「会わせるだけ」になっていないか?人と人の良質な出会いを生むために心がけたい3つの心得。
あなたは人と人をつなぎ合わせる「仲介役」を引き受けたことはないだろうか?
たとえば、異業種同士の友人。趣味があいそうな異性同士……。
知り合いと知り合いの間に入って、双方を繋ぐのが役目だ。
しかし、ただ繋ぐだけではいけない。顔を合わせる二人が、より良い時間を過ごせるようにする。
仲介人として、その努力を怠ってはいけない。
今回は、そんなより良い出会いを生むために心がけたい3つの心得を紹介。
これらを意識すれば、あなたにとっても大きなプラスとなる「出会い」になるだろう。
心得その1:肝心なのは下準備
有意義な出会いになるかどうかは下準備にかかっている。
双方の興味、関心、ニーズ、条件をできるだけ詳しくチェックしておこう。
特定の人物を指名されたのなら、比較的容易にこなせるだろう。
問題は、不特定多数の中から1名を紹介してほしいと言われた場合だ。
下準備を徹底することは変わらないが、より深く相手の要望をヒアリングしておく必要がある。
ミスマッチを起こし、双方の時間の無駄とならないために気をつけたい。
心得その2:「主役」を引き立てる
顔合わせのさいには、あなたも居合わせた方がいい。
とはいえ、二人の会話に割って入るようなことだけは避けたい。
あくまでもファシリテーターとしての立場をキープし、双方の話がスムーズに進むようサポートするのがあなたの役目だ。
また、顔合わせを迎える前に、お互いに自己紹介をさせておくと当日が楽だ。
SNSアカウントやメールアドレスを共有し、事前のやりとりを促そう。
心得その3:アフターフォローを忘れない
顔合わせを終えて、ほっと一息・・・
と安心するのはまだ早い。
そのあとのアフターフォローを終えるまで、仲介人としての役目は続いている。
まずは、双方にこちらから感謝の旨を伝える。
貴重な時間を割いて来てもらったのだ。
メールの文面では伝わりづらいが、気持ちを込めてお礼の文言をつづろう。
そのあと、二人からマッチングについての感想を聞く。
実ある時間となったか、今後のビジネスに発展するか、もしそうなら、自分にできることはあるか。
一度乗り掛かった船である。とことん付き合おう。
それが、あなたにとって大きなプラスになるはずだ。
人と人を繋ぐことの意味とは
それは、あなたにとって「未来への投資」だと考えてもらいたい。
連絡が遅かったり、最悪の場合はドタキャンされたり、面倒なことも多いのは確かだ。
それでも、二人からもらえる「厚い信頼」という見返りは大きい。
近い将来、あなた自身にも大切な出会いが訪れるはずである。