朝から夜まで油断大敵。「においケアのタイムテーブル」
好きか嫌いか、一緒にいて心地よいか否か。
においによる感覚的な示唆は人を評価するにおいて重要な要因となる。
においはそれを発する本人の内面にも影響を与える。
たとえば、自信の喪失である。「におっているかも?」という意識が、人とのコミュニケーションに支障をきたす。人と対面することへの不安、ときにそれは恐怖ともなる。
自覚せずともパフォーマンスは低下する。
精神的な疾患を引き起こす場合もある。
私たちはビジネスマンとして生きて行く上で、あるいは社会生活を営む上で、においというものに意識的でなければならない。
自らの“におい”と上手く付き合っていかなければならないのだ。
今回は、編集部がこれだけは行ってほしいというケア方法を厳選し、時系列ごとに紹介する。
まずはできることから始めていこう。
6:30 朝起きたらすぐにシャワーを浴びる。
寝汗はにおいのもとだ。そのままにしてはいけない。時間があればシャワーを。そうでなければ、汗拭きシートで首まわりや脇、背中を拭くこと。乾いた布ではにおいのもとである皮脂を取り除くことはできない。
7:00 朝食を忘れない。
食事は口臭を予防する。しっかりと咀嚼すること。唾液が分泌され、夜中に増加した菌をこすり、洗い流してくれる。食後の歯磨きも忘れずに。
7:30 外出の際に「5つ」の神器を確認する。
5つの神器とは、制汗シート、飲料、下着とソックスの替え、衣料用のケアスプレー、足用のデオドラントスプレーのこと。
違和感を感じたら、消臭効果も期待できる制汗シートを使用する。飲料は必ず持ち歩こう。体内の水分量が低下すると口臭が強くなるからだ。スプレーについては後述する。
12:00 お昼に出る前に、スーツのケアを。
衣類用のケアスプレーをスーツに吹きかけ、シワにならないようハンガーやいすの背もたれにかけておく。お昼から戻ってきたら気持ち良く着ることができるだろう。
ランチの後は、歯磨きもしくはマウスウォッシュを忘れずに。口腔内の食べかすは口臭のもとだ。
デオドラントシートの類で顔を拭き、すっきりとしてから仕事に戻ろう。
20:00 飲み会の前は、足のにおいケアを万全に。
終業後に会食や飲み会があるなら、足用のデオドラントスプレーか、替え用のソックスをカバンに忍ばせておくと良い。お店が座敷だったときに_実を結ぶ。お店を出るときは、マウスケアを忘れずに。
23:00 帰宅したらスーツと靴にスプレーをして乾燥させる。頭皮は予洗いでケア。
脱いだスーツはすぐにクロゼットにしまわず、消臭スプレーをし、乾いてから収納すること。脱いだ靴のケアも同様だ。
頭皮ケアのコツは、シャンプーの前にしっかりと予洗いをすることだ。
むやみにシャンプーの量を増やすのはよくない。洗いきれずに頭皮に残ってしまうとそれがにおいのもととなる。3分程度お湯で予洗いをし、軽めのシャンプーをする。
入浴後はしっかり頭を乾かすことを忘れずに。
最後に:においケアをスケジュールに組み込む
いかがだっただろうか。冒頭ではにおいケアの重要性を指摘したが、やはりこれを習慣化することは難しい。
今回、時系列順に紹介したのは、ビジネス手帳やTODOリストに反映できるようにするためだ。
参考になるものがあれば、1日のスケジュール欄に書き込むようにしてほしい。
まずは、すべてやろうとせず、毎日スケジュールをチェックし、においケアがある1日をイメージすることが大切だ。
出来そうなことから始めていこう。