炎のゆらぎと共に味わう 大人のデート使いにピッタリの“暖炉”レストラン3選。

ゆらゆらと揺れる、暖炉の炎。
いつか自分の家にも暖炉を置きたいな、そんな理想を夢見たものの、実現させるのはなかなか難しい。
そこでオススメなのが、“暖炉”のあるレストラン。
炎の揺らめき、暖色の光、薪のはぜる音。
そんな心も体も温まる非現実的な心地よい空間を、彼女と一緒に過ごしてみてはいかがだろうか。
今回は、炎が持つ癒しの効果と大人のデート使いにオススメの暖炉レストランをご紹介しよう。

炎は一番の精神安定剤？

暖炉、焚き火、ろうそく……
炎のゆらぎを見ていると、何だかとても落ち着いてくる。
一昔前から、キャンドルの炎を使って精神安定・精神統一・集中力増加を図る『キャンドルセラピー』が登場しているように、炎には私たちの心を落ち着かせてくれる作用がある。

その秘密は、『アルファ波』。
人が眠っているとき、リラックスしているとき、集中しているときに出ている”脳波”をアルファ波と呼ぶ。
体の緊張をほぐし、免疫細胞を活性化させたり、病気の治癒力を高める効果もあると言われている。
では、このアルファ波を発生させ、落ち着いた気分になるにはどうすればいいのか？

そこで必要なのが、『1／f（エフ分の1）ゆらぎ』と呼ばれる”周波数”だ。
炎の揺らめき、波の音、小川のせせらぎ、そよ風など、自然界に存在する“規則性と不規則性の間リズム”が五感を通じて脳に心地よい刺激を与え、アルファ波を発生させる。
電車やバスに乗っていると、だんだん眠くなってくる……
そんな不思議の裏には、線路や道路を進むことで生まれる”1／f ゆらぎ”の存在がある。
つまり、暖炉のあるレストランは”1／f ゆらぎ”に包まれた空間。
心地よさを感じながら美味しい食事を楽しむ、最高に贅沢なひと時を過ごせるのだ。

暖炉レストラン その1：
MERCER CAFE DANRO（マーサーカフェ ダンロ）

コンセプトは、冬に集まる場所。
カフェとレストランの中間、日常使いできるような空間作りを意識している。
通常よりも2倍サイズの大きな暖炉を中央に配置。
炎の心地よい光が、店内を包み込む。
「高級素材をカジュアルに」というテーマのもと、本格的かつリーズナブルにNYスタイルのイタリアンを楽しめるのもポイント。
『ゴルゴンゾーラとフォアグラのピザ（\1,800）』、『トリュフライス（\1,400）』、熱々の鉄板で運ばれる『大山鶏の香草トマト煮込みオーブン焼き（\1,300）』などのディナーメニューのほか、ランチメニュー（17:00まで）も提供している。
ロマンチックな暖炉レストランを気軽に楽しみたい、そんな方にオススメだ。

暖炉レストラン その2：
PACHON（レストラン・パッション）

高級フランス料理を楽しむならここ。
まるで現地の三ツ星ホテルで過ごしているかのような、ロマンチック時間が流れる。
代官山・ヒルサイドテラスB棟にある『PACHON』は、フランス料理界の名シェフ アンドレ・パッション氏が1984年に開店した老舗。
フランスの修道院で1690年から使われている暖炉があり、肉類のグリル料理は、暖炉の炎で調理する本格ぶりだ。
横に高く積まれている薪が、雰囲気をさらに盛り上げる。
コンフィと豆を一緒に煮込む、フランス・ラングドック地方の郷土料理『カスレ』が看板メニュー。
オードブルやメインを選ぶ形式のコースメニュー（\10,800～）がある。
記念日や誕生日など、特別な日のデート使いにピッタリ！

暖炉レストラン その3：
D’arbre’ Bar（ダルブルズバー）

2軒目使いにオススメ。
静かで落ち着いた雰囲気の街・白金にある隠れ家的Bar。
ゆらゆらと燃える暖炉の炎の前で、しっとりとカクテルグラスを傾ける。
ワンランク上の大人デートの〆に相応しい空間である。
恵比寿のフレンチレストラン『ビストロ　ドゥーブル（DOUBLE）』の系列店で、フードメニューはフランス料理が中心。
生ハム、チーズ、カスレ、鴨のコンフィなど、オードブルからメインまで、お酒に合うメニューを提供している。
暖炉に近い座席がオススメだが、カウンターでバーテンダーと会話を愉しむのもひとつだ。

おわりに

夜景を眺められる、絶品料理が食べられる……
デートで使うレストランを探すときのコンセプトは様々だが、この冬、その選択肢のひとつに”暖炉があるレストラン”を是非とも加えて頂きたい。
大人の雰囲気を味わえる最高のシュチュエーションだ。
炎の揺らめきと薪のはぜる音が、あなた達の心に印象深く残るはずである。