さわって試して、遊んで。世界の文房具の魅力を堪能できる『文房具カフェ』に行ってきた!
表参道に面白いカフェがあるそうだ…。
なんでも、文房具屋さんがやっているカフェで遊び心が満天らしい。
表参道はイルミネーションの季節だ。
ケヤキ並木が煌びやかに彩られている。通りを少し裏手に入ったビルの地下にそのお店はある。
文房具カフェは、紙製品や文具の卸業を営む有限会社東光ブロズが運営。
世界中の珍しい文房具や、オリジナルの商品を販売する文具のセレクトショップとカフェが併設されている。
お店に入って、まず目についたのはズラリと並んだ文房具の棚。
商品にはそれぞれ手製のPOPが添えられていて、見る者の興味を惹くことやまない。
お店の奥にはオープン厨房と、カフェスペースがある。
午後五時まではコーヒーを始めとした様々なドリンクやランチメニューの定食やパスタなどが楽しめ、五時以降はバーに様変わりする。
豊富な種類の料理と様々なカクテル、世界各国のワインが楽しめるのだ。
さらには、ワインと、その原産国からやってきた文具がセットで販売されていたりもし、遊び心満載だ。
(夜のメニュー。なんと、店員さんの手描きだそうだ。)
各テーブルの上には画用紙が敷かれている。
ご飯を食べた後やドリンクを飲みながら、自由に使える文房具で好きなように絵を書いたりして遊べるようになっているのだ。
ぺらぺらめくっていると、漫画家やイラストレーターが、ときおり凄い絵を書いていることも……。
「はちみつ味噌に漬けた豚味噌焼き御膳」とブレンドコーヒー「イマジン」をオーダーした。
さりげなく可愛い柄の折り紙が敷いてある。
ご飯を食べ終わった後、店員さんと話しながら文具売り場をじっくりと見ることにした。
店員さんたちはみんなとてもフレンドリーだ。
真剣に相談に乗り、お客さんに合った文房具を探し出してくれる。
それぞれのこだわりもあり、その情熱的な語り口からは文房具への愛の心がひしひしと伝わってくる。
文房具の最新情報もばっちり把握している店員さんがおすすめしてくれた最先端のトレンド文具をここで3つほど紹介しておきたい。
1. 日本理化学工業 ちいさな黒板 黒
いま、なんと黒板がブームになっているのをご存知だろうか?
書いて消してまた使える黒板は確かにいい。
持ち運びできる“ノート黒板”なるものもトレンドらしい。
2. Quaint design wax paper cloth
ロウでコーティングされた紙と布を張り合わせて作られたケース。
耐久性もあり、書類や13インチの薄型パソコンの持ち運びに良い。
筆者が見ている間にもシンガポール人のお客さんが買っていった。
3. Pentel tradio 万年筆
ぺんてると言えばクレヨンだが、万年筆があるのをご存知だろうか。
ヨーロッパ限定で発売されている「ぺんてるの万年筆」。
フランスから取り寄せている品らしく、日本では文房具カフェでしか買うことができない。
店内にはライブラリもあり、文房具に関する書籍が並んでいる。
こちらも見ていて飽きない。
ただ文具を購入するだけでなく、色々な楽しみ方ができるのがこの店の良さだ。
友達や彼女と共に、さまざまな筆記具を試しながらまったりと絵を描いて遊んでもいいし、wi-fiも完備しているので一人で黙々と作業をしてもいい。
ワインの種類が豊富でお酒好きも楽しめるし、食事もおいしい。
文房具を買いたければ気さくな店員さんが相談に乗ってくれる。
文具好きはぜひ一度行ってみることをおすすめしたい。
遠方で足を運べない人には、オンラインストアもある。こちらも、テーマにそって文具をセレクト。
贈る相手に合わせてカスタムできるラッピングサービスもある。
誕生日やクリスマスのギフトを探すのにぴったりだ。
http://www.bun-cafe.com
東京都渋谷区神宮前4−8−1 内田ビルB1
電話:03-3470-6420
営業時間:10:00-23:00 food L.O 22:00 drink L.O 22:30
定休日なし