散歩・旅行散歩・旅行健康・カラダ健康・カラダビジネスビジネス振舞い・所作振舞い・所作アクティビティアクティビティ嗜み嗜み芸術芸術本・漫画本・漫画美容・ファッション美容・ファッション人

一般常識?あまり知られていない!もっと美味しく飲むために知っておきたいコーヒーの作法。

紅茶やお抹茶ならまだしも、コーヒーに飲み方のルールがあるの?
そう疑問を抱く方がほとんどだと思うが、コーヒーにも”作法”は存在する。
もちろん、それを普段から厳守する必要はない。
あくまでも一般常識として押さえておき、三ツ星の高級レストランなど、いざというときにサラリとこなせるようにしておけばOKだ。
今回は、ホットコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ/カプチーノの作法・飲み方を説明しよう。

コーヒーの作法 その1:ホットコーヒー

三ツ星レストランなどでも食後に出されるホットコーヒー。
エスプレッソ・カフェラテ・カプチーノにも通ずる基本のテーブルマナーが存在する。
お抹茶や紅茶ほど厳格なルールではないが、ひとつの“飲み方”として押さえておこう。

1.スプーンは持ち手側に置いて出す。
2.砂糖を入れるとき、シュガーポットは、カップの近くに移動させて入れる。
  角砂糖は、専用のトングでスプーンに乗せてからカップに入れる。
  トングから直接はNG。
3.あまり音を立てず、回すのではなく、上下に動かして混ぜる。
4.スプーンに付いた水分を軽く切ったあと、カップの反対側に置く。
5.混ぜたあと、すぐにミルクを入れる(水流ができているので、かき回す必要がない)。
6.テーブルに座っている場合は、カップの持ち手を取る。
  立食パーティーの場合は、ソーサーごと持ち上げる。

また、取っ手の向きについても説明しておこう。
左向き、右向き、どちらも正解で、”お国柄”によって異なってくる。

アメリカ式

砂糖やミルクを入れず、ブラックで飲む人が多い。
そのため、「すぐに飲める」という合理性の高さから右向きが主流だ。

イギリス式

紅茶文化が根付くイギリスでは、行儀作法を重んじる。
砂糖やミルクをスプーンでかき混ぜるとき、音が鳴らないように取っ手を摘んで安定させるため、左向きが主流。
左取っ手を右にぐるっと反転させてから飲む。
日本のホテル内にあるレストランなどでは、イギリス式で提供させることが多い。

もちろん、アメリカの人も、イギリス人の人も、これらを厳守してはいないだろう。
ただ、このような一般的な作法があることは覚えて損はないはずだ。

コーヒーの作法 その2:エスプレッソ

1oz(約30ml)のデミカップに注がれるエスプレッソ。
正しいテーブルマナーこそないが、正しい”嗜み方”は存在する。

1.シュガースプーンに山盛り1杯の砂糖をすくう。
2.サラサラと静かにエスプレッソに落とす。
3.エスプレッソの上に浮いている『クレマ=旨味成分』が壊れないように軽く混ぜる。
4.二口か三口で、クイッと飲み干す(ちびちびと飲まない)。

気付け薬代わりに、ストレートでエスプレッソを嗜む人がいる。
しかし、意外にもそれは日本人に多く見られる飲み方で、本場イタリアでは砂糖をたっぷりと入れる方が主流のようだ。
また、逆に、エスプレッソを軽く飲み干した後に砂糖を入れるパターンもある。
ちょっとしたデザート感覚で楽しめるはずだ。

コーヒーの作法 その3:カフェラテ/カプチーノ

エスプレッソに蒸気で温めたミルクを注ぐ、カフェラテ/カプチーノ。
素早くクイッと飲み干すエスプレッソとは違い、その時間、その空間と共に、じっくりと嗜もう。
こちらも正しいテーブルマナーはないが、オススメの飲み方を紹介したい。

まず、砂糖は入れない。
苦くて飲めないのでは?と思われがちだが、蒸気で温めたミルク=スチームミルク/フォームミルクが持つ、本来の甘さで事足りる。
エスプレッソの苦味とミルクのマイルドな甘みが生み出す、ハーモニーを味わってほしい
中にはラテアートを描いてくれるお店もある。
匠の腕が光る芸術作品を、スプーンでかき混ぜ、消してしまうのはもったいない。
ちなみに、「最後までラテアートの絵柄が消えないものほど、バリスタの腕が良い」とされている。
お気に入りのお店を見つける基準のひとつとして、数多の片隅に置いておこう。

さて、じっくりと楽しんだカフェラテ/カプチーノ。
そのカップの内側をよく見ると、スチームミルクとフォームミルクが残っていたり、こべり付いていたりするはずだ。
それらをシュガースプーンにたっぷり入れた砂糖と混ぜて、“コーヒーと砂糖をすくう”ようにして飲む。
最後の最後に待っていた、最高のデザートである

ポイントは2つ。
砂糖が混ざりやすいように、若干コーヒーを残しておくこと。
そして、出来れば粒が大きい砂糖を選ぶこと。
ブラウンシュガーなどがオススメで、ジャリジャリとした食感がデザート感をさらに演出する。
見逃しがちなので、是非とも試してみてほしい。

おわりに

コーヒー豆の種類や抽出方法によって、出来上がりの味は様々。
そのため、砂糖やミルクの入れる具合など、作法・飲み方も若干異なってくる。
オススメは、お店の店員さんに素直に聞くこと。

砂糖やミルクを入れずにストレートで飲むべきなのか、ミルクだけを入れてまろやかにするべきなのか。
それに準ずることはないが、プロが思う美味しい飲み方を参考にして損はない。
それを積み重ね、あなただけのコーヒーの作法を形作っていこう。

散歩・旅行散歩・旅行健康・カラダ健康・カラダビジネスビジネス振舞い・所作振舞い・所作アクティビティアクティビティ嗜み嗜み芸術芸術本・漫画本・漫画美容・ファッション美容・ファッション人
味わう味わう片付ける片付ける弄う弄う纏う纏う創る創る正す正す和む和む愛でる愛でる磨く磨く
PAGE TOP