意外と使える！？　無料「養成講座」で増やすスキルと地域のつながり

自治体が「養成講座」を無料で提供している訳とは？

　


自治体が　市民の教養やスキルを伸ばすために無料「養成講座」を提供していることを知っているだろうか。
市民のために教養やスキルを伸ばす機会を用意してくれている。
そもそも自治体はそこに住んでいる市民のために存在しているのだから、こうやって市民にサービスを提供するのは当たり前なのだが、「養成講座」にはまた別の目的もある。

地域社会に貢献できる人材が増やして、住みやすく活性化された地域をつくろうとしているのだ。自助や互助、共助ができる人材が増えれば、公助＝自治体の支出が減るということでもある。
そんなわけで、自治体は「養成講座」を無料で提供しているのだ。だから、講座の種類も東京都墨田区の「すみだガバナンス（協治）リーダー養成講座」のように、公益性の強いものとなっている。

無料でスキルアップできる機会

「養成講座」は公益性の強いものではあるけれども、そこで得たスキルは個人のプライベートやビジネスなど様々な場面で活用することができる。
例えば、先にあげた「すみだガバナンス（協治）リーダー養成講座」にはシナリオ・プランニング、課題解決などが学べるようになっている。
また、「すみだパパスクール～父親であることを楽しもう!!～」などわかりやすく自分の役に立つものもある。

地域のつながりをもとう

自治体の提供している講座に参加することの大きなメリットは、地域のつながりをもてることだ。となることも多い。
地域のつながりやネットワークは子育て・防災などなにかと頼りになる。
また、異なる年齢や仕事の人との交流も楽しむことができる。同じ目的をもって参加しているので、会話のきっかけづくりに悩むこともない。
仕事に忙しく普段地域と関わる機会が少ない人こそ「養成講座」を受講して、地域ネットワークに参加するきっかけにしてはどうだろうか。

　

講座を見つけ方、参加の仕方

私たちが知らないだけで自治体が提供しているものは意外と色んなものがある。
せっかく税金を納めているのだから元をとるつもりで参加してみるのはいかがだろうか。
さっそく住んでいる自治体のホームページや市報・区報をのぞいてみよう。思わぬ掘り出し物があるかもしれない。
興味を持った講座が応募時期ではなかった場合、自治体の提供するものは毎年同じような時期に開催されることが多いので、前回の開催日を確認しておこう。



筆者は新宿区の「0から学べる「取材～編集術講座」」（講座名や時期は年度によって変更される）に参加したことがきっかけでライターをするようになった。

自治体提供ということで当然ながら公益によったものが多くなるけれど、費用がかからないので、気軽に取り組むことができる。気になっているテーマがあればぜひ挑戦してみよう。