ツルツルッと涼しさを頂こう! 夏の風物詩・流しそうめんが楽しめるスポット 3選。
夏といえば、そうめん!
なかでも、毎年のように憧れるのが”流しそうめん”ではないだろうか。
日本の夏の風物詩だが、十分な道具とスペースがなければ自宅での実現は難しい。
そこでオススメしたいのが、各地にある”流しそうめん処”。
木漏れ日のもと、涼しい風を感じながら、流れてくる冷たいそうめんをすする。
今回は、夏を存分に体験できるお店をピックアップしてご紹介しよう。
【岐阜】阿弥陀ヶ滝荘
昭和37年から続く『阿弥陀ヶ滝荘』。
流しそうめんの発祥地とも呼ばれており、期間中は多くの観光客が訪れる。
通常の竹ではなく、自然石で設けられたレーンが特徴的。
冷たく清らかな湧き水で流されるそうめんは、驚くほどにコシがある。
特製の麺つゆにおろしたての山わさびを添えて頂こう。
深い山奥にあるそうめん処。
夏とは思えないほどに涼しく、雰囲気も抜群なので家族連れでもオススメだ。
電話:0575-85-2738
営業時間:
月~金/10:00~17:00 土日祝/9:00~17:00
定休日:無休
期間:5月~10月末(要確認)
参考URL:http://r.gnavi.co.jp/55ntdyr50000/
【福島】鈴屋流しそうめん
店内に、半分に割られた長い竹がズラリと並ぶ。
左手の壁の向こうにある厨房から、そうめんが次々と流れてくるスタイルだ。
マジックミラー越しに店員が様子を見ながら流してくれるが、素早く食べないとザルがいっぱいになってしまうので勢いよくすすっていこう。
ちなみに、他ではみられない、流し蕎麦もあるので試してみる価値あり。
夏に訪れたい観光スポット『入水鍾乳洞』の近くにあるので、ランチをとりたいなら是非とも利用して頂きたい。
【京都】料理旅館 ひろ文
避暑地として有名な、京都・貴船。
川のせせらぎを足下に感じる、川床が夏の風物詩だ。
いつもの白いそうめんが流れてきたかと思えば、梅が練りこまれた爽やかな赤色のそうめんも流れてきて飽きることがない。
なにより、川の流れる音をBGMに、大自然のなかで味わう流しそうめんは別格だ。
腹ごしらえを済ませたら、水の供給を司る”たかおかみのかみ”が祀られている『貴船神社』へと足を運んで頂きたい。
とはいえ、毎年とても人気となるスポット。数時間は並ぶ覚悟でチャレンジしてほしい。
電話:075-741-2147
営業時間:11:00~19:00
定休日:無休
期間:5月1日〜9月下旬(要確認)
公式URL:http://hirobun.co.jp/menu/index.html
おわりに
そうめんの元祖は、奈良時代の”索餅”。
もち米の粉をこねて、細く伸ばして縄のようにねじったお菓子である。
現代と同じ形のそうめんが作られはじめたのは、鎌倉時代から。
文献にも”素麺”の文字がちらほら見られ、寺院の間食として広がったらしい。
簡単に素早くつくれる、夏の強い味方・そうめん。
その歴史に思いを寄せながら、清涼地での流しそうめんを楽しんで頂きたい。