早食い、喫煙、飲みすぎ…口臭の原因は習慣? 気になる口臭と向き合うためのオーラルケア
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/252-31.jpg)
……ん? 何だか臭いな。
周りを見渡しても、近くに誰もいない。
おかしいな、と首を傾げたまま「ふぅ~」とため息をつく。
そこで、認めたくない衝撃の事実に気づくのだ。
「もしかしたら、自分の口の臭いなのか……?」と。
年齢を重ねるうちに、悩みの種となる口臭。
自己認識できないものの、周りに迷惑をかけている恐れがある。
「毎日歯磨きしているのにおかしいな」と思うかもしれないが、それが盲点。
その習慣に甘んじてはいけない。
今回は、口臭が気になる年齢のあなたにオススメのオーラルケア習慣をご紹介しよう。
あなたの口臭、大丈夫?
「俺の口臭う?」と他人に聞くのは、なかなか勇気がいる。
聞かれた相手も返答に困る質問だ。
気を使って本当のことを言わないことも想定される。
聞ける相手がいたとしかも、大切な商談前や合コンなど、口臭がもっとも気になる瞬間は、そんな相手がけないシーンではないだろうか?
セルフチェックの方法として、手を舐め、数分後、匂いを嗅ぐことも可能だが、その姿はなかなか滑稽だ。
「ブレスチェッカー」なるアイテムも存在する。
持ち運び可能なため、客先前、コンパ前、デート前などに便利なグッズだ。
Amazonのレビューなどを読む限り評価は分かれているが、口臭を気にする習慣づけをおこなう効果は大だ!
タニタ
ブレスチェッカースリム
Amazon
口臭の原因をチェック。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/252-51.jpg)
口臭の原因は様々。
怪しいなと思ったら、まずは自分の口腔内をチェックしてみよう。
例えば……
歯垢
歯に付着する白く柔らかい物体。
プラーウトも呼ばれ、その正体は食べカスを餌にして増殖した細菌の塊。
放っておくと、口臭はもちろん、心筋梗塞や糖尿病に繋がる恐れもある。
歯石
歯垢を放置してると2日ほどで石灰化。
硬くなると歯ブラシでは難しいため、歯科などで定期的に除去してもらおう。
舌苔
下の表面に白くこべりついているのが舌苔(ぜったい)。
新陳代謝によって剥がれた細部や細菌で、歯だけでなく、舌のケアも大切。
色素沈着
ステインとも呼ばれる、茶色の沈着物。
歯のエナメル質に着いた汚れで、通常の歯磨きでは落とすのが難しい。
ドライマウス
口が渇くと口臭が悪化する原因。
唾液の分泌量が減り、口腔内が清潔に保てていない症状。
水分摂取を心がけよう。
上記以外にも、虫歯や歯周病、治療痕が隠れている場合もある。
セルフチェックも大切だが、1番良いのは定期的に歯科医に行くこと。
歯石や色素沈着など、自分で対処できないものが多いため、かかりつけ医は持っていた方がいい。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/252-71.jpg)
また、色素沈着を起こしやすい食品にも注意。
・色素が強い食べ物、醤油やカレー、ソース。
・色素が強い飲み物、コーヒーや赤ワイン、コーラ。
・ポリフェノールを多く含む、大豆やブドウ、チョコレート。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/252-61.jpg)
もちろん、喫煙が口臭の要因であるのは言うまでもない。
そのほか、常習的に食べ過ぎ・飲み過ぎだったり、咀嚼回数が少ない人も要注意。
口腔内だけでなく、胃の状態も口臭の原因となり得る。
身体の健康=口臭の度合いと考えてもらいたい。
習慣にしたい口臭のセルフケア。
兎にも角にも、まずは歯磨きが基本。
歯ブラシを闇雲に撫で付けるのではなく、正しいやり方で最大限の効果を引き出そう。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/252-8.jpg)
1.選び方。
普段、あなたはどんな歯ブラシを使っているだろうか。
まず、硬さは「普通」がベターだ。
「硬め」の歯ブラシは、爽快感を重視しているだけで、汚れが取れやすいわけではない。
「やわらかめ」は、口腔内に炎症が起きているときに選ぼう。
また、ヘッドも大きすぎないほうがい。
「3列」がちょうど良いだろう。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/252-9.jpg)
2.持ち方。
歯ブラシは「鉛筆持ち」が正しい。
それ以外の持ち方だと、力任せにゴシゴシと磨のはNGだ。
歯ブラシの毛先で汚れを落とすために、軽く握るのが正解である。
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/259-101.jpg)
3.動かし方。
歯に軽く押し当て、2~3㎜の小幅で小刻みに動かす。
大きく、早く動かすと歯間まで毛先が入らず、汚れが取れない。
4.磨き順。
上部→表面→裏面が基本。
特に裏面は蔑ろにしてしまいがちなので注意しよう。
奥歯や歯周ポケットも念入りに。
ちなみに、歯磨き時間は5分以上がベター。
「長いなぁ」と尻込みするかもしれないが、TVを見ながら磨けばスグだ。
もちろん、慣れるまでは鏡の前で磨き方を確認したほうがいいだろう。
歯磨きは、口腔内のあらゆるトラブルを避ける基本。
面倒なのは百も承知だが、朝・昼・晩、食後の歯磨きを習慣化させたほうがいい。
特に、色素の多いコーヒーを常飲する人や喫煙者は積極的にオーラルケアを行おう。
おわりに
![](https://iki-toki.jp/wp-content/uploads/2016/03/259-111.jpg)
歯ブラシは、オーラルケアの基本。
しかし、人の手だと、どうしても磨き方にムラが出てしまう。
そんな問題を解決したのが、電動歯ブラシだ。
均一に、かつ、効果的に、歯の汚れを除去してくれる。
5分間も手を動かすのが面倒くさい……なんて人にオススメ。
また、口臭予防、歯周病予防、ホワイトニングなど、様々な効果が期待できる歯磨き粉が販売されている。
自分が特に気になる症状に合わせて使えば、満足する結果を得られるだろう。
いくらオーラルケアをしても、臭いが消えない場合は要注意。
口腔内だけでなく、身体全体の健康が危ぶまれている可能性がある。
例えば、胃の調子が悪ければ、食べ過ぎ・飲み過ぎを止めない限り、口臭はなくならないはずだ。
口臭は危険信号と捉え、しっかりと向き合っていこう。