俺の周りの連中、実は何割がEDなんだ?…EDクイズ、私も作ってみた。
前回コラムのEDクイズという言葉が、かなり気に入っている。
決してTVのクイズ番組では流れないだろうという難易度Aランク。
EDを決して認めず、妻や彼女の真意を探ろうとしない男性陣は、まずEDを理解してほしい。
竹越昭彦院長監修のEDクイズにはED治療薬について知ろうというものが多い。
私は”俺の股間”問題に意識を向け始めた男性方に、深刻にならず認めて治そう!と気持ちを上げるよう協力していきたい。
ということで自分でEDクイズを作ってみた。3択で挑戦GO!
Q1)仕事の打ち上げで男8人で 飲み屋でワイワイ。
さて、このうち何人がEDか?
B.2人
C.4人
正解はB
1998年の調査に寄ると成人男性の4人に1人が勃起が充分な硬さを保てない、あるいは最初から全く勃起しないという中程度EDと完全EDであるという結果が出た。
私が著書のために行ったED調査(2008年)でも3.7人に1人がEDという結果だ。
では最近はどうだろう?厚生労働省の調査(2015年)では既婚者のセックスレス割合が44.6%という数値を出した。
数値の中にはEDによるセックスレスも含まれると思って間違いない。
8人中2人。
「ああ、よかった俺だけではない」と友を持つ安心感を持ち、改善と治療に前向きになって欲しい。
しかし、「完全ED」という言い方は「な・か・お・れ」と同様に非情な響きがある。
男性の心にグサリとくるのはお察しする。
Q2)EDは他の病気の引き金にならないか?
B.ほかの病気を疑わねばならない
C.マスターベーションで勃起すれば正常
正解はB
器質性EDの最も多い原因が、生活習慣病だ。
オジ様世代をグルリと見回してみよう。
タポタポの下腹。むくんだほっぺ。タバコのヤニだらけの歯。
血色が悪い肌。タバコ以外の口臭。
健康的な生活を送っているとはとても見えないオジ様の姿を感じたら、それは反面教師にしなければEDになる。
生活習慣病は、容姿に現れることが多い。
糖尿病、脂質異常、高血圧。
メタボ狸腹にならないよう気をつけよう。
そして血管障害!心臓の周りを囲む血管と俺の股間の血管、さあどっちが細い?
そう。陰茎のほうが細い。
つまり陰茎に血液が流れにくくなってるということは次は心臓だ。
ある日突然、営業先で左胸をおさえて倒れてしまうなんてドラマのような事態が起こらないようしなくては。脳梗塞も同じ原理だ。
器質性EDは動脈硬化を発見する道標。
EDは、ほかの病気を察知するセンサーと考えておこう。
Q3)EDはバイアグラなどの治療薬を飲むだけで完治するか?
B.薬で治らない人が8割いる
C.一時的に治っても、もとに戻る人がいる
正解はC
治療薬だけに頼ってはいけない。前述した生活習慣病の予防はもちろん必要だ。
次回は、EDを予防する健康ライフのハウツーを伝えよう。もちろん陰茎刺激も怠ってはいけない。
ニッポン男子の下半身が危機的なことに気づいたワタシ
二松まゆみ
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