21:00 月、火、木曜日 10:00~18:30
定休日:水曜日(祝日の場合は10:00~18:30まで営業)
http://www.sirokanetougei.com/
【千住】Organon Ceramics Studio
東京都千住にある、週末だけの陶芸教室。
小ぢんまりとしたお洒落な外観・内装がポイントで、落ち着いて陶芸に打ち込める。
決まったカリキュラムはなく、一人ひとりの技術や興味に合わせて指導。
『1日体験コース』は3,000円~、慣れてきたら1ヶ月に4回利用できる『レギュラーコース』もある。
女性受け間違いなしの空間なので、デートがてら利用するのもアリだ。
【京都】嘉祥窯
清水寺、高円寺、八坂神社から徒歩数分。
観光スポットでもある”二年坂”と”三年坂”が交差する場所に店舗を構える。
土の量によって料金や作品が異なり、小(\1,800)は、お湯呑み、カップや小皿。
中(\2,200)は、お茶碗やビアマグ、フリーカップ。
大(\3,500)は、サラダボウルやパスタ皿、ラーメン鉢。
色彩も8種類から選べる。
1人のインストラクターが2名の客を担当する少人数制なので、初心者でも失敗することはない。
京都観光の思い出の品として、陶器づくりにチャレンジしてはどうだろうか。
電話:075-531-0056
営業時間:10:00~17:00 (16:40最終受付)
定休日:年中無休
http://www.kashogama.com/school/
おわりに
実は、陶芸体験できる機会は少なくない。
京都や箱根、金沢など、観光スポットで教室・体験施設を見かける場合が多い。
ほとんどが飛び入りOKで、焼き上がった陶器は指定住所まで郵送してくれる。
つまり、旅の証を陶器として残せるわけだ。
現地の土産物を購入するのも良いが、せっかくなら、自らの手で残せる陶芸にもチャレンジしてはどうだろうか。