自分には「まだ早い」と思ってない? イクメン予備軍に贈る、子育ての心構え3つのポイント。
平日は仕事、休日は子育て・・・
世の中のお父さんは忙しい。
イクメンという言葉が生まれてしばらく経つが、まだまだ子どもを育てることに不安感や危機意識を覚える人は多いはずだ。
実際、日本労働組合総連合会が2013年に実施した調査によると、「ちゃんと育てる自信がない」「子育てが大変そう」「自分の時間がなくなる」といった意見が多数挙げられている(※1)。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20130621.pdf
まだ若いアナタも、近い将来、きっとくるであろう「育児=現実」にどう向き合えばいいのか。
無理なく、スムーズに子育てを始められるよう、その心構えを今のうちから会得しておこう!
まずは「仕事」を頑張る!
仕事と両立しながら、子どもとの時間を作る。
イクメンとして子育てに関わるためにも、いかに残業時間を減らすかはとても重要な課題だ。
しかし、上司にいきなり「仕事が終わっていませんが、子育てがあるので定時に帰らせていただきます!」と言って通じるほど甘くはない。
まずは、今から仕事の成果や実績を築き、確固たる立場を示すことが不可欠。
あなたが余裕を持って定時帰宅を申請するためにも、上司が快くそれを許可するためにも、前準備が必要なのだ。
NPOファザーリングジャパンの理事を務める川島貴之さんも、「権利を主張する前に、目の前の仕事を頑張ることが先決」と語る(※2)。
http://next.rikunabi.com/journal/entry/20140725
また、育児で迷惑をかけることになる同僚や上司と良い関係を築くことも大切だ。
子育ては父親、母親、両親だけでなく、身の回りにいる色んな人の協力があってこそ成り立つものだと知っておこう。
効率重視!「タイムマネジメント」を極めておこう!
育児が始まると、まず無くなるのが時間だ。
子育てに専念できるならまだしも、仕事と両立することを考えたら1日24時間では到底間に合わない。
だからこそ、今のうちから「タイムマネジメント」を極めておこう。
例えば、「ToDoリスト作成/タスク管理」をマスターしておく。
やるべきことを見える化し、優先順位を決めることは、予期せぬ事態が起こりうる子育てに欠かせないスキルだ。
隙間時間を使って、自分のやりたいこともできる。
日頃から仕事で実践している人は、「家事版」のToDoリストも作ってみよう。
奥さんと話し合いながら、掃除・料理・洗濯の役割分担を考えていく。
この習慣を生活に馴染ませておけば、「育児版」のToDoリストをストレスなく作ることができる。
また、余裕があるときには、あなたが奥さんのタスクを積極的に消化するよう心がけてみよう。
「見える化」していることも相まって、高感度が上がりやすいはずだ。
ストレス発散になる「趣味」を持つ!
イクメンに限った話ではない。
日常を忘れて、心身ともにリフレッシュできるような趣味を持つことは、より豊かな人生に不可欠だ。
特に、育児が始まるとストレスがどうしても増えてしまう。
その解消方法を、今から考えておこう。
例えば、ミキハウス社長室広報部勤務の伊集院弘和さんの趣味はサーフィン。
休日は早朝からサーフィンをして、お昼前には帰宅。
気分爽快になるから、そのあとの子どもとの時間を気持ち良く楽しめる
と語っている(※3)。
http://baby.mikihouse.co.jp/information/post-924.html
体力的には厳しいですが、習慣化すればそうでもありません。気分的な休養があれば、余裕を持って子育てができますよ
とアドバイスする。
散歩、ランニング、カフェで読書、コーヒー焙煎など、なんでもいい。
自分が一人でリラックスできる方法を見つけ、実践しておこう。
以前よりもイキイキとしたあなたに、奥さんが改めて惚れ直すという特典付きだ。
大変、大変、と不安を掻き立てられる子育て。
自分を犠牲にして家族に貢献するというイメージが強いが、実はそうでもない。
子どもと色んな場所に出かけたり、思い出をつくったり。
一人では得られない体験・経験を、家族みんなで楽しむことができる。
しかし、そのためには、時間にも、心にも余裕が必要。
子どもとの時間をしっかり作り、慌てることなく子育てに励む、カッコいいイクメンになるためにも、今から事前準備を着実に進めておこう!