限られた命が紡ぐ妖艶な光景。 初夏に”蛍鑑賞”を楽しめる、おすすめスポット 3選。
限られた命だからこそ、儚く、美く見えるのだろうか。
5月〜6月という短い間のみ、観ることが許される”蛍”。
なかには、生まれてこのかた一度も見たことがないという人もいるかもしれない。
しかし、意外にも意外、蛍はアクセス便利な場所でも見ることができる。
昔は難しかったかもしれないが、最近では「蛍を守る」という意識から、さまざまな場所で繁殖活動を行っているのだ。
少し涼しい初夏の夜、女性とのロマンチックなデート使いにもピッタリ。
今回は、おすすめの蛍鑑賞スポットをご紹介しよう。
【東京】椿山荘
新宿駅からバスで30分ほど。
日本を代表するホテル『椿山荘』は、蛍鑑賞でも有名なスポットだ。
「ここは東京?」と思わせられる、広大な庭園が魅力。
穏やかなに流れる小川があり、そこで蛍が飛び交うのだ。
5月下旬から6月下旬が見頃で、色とりどりな紫陽花とのコラボが美しい。
『ほたるの夕べ ディナーブッフェ』と銘打った期間限定のイベントも開催されており、椿山荘のホスピタリティと共に初夏の雰囲気を楽しむことができる。
とにかく都心から近いので、気兼ねなく足を運んで頂きたい。
【大阪】新梅田シティ・中自然の森
空中庭園が観光名所・梅田スカイビルの麓にある公園。
直径70mの広さに2,100本の樹木が育っており、買い物客やビジネスマンの憩いの場となっている。
小さな滝、川、池が造られており、繁殖を目的とした産卵促進のため約2,000匹の成虫を放流。
おかげで、毎年のように蛍を鑑賞することができるのだ。
見頃は6月頃。
都会のネオンと織りなす蛍の灯りに、感動することだろう。
電話:06-6440-3899/新梅田シティ総合インフォメーション
開催期間:例年6月中旬〜6下旬
営業時間:7:00〜22:00
入館料:無料
公式URL:http://www.skybldg.co.jp/
【静岡】はままつフラワーパーク
JR「浜松駅」からバスで40分ほど。
地元民からも人気の『はままつフラワーパーク』では、蛍の鑑賞時期のみ開演時間を延長。
夜間開演「蛍の夕べ」を開催しており、多くの観光客が訪れている。
園路や芝生が舗装されているので、自然豊かな里山よりは気軽に訪れられるだろう。
同時期には、バラ、花菖蒲、紫陽花などの鑑賞が見頃。
鰻、餃子、魚介類といった美味しいものがたくさんの静岡を訪れるなら、蛍も同時に楽しめる初夏がおすすめである。
電話:053-487-0511
開催期間:例年5月下旬〜6中旬
営業時間:21時まで開演
入館料:大人600円
公式URL:http://e-flowerpark.com/
おわりに
最後に、蛍鑑賞時のマナーを記しておこう。
まず、蛍は強い光を嫌うため、懐中電灯やカメラのフラッシュなどは厳禁だ。
スマートフォンの撮影も避けたほうがいい。
自身の目にしっかりと焼き付け、思い出と共に大切にしまっておこう。
また、生息エリアを汚さない、草むらに立ち入らない、蛍を捕まえない、といったルールは、常識のある大人として遵守して当然。
来年も再来年も、ずっとその場で蛍が見られるよう、蛍を守っていくという意識を持って、蛍鑑賞を楽しんで頂きたい。